米本社からの問い合わせです。
本社から日本の子会社に長期出張者がきている場合、日本の子会社が、出張者に対して、日本での就業中に負うべき健康配慮の手続き(health surveillance)を教えてください。
私自身は人事担当ではありませんが、今までに20人以上を本社(米国)や他拠点(シンガポール、英国)から受け入れた経験があります。ここで言う長期出張は1月を越えるものと考えております。健康保持はとても重要な事と自分は考えます。ただ健康配慮
の手続きというとちょっと分かりませんが、受入れ担当として気を使っている項目を挙げます。
1.英語が多少できる医者を探しておく
何かあったときに、すぐに掛かれる英語が堪能なお医者さん(診療所)をあらかじめ探しておくと出張者の人も安心します。男性と女性それぞれのお医者さんを探すとさらにいいと思います。出身国によっては女性が男性の医者にかかるのを嫌う事がありますので。
2.日本での定期健康診断の機会があれば受けさせる
日本の会社では必ずある定期健康診断はとてもいい機会です。実は定期健康診断を会社側で面倒見るのは海外ではとても珍しいことで、出張者にとってはとても心に残るイベントのようです。ただ、バリュームによる胃の検査は至難の業です。検査する方は結構苦労して動きを指示しています。
3.旅行者保険(医療保険)をかける
もちろんされていると思いますが…
4.海外の一般薬を取り扱っている薬局を探す
東京には幾つか海外の一般薬を取り扱っている薬局があり、出張者にしては使い慣れている薬を服用できるので安心みたいです。
5.アレルギー、持病等の有無を確認する
日本とは食生活が異なる国からの人は食事には何かと気を使います。特にピーナッツ、そば等にアレルギーがある人は要注意です。外食してオーダーする際にもアレルギーのものが含まれていない事を確認要です。
6.できれば母国出国前に医者に見てもらう
マー、あまりやる人はいませんが、持病等がある人は事前に常用薬の補充をかねて、医者に行く事を進めています。歯医者にも…
7.10週間ごとに母国に帰国させる。
ビザ等の事もあるでしょうが、一時帰国させるのは気分のリフレッシュとホームシック防止にも必要です。必ず一時帰国費用は受入れ担当は予算の一部として見積もる必要があります。
8.週に一、二回は夕食に誘う
やっぱり、日本に身寄りがいない出張者にはストレス解消にまめにコミュニケーションをとるのは当然でしょう。
9.社外の他外国人と接する機会を設ける
あと、六本木の外人バーや顧客の外国人等に紹介し、少しでもストレス発散させる。アメリカンクラブに所属しているならそこのジムに行かせるのもいいかと。
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