あるところに天才がいた。
彼と彼の家族は老化することが無くなり寿命という概念も無くなった。
怪我や病気をしてもあっという間に治す能力を持つようになった。
しかしある日、彼らを殺そうとする正体不明の存在が現れた。
そいつは自分のことを悪魔だと言った。
「お前の愛する人か、娘のどちらかを選べ。選ばなかったほうだけを殺す。」
「それが嫌なら問題を出そう。ただし間違えれば全員殺す。」
悪魔の出す数学や文学など難しい問題に対し、天才は何百問何千問と正解していった。
苛立つ悪魔はこう言った。
「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」
『この質問の答えは「NO」か?』
さて、天才は何と答えた?
自己言及に関するパラドックスですね。
仮に正解がYESと仮定し、YESと答えた場合、『この質問の答えは「NO」』を肯定することになり、
仮に正解がNOと仮定し、NOと答えると『この質問の答えは「NO」』を否定することになってしまいます。
したがって正解はないと言えます。
しかし自称「悪魔」が言うには「"間違えれば"全員殺す」なので無回答が正しい道かと思われます。
回答しなければ間違えることはありませんから。
天才は何も回答せず、無言のままでした。
なぜなら、悪魔が質問をしなかったからです。
苛立つ悪魔はこう言った。
「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」
『この質問の答えは「NO」か?』
悪魔の台詞は鉤括弧に括られていますが、最後の質問だけは鉤括弧の外にあります。
もし
苛立つ悪魔はこう言った。
「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」
「『この質問の答えは「NO」か?』 」
または
苛立つ悪魔はこう言った。
「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。
『この質問の答えは「NO」か?』 」
だったなら、天才はその質問に対して然るべく回答したことでしょう(残念ながら私には天才がどう回答しただろうかという見当がつきませんが)。
しかし、実際には、最後の質問は悪魔の口から発せられてはいません。
悪魔は「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」 と言ったきり、質問を天才に投げかけることをしなかったのです。二重括弧の中の質問は、きっと悪魔の心の中のモノローグか何かでしょう。
ニュアンスは違いますが、かなり正解に近いです!
鉤括弧の変化が発した言葉と思われなくなるというのは想定外でした^^;
答えはNOだ。
さあ回答をYESかNOかでこたえるのだ。
YESの場合
私の勝ちだな。
※『この質問の答えは「NO」か?』
「NOか?」NO(いや違う。つまりYES)
NOの場合
私の勝ちだな。
※『この質問の答えは「NO」か?』
「NOか?」NO(だ)(NOでしょう?)
NOのかかる位置を回答を聞いた後に意味づけてやるのです。
そうすればハズレない。
答えを言わせる作戦ですね。
答えが存在しないから悪魔もそもそも答えを言えませんからね。
>「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」
>『この質問の答えは「NO」か?』
答えがYES, NOのどちらでも論理的に矛盾が生じますね。
質問の答えがYESと仮定すると、「NO」でないので答えはNOとなるが、最初の仮定に矛盾する。
質問の答えがNOと仮定すると、「NO」なので答えはYESとなるが、最初の仮定に矛盾する。
そこで天才の言った回答ですが、例えばこういうのはどうでしょうか?
「NOは窒素の意味だが、この回答の答えはNOだ。」
これは面白いですね。
否定じゃない意味のNOだと解釈して、「窒素ではない」を選択したわけですね。
>「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」
>『この質問の答えは「NO」か?』
NO だと「答えよ」に「NO(答えない)」なのに「NO」と答えている。
だから「YES」
てのはどうでしょうか。
NO=答えない
という解釈をしたわけですね。
答えは『Yes』
なぜなら、”この質問は最後の問題である”という問いに対して、
『yes』だけが正解・不正解のどちらであっても、全員を殺してしまうと成り立たないから。
『Yes』が正解の場合 → (質問の終了時点では)誰も殺されない
『Yes』が不正解の場合 → 回答者がいなくなるので”次の質問を出す”ことが成立しない
『NO』が正解の場合 → 悪魔が次の質問を出題して成立
『NO』が不正解の場合 → 悪魔が全員を殺して成立
ここで問題なのが、悪魔の言った『質問』の概念が、人間界のものと同じで”問い手”と”受け手”の二人がいて成立するものでければならないこと。
また、悪魔は「質問が全て終われば、全員を助ける」とは言っていないので、これで全員が助かるとは限らない。これで、悪魔が帰ってくれれば良いですね。
全員が死亡した時点で次の質問は必要無くなりますね。
それと、たしかに悪魔は質問が終わった後に違う条件を出してくるかもしれませんよね。
無回答。が天才の回答と思います。
この問題はクレタ人のパラドックスのようなものだと思います。
悪魔の質問自体は正しいもので表現できるが、回答はYES・NOで表現や証明が
出来るものではない。 故に無回答が正解に一番近いものと思います。
以下クレタ人のパラドックスをゲーテルの不完全性定理で解説したサイトです。
http://www.geocities.jp/guzuryu/USOTSUKI/index.html
これで正解が洒落た回答だったら悔しいなぁ。。。
こちらも限りなく正解に近いです。
「Yes」
答えが「No」だった時、「その通り」=「Yes」
答えが「Yes」だった時、だから、「Yes」と言ったでしょ。
そもそもこれ、普通に考えたら悪魔でも答えを出せない問題なんですよね。
カッコの形が違い、「問題」と「質問」と別の言葉を使っていることから、
「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」と言っているのは悪魔
『この質問の答えは「NO」か?』 と言っているのはmarkIIさん
と思われます。
「この質問」とは「さて、天才は何と答えた?」で、悪魔が天才に聞いたのは
「お前の愛する人か、娘のどちらかを選べ。選ばなかったほうだけを殺す。」
というもの。「天才は何百問何千問と正解していった。」というから、娘を
選ばず、「問題に答える」という選択をしたと考えられる。
A.
つまり「娘のどちらかを選べ。」という脅迫に、「NO」と答えた。
これもちょっと面白いですね。
「どちらかを選べ」に対してNO
たしかに悪魔は「選ばなかった場合にどうするか」までは言ってないですもんね(笑)
天才は答えた。「困ったな天才の私でもその質問には答えられないよ。
全員を殺されるわけにはいかないから最初の提案の愛する人か娘だけにしてほしい。」
悪魔「仕方が無い。わかった。それで愛する人と娘のどちらを選ぶんだ?」
天才「娘だ。ただし、天才の私でも解けない問題を作った君を好きになってしまったよ」
これは上手い!
なんかのコメディ物語みたいですね。
(1)この質問の答えが、「Yes」の場合、
①「Yes」と答えれば、正解。
②「No」と答えれば、不正解。
(2)この質問の答えが、「No」の場合、
①「Yes」と答えれば、質問文に対して、「Yes」ということは、つまり、「No」の意味になり、正解。
②「No」と答えれば、質問文に対して、「No」ということは、つまり、「Yes」の意味になり、不正解。
以上より、「Yes」と答えた。
この質問の答えはどちらにも取れるのではなく、どちらでもないんですよね。
>1.「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」
>『この質問の答えは「NO」か?』
この質問=1なので、これが最後の質問でYESかNOのどちらかで答えよというので
答えは、YESかNOのどちらかで答えればいい。
相手が、NOかと聞いているので正解。
つまり、『YES』とだけ答えた。
むむ?
自己言及に関するパラドックスですね。
仮に正解がYESと仮定し、YESと答えた場合、『この質問の答えは「NO」』を肯定することになり、
仮に正解がNOと仮定し、NOと答えると『この質問の答えは「NO」』を否定することになってしまいます。
したがって正解はないと言えます。
しかし自称「悪魔」が言うには「"間違えれば"全員殺す」なので無回答が正しい道かと思われます。
回答しなければ間違えることはありませんから。
>回答しなければ間違えることはありませんから。
そう、これが最もシンプルで簡単に逃れる解答。
正解です!
NO?
YESの場合、答えはNOではないから、NOと答えればいい。
Noのばあい、答えはNOだからNOと答えればいい。
よって、どっちにしてもNOであればいい、のかなあ
のかなあ(笑)
「NO」が答え。
実際に『解答』が「NO」だとする「NO」という『回答』にも捉えられるし、
解答が「NO」ではないという意味の「NO」という『回答』にも捉えられるので。
広い解釈をさせるってとこでしょうか。
謎解きなので、その答えが「No」だけになるってことはないと思います。
例え天才は「No」と答えたのだとしても、謎解き質問にはその理由とかも必要であり、
回答欄に「No」だけ書いても質問者は納得しないと思います。理由も述べて下さい、みたいな。
よってNo以外の言葉も当然入ってくると思いますので、「この質問の答えはNoか?」と聞かれた天才は
「まぁNoだけではないよな」と思って「No」と答えたと思います。
えっと、質問ってのはもちろん「このはてなの質問」のことですよね・・・?
そういうことじゃないなら、問題と質問の違いがよく分かりませんでした。。
>謎解きなので、その答えが「No」だけになるってことはないと思います。
たしかに。この前提は大事ですね。
NO
質問は肯定か否定かを問うものであり、言語的な制約はされていないため、NOという文字列を肯定とする言語で答えればよい。
「答えない」のも一計だと思うけれど・・
答えないを選ぶ目的が肝心ですね。
「正解が無いから答えないことが正解」という解釈だと半分正解って感じです。
挑戦してみます。
『この質問の答えは「NO」か?』
> 天才が「YES」と答えた場合 > 『この質問の答えは「NO」である』という意味
> 本当の答えが「YES」だった場合 > 天才は「YES」と答えたので正解
> 本当の答えが「NO」だった場合 > 天才は「YES」と答えたが、『この質問の答えは「NO」である』という意味なので正解
> 天才が「NO」と答えた場合 > 『この質問の答えは「NO」ではない』=『この質問の答えは「YES」である』という意味
> 本当の答えが「YES」だった場合 > 天才は「NO」と答えたが、『この質問の答えは「YES」である』という意味なので正解
> 本当の答えが「NO」だった場合 > 天才は「NO」と答えたので正解
とても屁理屈に聞こえますが、「YES」・「NO」どちらも自信を持って答えた、というのが答えでしょうか?
ただ、逆に、
> 天才が「YES」と答えた場合 > 『この質問の答えは「NO」である』という意味
> 本当の答えが「YES」だった場合 > 天才は「YES」と答えたが、『この質問の答えは「NO」である』という意味なので不正解
> 本当の答えが「NO」だった場合 > 天才は「YES」と答えたので不正解
> 天才が「NO」と答えた場合 > 『この質問の答えは「NO」ではない』=『この質問の答えは「YES」である』という意味
> 本当の答えが「YES」だった場合 > 天才は「NO」と答えたので不正解
> 本当の答えが「NO」だった場合 > 天才は「NO」と答えたが、『この質問の答えは「YES」である』という意味なので不正解
ともなってしまうので・・・どうなんでしょう???
これが限界です。
これだけ真剣に答えて頂けると解答を出すのが恐れ多いです・・・(笑)
(出遅れた…)
天才は考えた。
悪魔の用意している答はYesかNoのいずれかである。
仮に、悪魔の用意している答がYesであったらどうであろう。
当方がYesと答えれば、それは「答はNoである」と答えたことになり、不正解となる。
一方、当方がNoと答えれば、それは「答はNoではない」と答えたことになり正解となる。
しかし、当方の回答には悪魔の解釈が入る余地がある。
すなわち、当方が「答はNoではない」という意図で発した「No」という言葉を、悪魔は当方がNoであると判断して発したと受け取り、不正解とする可能性がある。
むしろ、悪魔であるからには意図的にそのように解釈するおそれが強いであろう。
このことは悪魔の用意した答がNoである場合も同様に成り立つ。
さて、どうするか。
「…しばらく考えさせてくれ。」
「いいだろう。せいぜい考えるがいい。」
悪魔はニヤニヤ笑いながら館の屋根に飛び乗り、そこに腰掛けた。
それから幾星霜。
「ねぇママ、あれなに?あのお屋根の上の。」
「あれはね、『ガーゴイル』っていうのよ。ああやっておうちの中にこわーい悪魔が入ってこないように見張ってくれてるのよ。」
「ふーん、えらいんだね、『がーごいる』って!」
チクショウ…アノヤロウ、マダコタエネェノカヨ…。
今日もまた、声にならない『悪魔』の呻きが空に吸い込まれていく。
我ながらベタな感じになってしまいました…。
いやいや、大正解です。
ベタですが最も簡単に煙に巻ける方法ですよね。
「NO」が回答なんだろうけど...
「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」 を
「ではこれが私がお前(天才)に出す最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」にしないと問題が成り立たない気がする。
誰の何に対する『最後の問題』の定義が分からないです。
その辺は文字数制限などあるので察してあげてください(笑)
答えは「NO」
YESと答えた場合、正解NOなのに回答が「NO」にならない。
NOと答えた場合、正解がYESなので、回答が「NO」で正解となる。
後付け解釈パターンですね。
>「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」
>『この質問の答えは「NO」か?』
天才「YESかNOの二択」
って答えは駄目?
わからん(><)
こういう答え、嫌いじゃないです(笑)
間違ってはいないですよね。
NOと答えておけば
・答えがNOの場合、そのまま問題なし。
・答えがYESの場合、『この質問の答えは「NO」か?』 という問いに対して答えがYESということなので、そのことに対してNOという論理が成り立つ。
この回答結構多いですね~。
「Yes」と答えた。
「No」だったら悪魔の「では最後の問題だ。」の言葉はうそになる。
「Yes」で誤りならば 「ただし間違えれば全員殺す。」 で解答者がいなくなって終わり、「最後の問題」になる。・・・正解となるので殺す理由が無くなる。
そこで『この質問の答えは「NO」か?』 の言葉が引っかかるようだが日本語の考えでは「NoxNo=Yes」のようだが英語ではそうはならない。「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」に対しての「Yes,No」で決定される。
たしかに英語だとnoのnoはyesにはならないですね。
「では最後の問題だ。YESかNOの二択で答えよ。」
『この質問の答えは「NO」か?』
の中で実際の問題の部分は「YESかNOの二択で答えよ。」で、
二択で答えるのに答えがNOの一つであることはないので、
それを否定する言葉で答えるのが解答であると考えられる。
よって、YESかNOという言葉で答えるのであれば、その答えはNOであるといえる。
なるほど。
>回答しなければ間違えることはありませんから。
そう、これが最もシンプルで簡単に逃れる解答。
正解です!