各種の無料ツールと自由さ、そして操作の軽快さがポイントじゃないでしょうか。
有る程度慣れてくると、マウスでの操作をするよりも、キーボードでコマンドを入力していった方が、文字入力と合わせて高速に出来るので(マウスを操作すれば、ホームポジションから外れるために、一回マウス操作するだけで1秒とか入力が止まりますが、Linuxのコマンドベースで生活していると、全てキーボード操作で出来るために、そのロスが無くなります) 最終的に、仕事が速くなります。 Windowsだと、どうしてもボタンをクリックしなければ出来ない操作が出てきたりしますので。
また、オープンソースソフトが豊富なので、既存のソフトを自分が使いやすいようにカスタマイズするとか(キーマップなど)出来るので、とても快適です。
シェルプログラムが扱えるのも良いですね。 ちょっとしたCSV帳票などに定形加工を加える場合など、シェルプログラムを少し書けば一気に処理できます。
あと、一番ポイントだと思うのは設定の移行のしやすさでしょうか。 Windowsの難解なレジストリではなく、/etc/以下のファイルや.rcで設定されているので、そのファイルをコピーすれば、新しいマシンでも殆ど手をかけずに、前のマシンと同じように使えるようになります。
http://hoihoi-p.yosiki.org/blog/420#comment227
上記は私のブログのエントリーの一つです。
(適切かどうか・・・。)
例えば、なにか不審な点が有るとか、問題がある場合、Winだと「アプリのメーカーのコールセンターに電話して聞く」、と言うことになりますが、「仕様です」の一言で返されることは、頻繁に経験しています。
Linuxはオープンソースですから、ソースを読んだり、コミュニティのソースを読める人からアドバイスを頂くとか、上記の様に自分のブログにアドバイスをご返答頂いたりということで、解決の糸口が開けていくことはWinと比較して大変多いです。
不具合のないソフトは有りません。
例えば、sylpheedと言う有名メールソフトが有りますが、解決方法に困って、記録としてエントリーしておくと、次の次のバージョン位で、作者が対策してくれた、ということも現実にあります。
(Hiro氏へ 感謝です)
Linuxは、これがカーネルに至るまで全てです。
こういう、「自分もコミュニティの一人だ」という状況を好まない方はLinuxは向かないと思います。
セキュリティ面ですね。
常に世界中の人によって改良が行われていてWindowsでは有りがちなセキュリティホールなどが無いので。
あとは安定性でしょうか。
>実際に利用し続けていくうちに、これははずせない、なくてはならないというものを知りたいです。
そういうものは現状ではないと思います。前はWinはインターネット関係が弱くて、なにも出来なかったのですが、だいたい今はWinでなんでもできます。またLinuxでできないことの方がはるかに多いです。
プログラマーでもなく、サーバーとしてでもなく、デスクトップでLinuxを使っている人というのは、たんにWinが嫌いな人です。デザインとか会社が嫌いとかだと思います。
Linuxの優位点としては、多少手間はかかるけど、たいていのソフトは無償で提供されている。(金はかからないが、労力がかかる)ソースが公開されているので、改造がしやすい。
一般人が使う場合は、ソフトが無償でも労力がつりあわないので、たいていWinに戻りますね。
コメント(2件)
Windowsは、リモートから利用する時に不便です。
10人位で一度に同時に利用する時は、回線の問題やCPUパワーの問題でかなりきついですよね。その点、CUIなら楽なので、そういう用途では、Windowsは使えないと思います。
ライセンス的にもWindows Serverを使わないといけないので、出費もかなりありますし。
具体的には、Windows内にあるメールを読むというのは、かなり面倒です。Linuxをデスクトップ用に利用していますが、sshdを立ち上げておけば、どのPCからもリモートから入って、メールが読み書きできます。
あと、意外に考えられていないのが、アップデートです。
Windowsは、WindowsとMS系のソフトしか自動でアップデートされませんが、Linux系だとcronで仕込んでおけば、一般のアプリケーション(ブラウザ、officeソフト等)も勝手にアップデートしてくれるので、非常に楽です。Windowsは、アップデートすると再起動をしつこく求めてくるのが、非常に嫌です。
あと、デフラグ。
使っているうちに断片化して遅くなって、それを早くするのに何時間もかかるなんてありえないですね。これは、ファイルシステムの問題でしょうが。
他には、カスタマイズできるとか、沢山のCPUで動く(PS2で動く)とか、色々ありますよね。
Windowsのようにオフィス系や趣味系のソフトをLinuxで使うこともできるにはできますが、Windowsと比較して動作が軽快ということも無く結構遅いですし、(経験的には)オフィス系や趣味系のソフトはWindows版に比べ頻繁にクラッシュします。
普通の人が普通にオフィスや家庭で利用する限りにおいては、Linuxに(コスト以外の面で)勝ち目は無いでしょう。