Windows Serverのライセンス体系について

（１）ServerOS

クライアントライセンスの管理は実質不可能ですから、

インターネット接続クライアントにはCAL不要のWeb Edition。

Windows Server 2003, Web Edition の概要

Windows Server 2008 ライセンス概要

（２）RDBMS

SQLServerではプロセッサライセンスが必要となりますが、高額になってしまうので、

ExpressEdition（無料）の機能内で収まるようにするか、もしくは、PostgreSQLなど、

費用負担が無いもの（ただし開発費はかさむ）を検討する必要があると思われます。

「Microsoft(R) SQL Server(TM) 2005」のライセンス体系及び価格を発表、最終プレビュー版の日本語版を提供開始

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143761(SQL.90).aspx

　　↑ hatenaの仕様上　(かっこ　でアドレスが切れてしまうので、

　　　　ブラウザのアドレス欄にコピペして利用してください。

１．WindowsServerのライセンスの考え方

「知って得する Windows Server ライセンスガイド」（マイクロソフト公式）をご覧ください。

まず、サーバライセンスですが、これは WindowsServer 2003 に付属しているので心配は要りません。

次に、同時接続40ユーザーなら、クライアントライセンスが 40CAL必要です。WindowsServer を購入するときに、追加で CAL 数が 40 以上になるようにしてください。

なお、WindowsServer 2003 は既に販売終了しており、WindowsServer 2008 を購入してダウングレードする必要があります。ダウングレード権が付いていることを確認してから購入しましょう。

２．SQLServerのライセンスの考え方

「SQL Server ライセンス早わかりガイド」（マイクロソフト公式）をご覧ください。

まず、サーバライセンスを確認してください。

SQLServerには「プロセッサライセンス」と「サーバ／CALライセンス」の2種類があります。どちらの形態で購入するかを決めてください。

プロセッサライセンスで購入しているならば、それだけで必要十分です（ユーザー数無制限）。

サーバ／CALライセンスで購入するならば、WindowsServerと同様 40CAL 以上を同時購入する必要があります。

もっとも無難な選択肢を示します。余裕を見て、クライアントライセンスは 50CAL を購入した方がお得です。

1. WindowsServer 2008 Standard（WindowsServer 2003 Standardへのダウングレード権付） + 50CAL
2. SQL Server 2005 + 50CAL

（注１）WindowsServer 2003 Web Editoonにダウングレード可能なWindows Web Server 2008はWebサーバと電子メールしか利用できませんし、R2にアップグレードできないので購入してはなりません。

（注２）SQLServer ExpressEdition ではASP提供ができませんし、PostgreSQLはSQLServerとまったく異質のDBです。これらを選択するのは危険です。