ほんとうは“朝三暮四”で、何を伝えようとしたのでしょうか。

 衆愚の虚しさを説くためか、数や時間の概念を教えようとしたのか。
 現代社会に通用する、オリジナルな解釈や考えを述べてください。
 
 あまりの荒唐無稽も困りますが、奇想天外なパロディは歓迎します。
 従来の解釈(↓)を、そのまま引用コピペしないでください。
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%A4%C1%A4%E7%A4%A6%A4%B5%A4%F3%A4%DC%A4%B7&stype=1&dtype=0&dname=0ss
 
── 【朝三暮四】「ちょうさんぼし」〔「列子(黄帝)」などに見え
る故事。狙(そ)公(=猿回し)が猿にトチの実を朝に三つ、暮れに四つ
与えると言ったら猿が怒り出したので、朝に四つ暮れに三つやると言っ
たところ猿が喜んだというもの。狙公橡(とち)を賦(くば)る〕
 
1 表面的な相違や利害にとらわれて結果が同じことに気づかぬこと。
2 うまい言葉で人をだますこと。
3 命をつなぐだけの生活。生計。 ── 《Yahoo! 大辞林》
 
(↓)過去はてな
http://www.hatena.ne.jp/1085083249“数の風景”20040521
http://www.hatena.ne.jp/1104304375“時の風景”20041229
http://q.hatena.ne.jp/1127261552 “音の風景”20050921

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  • 終了:2006/06/27 02:55:03
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回答10件)

id:yukitugu No.1

回答回数446ベストアンサー獲得回数10

ポイント15pt

資本主義経済の真理を極限まで単純化したモデルなのでは?

所詮、資本なり生産手段なりを持たない労働者階級が資本家相手に条件闘争をしてみても最終的なイニシアティブは握られたまま。

せめて面子だけでも保てれば喜びもするさ、という、、、

朝四つもらえればお昼に一つ回せるから健康管理のためにもなるしね(涙)

id:adlib

 

♪「朝は朝星、夜は夜ボシ、お昼に梅ボシいただいて、あ~ぁ酸っぱい

(失敗)は成功のモト。痴楽青春手帳より」

http://d.hatena.ne.jp/adlib/20031204

 

2006/06/20 05:02:45
id:TomCat No.2

回答回数5402ベストアンサー獲得回数215

ポイント15pt

これは、勤労者の要求を第一に処遇すべきであるという

雇用側のあるべき姿を教えたものですね。

 

猿としては、まず1日の仕事の始めに先立って、

1個でも多いトチの実を受け取ってそれを食べ、

勤労に必要な活力を得たいわけです。

 

または朝2個のトチの実、昼2個のトチの実を食べるために、

1日2回の給与なら朝は4個でなければ困る、

ということもあるでしょう。

 

あるいは朝の段階で1個分のトチの実の余裕を持つことで、

その安心感が良い仕事につながっていくということもあるでしょうし、

もしかしたら猿も朝の1個の余裕を利殖に回したりして

さらに豊かな暮らしを目指しているのかもしれません。

 

とにかく、勤労者側が要求するからには、

何ごとにもそれなりの理由というものがあるわけです。

しかし、無産階級の要求なんてささやかなものですから、

豊かな資本を持つ雇用者側にしてみれば、

ちょっと長い目で見れば結果は同じと言える程度の些細な物。

だったら雇用側は、簡単に勤労者の要求に応じられるじゃないですか。

こうした勤労者要求を尊重していくことが仕事の質を高め、

結果的に雇用側の利益につながっていくわけです。

 

逆に勤労者要求に対する理解の欠如は、

長い目で見れば無視できる程度の目先の損失を惜しむことにつながり、

それが雇用側の利益を大きく下げていく原因にもなってきます。

 

大切なことは、ちょっとした制度の改善で、

何が大きく前進して、何が変わらずに済むかという経営判断です。

無産階級である勤労者は短期の利益と生活の安定を望みます。

これに対して資本家である雇用側は、長期のスパンで

利益を見通していくことが可能なわけです。

 

この視点の差をうまく活用して、労使双方の要求を満たし、

双方の利益を高めていく経営戦略が大切だぞと。

結果7個で変わらない1日の労働分配に対する要求を

朝1個という些細な違いで突っ跳ねるような愚行は、

経営者としてとても損だぞと。

そういう教訓を、この言葉は教えてくれているわけです。

id:adlib

 

 昨年の株主総会で、先に配当を出せという株主の発言に、ホリエモン

が涙したシーンが思いだされます。株の時価相場世界一を目指していた

彼の経営学は、にわか投資家には理解されなかったのです。

 

2006/06/20 05:14:02
id:aase No.3

回答回数132ベストアンサー獲得回数5

ポイント15pt

http://www2.health.ne.jp/library/0300/w0301013.html

夕飯をしっかり食べるより朝飯をしっかり食べる方が体にいい、という事。

どちらも合計は7/dayだけれども、エネルギー効率は格段に違ってくる訳で、

つまり、一見どっちにしろ一緒と思われるような事象の中にも実は違いがあり、

それを見抜けないで「馬鹿だなぁどっちにしたって変わらないのに」と思っていると

違いを見抜いている者に出し抜かれたり、利用されたりするかもしれないぞ、という事。

丸め込んだ気になっているのは猿使いだけで、実は猿は「朝四」の意義を解っていたかもしれないぞ、と。


気付けば、フルにパラドックスな答えになってしまいました。

id:adlib

 

 なるほど、栄養学だったのか! 

 子供のころに、好きなオカズを先に食べるか、最後にとっておくか、

それなりに重要な決断でしたね。

 

2006/06/20 05:26:14
id:monkey_timpo No.4

回答回数242ベストアンサー獲得回数6

ポイント15pt

私も今までは労働心理に基づき、いかに士気を下げずに限られた財で部下を使うか、という認識でこの言葉を覚えていたのですが、このはてなでもう一度考えてみて新たな認識が生まれました。

「トチの実を朝に三つ、暮れに四つ」も「トチの実を朝に四つ、暮れに三つ」も紙一重。もちろん実際問題、猿はしゃべれませんので、結局は部下が怒るも喜ぶも紙一重。暗黙の了解(日頃のコミュニケーション)でいかに部下に最適な対価が支払われるかということでしょう。つまりは上司の臨機応変さと部下への心遣い(コミュニケーションの維持)が必要である。という解釈に到りました。

とてもいいはてなでした。

id:adlib

 

 ボーナスを夏に四ヶ月、暮れに三ヶ月。春は春闘、秋は年末闘争で、

朝令暮改ならぬ夏令暮改などなど、むかしありけり。

「多く出せないなら、早く出そう」という経理部長も実在したんです。

 

2006/06/20 05:50:00
id:aoun No.5

回答回数276ベストアンサー獲得回数9

ポイント15pt

 私はあまり中国古典の知識はないですし、以下は飽く迄も私の独説に過ぎませんが、


 まず前提と致しまして、古代中国では、衆民の支持を得る、部下の支持を得ることの重要性を説いたものが多いと思います。

 劉邦と項羽でも同じです。当時の兵隊は、要するに地元では食えないので、兵隊に行けば飯が喰えるから劉邦や項羽の軍に兵隊として参加しました。

 土地や集落の長老は、劉邦や項羽の徴兵命令に対して、一方的に村や町を荒らされる場合は、なんだかんだと理由を付けて、若者をあずけない等の場合も多かったのではないでしょうか。

 そのような意味で、織田信長の時代的な近代的徴兵制とは違い、兵が集まったり集まらなかったり、戦の勝敗よりも飯をくれる大将の方へ裏切ったりなどがあったと思います。

 劉邦は戦下手ですが土地の古老を足しげく回り、土地の古老と常々面会し、粗略に扱わまじき旨を伝え勝戦の暁にも優遇する旨をアピールなどし、土地の古老の支持を取り付け、また、いざ戦ともなれば、巨大な食料を抱える土地に陣取って戦もせず動かず立てこもっていたりしたとも言うと思います。巨大な食料の上に座り込んで、立てこもっていただけですね。これらの話も信憑性云々は常にあるとは思いますが。

 ですので、この当時いかに部下衆民の支持を得るかが非常に重要だった中で、それに関する談義ではないかと思います。

 

 この話のポイントは、公は賢人であり、部下は「猿」だという点にあると思います。「猿」はヒトではないわけです。主君としては、部下に対して、清廉・高い人格・利害を除いた忠誠心・利害なき友情・共通の志、などがあってほしいなと思うのに、現実はそうではありません。部下の欲しいものは、直裁に言ってみれば、今の食い物であり、今の金であり、今の虚名であり、今の分けられる権力なわけです。今、それらが欲しい、だから部下になっている、という「猿」ですね。

 公は家族の食も減らして、これらの、いつ下克上して主君の布団に寝ようと裏切るかも知れない猿をかわいがります。「猿」ですから欲望を持っているわけです。主君が「猿」をかわいがるのは、「猿」のためにあらず、主君みずからのため。その中で、「猿」の飯をヘラすのもやむなしとなった暁に心配されるのは「猿」の反逆・不服従なわけです。


 この中で、公は「猿」に、「飯を減らして、朝どんぐり3つ、夕どんぐり4つ」というと猿が怒ったわけです。公がそこで”なにを言うか!!。おれは、常日頃、家族の食べるものを減らしてまで、「猿」のように欲深いおまえたちに多量の食べ物を与えてきた!!。俺の経済力が弱ったときこそ、おまえたち「猿」は主君を助け、この危機を凌いでいこうとすべきなのに!!。恩を恩とも思わず、志もなく、この上食い物だけを欲しがるとは!!」と怒るのが普通なわけですが、人間通(猿通?)の偉大な主君は怒らずに、即座に、その場で、言を翻しました。

 「…むう、おまえたちの要望は、それでは不足と言うか。ならば、おまえたちの意見を無視することはできん。おまえたちの要望を受け止めてやることといたそう…。朝4つ、夕3つ、に変更してつかわそう。ううんむ。」と公は言葉を掛けてやりました。


 まるで児戯にも似た主君の出した2案ですが、今の金が欲しい、今の権力が欲しい、今の虚名が欲しい、だけの猿たちは、主君の言うことを、”妥協案を得た””主君に対して要求を突きつけて呑ませた””対応を取り付けたから、政治交渉的には成功した”と考えて大喜びをして、合意したわけです。ビジネスが成立したわけです。

 が、主君にしてみれば、同じものを与えただけです。


 主君に言わせれば、ヒトでなく「猿」なわけですから、日頃たいして役に立つわけでなく、忠義も志も友情もない部下です。今の金、今の権力、今の虚名を欲しがっているだけの「猿」です。が、しかし、公の事業を成立させるためには、その「猿」の支持を失うわけにはいきません。本来なら、怒るのが人間の筋である(日頃家族の飯をヘラしてまでサルをかわいがり…主君の経済力が弱ったときぐらい一致団結してなんとかしてほしいと思うのがヒトの常でも)、当然怒るべきところで、その賢君は怒らず、冷徹に、「猿」を掌握したわけです。


 ですからこの話は、この賢君の姿勢・冷徹を褒め、同時に、部下或いは、ヒトとは「この猿のようなものだよ」という達観を述べ、さらには、「猿だって、本当はそんな馬鹿じゃないのだが、時にはこんな馬鹿な結果を出したりするものよ」という可笑しみ、がこめられた逸話ではないかと思いました。


 一方TomCatさんも言われていますが、私も、猿もなかなかたいしたものだと思います。

 現代会社的に考える場合ならばですが、

 食い物など、必要なものは必要だとして、猿は主君に要求するわけですが、主君が猿の要請に妥協し、猿を一方的に支配する姿勢と逆の姿勢を見せたところで、猿も、それ以上無理は言わず、総量は同じとして、猿も妥協したわけです。現代会社的に考えれば、そう考えることも出来ると思います。

id:adlib

 

 現代の財政学では、株式相場に前場と後場があり、資産総額も変動が

生じます。後場に急落する危険もあるので、ひそかに自社株に投資して

いる社員は、午前と午後で忠誠心が揺らぐかもしれませんね。

 

2006/06/20 06:44:34
id:monkey_timpo No.6

回答回数242ベストアンサー獲得回数6

ポイント15pt

もう一つ。

トチの実はもともと飢餓時の食糧ですので、単に猿はすぐにでも沢山食べたかったのかも知れません(「命をつなぐだけの生活」が物語るように)。とすると朝に五つ暮れに二つ、朝に六つ暮れに一つの方が喜んだ可能性も捨てきれません。現代の裕福な先進国ではうまく説明できませんが、お隣の北朝鮮など飢餓に苦しむ国では説明が付くはずです。

id:adlib

 

 飢餓時の食糧だと、インフレ下の給与にあたりますね。朝に100円

で買えたものが、午後には200円になっている。ヤフオクみたい! 

 明日のステーキよりも、今日の牛丼という空腹状況でしょうか。

 

2006/06/20 06:55:37
id:Baku7770 No.7

回答回数2832ベストアンサー獲得回数181

ポイント15pt

 先ずはパロディ的解釈から。(4つ+1つ計5つです)

 

 新婚当初はお淑やかだった女房も半年を過ぎると、激しく求めるようになってきた。

 ある朝、妻からの会話

「ねぇ、昨日は疲れているからって2回しか愛してくれなかったけど今晩は3回愛してね。」

 仕事に出た夫に、何故かその日は普段よりキツイ仕事が与えられた。フラフラになって帰ってきた夫は朝に言われたノルマをやっとの思いで達成した。これでようやく眠ることができると一息ついた夫に向かって妻が耳元で囁いた。

「ねぇ、もう一回。」

【教訓】

 朝に言われたノルマを夜になってから達成しても、夜にはノルマはきつくなっている。

→愚かな経営者が期初に立てたノルマは、経営者の無駄遣いが原因で期末には更にキツイ内容に変更される。

 

 その2。

 新婚当初はお淑やかだった女房も半年を過ぎると、激しく求めるようになってきた。

 ある朝、妻からの会話

「ねぇ、昨日は疲れているからって2回しか愛してくれなかったけど今晩は3回愛してね。」

 夫を送り出した女房は家から遠いがスタミナ食材が安く買える2つ先の村にある肉屋に行き、普段より多目の肉を安い値段で買い、亭主が頑張れるようにとご馳走を作って亭主の帰りを待つことにした。

 仕事を終え、女房から朝言われたこと憂鬱な気持ちで帰ってきた夫だが、その料理を食べ終えた夫は、その夜頑張って4回妻を愛した。

【教訓】

 朝にきついと思っていたノルマも夜までに十分な準備をしておけばそれ以上の成果を上げられる。

→賢い経営者が期初にキツイノルマを掲げるが、社員の意欲を高めるなどして、それ以上の成果を上げさせる。

 

 その3。

 ある朝のこと。3人目の子供を産んだ女房に向かって夫が言った。

「これが限度だ。これ以上子供が産まれたら育てていけねぇ」

「あなたの言う通りよ。でも、最後にもう一回だけ愛して」

 その朝、2人はこれが最後と、いつもより激しく愛し合い、夫は仕事に出かけた。仕事を終えて帰ってきた夫に向かって妻が言った。

「あなた、今晩も愛してくれていいわよ。昼間産婆さんところに行ったら、4人目ができています。だって!」

【教訓】

①見え見えの嘘をつくこと

②油断をすれば、失敗する

 

 その4。

 披露宴が終わった日の朝、処女のまま嫁いできた妻が痛がるのを無理矢理3回愛して、夫は仕事に出てて行った。

 新婚へのやっかみもあって、その日は普段と比べて格段とキツイ仕事課せられてフラフラになって帰ってきた夫は、今晩は1回ですませようと考えていた。

 しかし、新婚の妻は

「私のことを一日でもう飽きたのね。」

と泣き出したので、夫は仕方なくその日の晩、妻を4回愛することになった。

【教訓】

①最初から飛ばすとバテる。

②妻の教育は最初が肝心。

 

 そして最後に。

 

【教訓】

 少しずつ変えたとはいえ、似たようなジョークを4回もやると飽きる。読んでいる方はもっと飽きているだろう。

 

 ここからは真面目に。

 毎年、プロ野球選手と球団との年俸交渉で揉める記事を見ます。朝三暮四の解釈の中で、結局同じ事を言っているのに何故朝三暮四は怒るのに、朝四暮三だと了承するのかという答えがその中にあると考えます。

 例えば星野政権の2年目。阪神が久しぶりに優勝していますが、その中で功労者の一人、矢野の年俸は上がってもいなければ、報奨金も貰えませんでした。(最後は忘れましたが)。FAで複数年契約を結び、優勝した時の条項が入っていなかったからです。FA宣言後の矢野選手の活躍を見ると、評論家は口を揃えて、単年度契約であれば年俸はもっと高くなったであろうと言います。私も同じ考えです。でも、矢野選手のポジション、捕手であるということを考えると、ケガで欠場という可能性は高いです。単年度契約を結んで、翌年ケガをしてしまえばと考えたら複数年契約を結ぶという選択肢は全くの間違いだとは言えません。

 

 猿がどんな仕事を命じられたのかは判りませんが、猿にしてみれば、朝に3つしか実を貰えなければ、途中怪我をしたら3つしか貰えないことになります。同じ7つの実でも、朝に4つ貰えれば怪我をしても4つは貰えることになります。人間が裏切って暮れの3つ又は4つをくれないまま逃げてしまうことだってあります。

 それを考えたら、あながち猿が馬鹿と言い切ることはできません。

id:adlib

 

 中華風の、コッテリ回春譚に脱帽(粋人=お祖父さまの遺伝子か)。

 近代社会の資本家と労働者は、貨幣と労働力を交換する関係にある。

 貨幣は自己増殖するが、労働力は不可逆で、正午から六時半に向う。

 

2006/06/20 16:32:27
id:ROYGB No.8

回答回数70ベストアンサー獲得回数4

ポイント15pt

「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足のものは何?」というなぞなぞのように、朝と暮れを人生に例えていると考えたらどうでしょう。

その上で、もっともらしいことを書いてみると。今までの日本の社会では終身雇用や年功序列の賃金によって、若いころは少ない賃金で働き、年をとってから多くを得ることのできる、言ってみれば朝三暮四のような仕組みでした。これが、最近ではいわゆる実力主義や成果主義のような仕組みが増え、朝四暮三とでも言うように変化してきています。

id:adlib

 

 月給は日給の後払いで、賞与や退職金も、賃金の後払いにすぎない。

 リストラにあたっては、早期退職金を割増提示して、希望者を募る。

 年金の掛金期間から受給期間になると、少しづつ減額されていく……。

 

2006/06/20 16:45:31
id:rikuzai No.9

回答回数1366ベストアンサー獲得回数141

ポイント15pt

http://homepage1.nifty.com/kjf/China-koji/P-202.htm

http://www.d1.dion.ne.jp/~kalinka/china/colum/colum3/tyousanbosi...

http://www.yuichiro-itakura.com/archives/2005/08/30-0918.html

検索してみても色々な解釈がでてきておもしろかったです。


私はというと、与える側と与えられる側の価値観や目的の相違と、そのすり合せ方法を例示しているように思いました。


狙公=与える側は合計7つのトチの実という「実質」や「結果」を重視し、

猿=与える側は授与の「方法」や「経過」を重視していると捉え、

これを一日というスパンで双方の価値観の相違をすり合せる時、

まず与える側から提案をし、

与えられる側の価値観を理解し、

与える側は自分の目的を達成する範囲内でその意見を反映させることが、

最短最良の解決方法だということかと。


ではそれを提示する目的はというと、

まず、用例によれば人と猿という関係から、与えられる側を低く見ている立場からの見地が大多数ということだと思うのですが、本来の故事は狙公は猿を低く見ていたわけではないことが伺われます。


まず、狙公の二つの提案は過程は違えど結果は等価であって、結果を安価にしたわけではありません。

私がお猿たちを自分の利になるように説得するなら、

「一日に一回だけ、晩に七つ渡す」と言って反感をかっておいて、

「では一日に三回、朝に二つ、昼にも二つ、更に晩に二つ渡すのではどうか」といってみると思います。

猿たちが本当に計算能力がなく愚かならただ「たくさんもらえる」と喜んで納得してくれそうですから。

また、狙公の猿たちの抗議の解釈も「朝三つでは少ない」であって「七つでは足りない」というものではなく、

実際「朝四つ」で猿が喜んだことから狙公の解釈が正しいことがわかります。

これを「猿が計算できなかったから喜んだ」と解釈すると「猿は愚か」という答えになると思いますが、

猿たちが怒ったという事は以前の配給数よりトチの実が少ないことを理解しているということですし、更に提案を喜んだのですから三つより四つが多いことを理解していることですら、これらを考えると、一概に「計算できなかったから喜んだ」とは言えない様にも思います。

つまり狙公は猿の意図(価値観)を理解できる人間だったということであり、猿は狙公の事情(現状維持は難しい)を理解していたと考えることもできるのではないでしょうか。

更にそもそも狙公は猿を使役の為に飼っていたのではなく、猿好きのために飼っていたという記述も見受けられます。

代価が金子などではなく、食糧ということからも、この例示が「利」について語ったものではないように感じられます。


これらのことから本来は帝王学的な見地による、理想的な主従関係や君主の「徳」を説いたものであったのではないかと推測します。


例えば、

「…のように、君の力及ばず、民に国のため更なる犠牲を強いることあらば、必ず民に問い、その声を聴き、その意を酌み、双方の理を通すよう思案せよ」

という感じでしょうか。


これが資本主義的な思想や、専制君主的な為政者によって「強者弱者の論理」にすりかえられたことから、

今日のような解釈が主流になったのではないかと。


以上穴だらけの論旨ですが一解釈として。

id:adlib

 

 帝王学にはじまり、君主論・余剰価値論・年金学にいたる本格論文。

 板倉説「経済は、金の時間価値を知らざる者から知る者へ移転する」

 わたしの命題「サルは、過去と未来の概念を理解できるのか?」

 

2006/06/20 17:27:16
id:ha0 No.10

回答回数38ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

たしか朝が3本足で暮が4本足でしたっけ。

人間・・・じゃないし・・・

細かいところまでは忘れましたが意味は

「クイズに答えて人生変える」

だったと思います。ファイナルアンサー。

  • id:Baku7770
     オチを間違いました。
    >【教訓】

     少しずつ変えたとはいえ、似たようなジョークを4回もやると飽きる。読んでいる方はもっと飽きているだろう

     似たようなジョークを3つ作るのは朝の内に可能だが、4つ目ともなると流石に暮れまでかかる。これがトドメの朝三暮四。
  • id:adlib
     
    ── 朝三暮四は「すぐ変わること」? 鳩山首相、朝令暮改と勘違い
     
    ・鳩山由紀夫首相が22日午前の衆院予算委員会で、中身は同じなのに巧
    みに変化があったようにごまかすことを意味する故事成語「朝三暮四」
    を、命令がころころと変わることを表す「朝令暮改」と勘違いし、質問
    した自民党の茂木敏充幹事長代理から言葉の由来と正しい意味について
    「講義」を受ける一幕があった。
     
     茂木氏は、政府が今年度の第1次補正予算で凍結した財源を第2次補正
    に回したことを批判した際、「朝三暮四という言葉をご存じか」と質問。
    これに対し、首相は「知っている。朝決めたことが、夜すぐに変わると
    いう意味、物事をあっさり変えてしまうことだ」と 自信たっぷりに答
    えたが、茂木氏に「それは朝令暮改」とすかさず切り返され、出席者の
    失笑を買った。
     
     朝三暮四は、宋の狙公が飼っていたサルに木の実を「朝三つ、暮れに
    四つ与える」と告げたところ、サルが不満を示し、狙公が「朝四つ、暮
    れ三つ」と言い換えるとサルが喜んで受け入れたという故事に由来する。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100122-00000067-jij-pol
     

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