山崎豊子さんの「花のれん」や「暖簾」のような「これぞ商人!」的な本が好きです。
司馬遼太郎さんならば「菜の花の沖」のような感じです。
時代は問いません。商人の場所(江戸・堺・近江など)やフィクション・ノンフィクションも問いません。
お薦めの商人的本を教えてください。
本の概要が解るURLを入れていただけると嬉しいです。
山崎豊子の『花のれん』が大坂の女商売人の生き様を究極的に書いた作品とすれば、有吉佐和子の『真砂屋お峰』は江戸っ子のおかみの心意気を爽やかに描いた作品と言えるでしょう。
材木商を営む真砂屋の一人娘・お峰が主人公。彼女自身と婿に取った夫の才覚・人柄、そしてこの時代の需要をうまく取り入れた商いの工夫によって、ますます商売繁盛する真砂屋。しかし彼女には悩みの種があり、ある日を境に不審な行動に出て・・・。
江戸の町文化を巧みに交えながら進んでいく物語は読んでいてとても興味深いものです。そして最後に待つ意外な結末。『花のれん』の多加とはまた違うけれど、これも江戸庶民にとっての伝説的な商売人の姿でしょう。
簡単ですが、私のレビュー。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/searchdiary?word=%BF%BF%BA%BD%B2%...
他にも最後のネタバレしない程度の書評を。
http://www.cl.bias.ne.jp/~sobae/sobae/manago.htm
『黄金旋風』は、商売というには話のスケールの大きくなってしまうのですが、江戸初期に実在した貿易商・末次平左衛門。その型破りな生涯を描いた作品です。
まだ国外との貿易が許されていた時代の長崎を舞台に、新たな権力者(江戸幕府)や外国人・宗教がらみのトラブルなどを巡って長崎を守ろうとする平左衛門の活躍を描いています。
こちらも書評をつけておきますね。
花登筺『銭の花』(ドラマ『細うで繁盛記』の原作)や『どてらい男』などはいかがでしょうか。
あらすじはこちらから
↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E3%81%86%E3%81%A7%E7%B9%8...
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A9%E3%81%A6%E3%82%89%E3%81%8...
銭の花、楽しそうですね。買ってみます。どてらい男は2票ですね。読むのが楽しみです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4150115117
http://www.inawara.com/SF/H135.html
宇宙商人が主人公です。舞台が宇宙のSFですが、連作短編形式ですので
一篇一篇はするすると読めると思います。
http://triplei.hp.infoseek.co.jp/syohyou/0002.html
異形コレクションの編集で有名な井上さんの小説です。
古い本なので入手困難かもしれませんが、私も学生の頃読んで面白かった記憶があります。
SF/ファンタジー/ホラー系と少々偏ったセレクトですが、他の人が挙げてこないであろう物をだしてみました。
確かに、場所を選ばないと宇宙でも商売になるんですね。少しだけ後になりそうですが、読んでみます。ありがとうございました。
時代小説じゃなくてすみません
すでに挙げている人もいるかもしれませんが、時代も場所も問わないのなら
【狼と香辛料】
http://www.amazon.co.jp/%E7%8B%BC%E3%81%A8%E9%A6%99%E8%BE%9B%E6%...
中世ヨーロッパな雰囲気の舞台ですが、主人公はただの商売人の若者であり、剣の達人の王子でも、魔法使いでもありません。ライトノベルに「為替」だの「信用取引」だのと商人の思考を持ち込んだのが画期的でした。
2票目ですね、おかげさまで読むのが少し楽しみになりました。為替、信用取引のラノベも素敵ですね。
山崎 洋子著 ホテルウーマン
以前、沢口靖子主演でドラマ化されました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%...
これ、絶対読みます、ありがとうございました。こういう根性系(だと思います)はちょっと好きです。
私自身、現実に会社を運営している立場として・・・・。
・どてらい男(花登筺・著)
・望郷の道(北方謙三・著)
・青年社長(高杉良・著)
などはいかがでしょう。
「どてらい男」は実在の上場会社の社長氏が
モデルになった半生記です。
古い本ですが小説としても面白いうえに
今なお参考になることがたくさんあります。
基本的に図書館で借りるのが吉です。
「望郷の道」は最近まで日経新聞に連載を
されていた新聞連載小説です。
北方氏ご自身の先祖がモデルになっていて
こちらも小説として面白いものになっています。
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%9B%E9%83%B7%E3%81%AE%E9%81%93%E3%...
「青年社長」はワタミの渡辺社長が
モデルになっています。
時代背景が最近な分、風俗小説のように
感じるところがありますが、こちらも
一気に読ませる内容になっています。
http://www.amazon.co.jp/%E9%9D%92%E5%B9%B4%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%...
この3冊ならどれも面白く読めるのでは
ないかと思っています。
青年社長は読みました、残り2冊はまだ読んでいませんので読んでみます。ありがとうございました。
山崎豊子さんは最新作以外全部読みました。大ファンです。ありがとうございました。
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫) (文庫)
高田 郁 (著)
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
amazonだけだと、商売ものなのか、内容がよく解りません。。。人情もの?
読んでいないので、なんとも言えませんが、読んでみます。ありがとうございました。
終戦直後、密貿易で栄えた沖縄に女親分として実在した女性のノンフィクションです。
熱病のような、と紹介されるのがよくわかる、全体的に発熱したような記述が小説のようでオススメですよ。
まだITバブル、という言葉すらなかった頃一つの会社で成功を極め、そして破綻した板倉氏の本です。
小説とは言い難いかもしれませんが、文章が巧いかたなので、エンタテイメント性を感じながら読めます。
iモードで隆盛を極めた夏野氏の意外な一面を知れたり。
いずれも「小説」じゃないかもしれませんが、面白さという点でこの2冊をお勧めしたいと思います。
社長失格は読みましたー。ナツコ読んでみます。ありがとうございます。
SFではありますが。
http://www.amazon.co.jp/dp/4150105553/
http://www.amazon.co.jp/dp/4150105715/
揉み手をする関西商人風、の話ではなく、星間国家勢力伸張の尖兵として
異国に送り込まれる(乗り込んでゆく)商人が主役のお話です。
大河ドラマ的な政治的背景を舞台に活躍する商人が魅力的ですよ。
ご紹介させていただいたのはシリーズの最初の2冊で、
それ以降の話は商人はあまり出てこなくなってしまうのが残念ではあります。
商人
著者:ねじめ 正一
日本橋瀬戸物町の鰹問屋伊勢屋にんべんの次男、伊之助。
父亡き後、兄を支え商売に精進するが、父の不在は大きかった。やがて商才を現し、危機を乗りこえ三代目となった男を描いた長編時代小説。
http://books.shueisha.co.jp/tameshiyomi/978-4-08-771283-4.html
山崎豊子の『花のれん』が大坂の女商売人の生き様を究極的に書いた作品とすれば、有吉佐和子の『真砂屋お峰』は江戸っ子のおかみの心意気を爽やかに描いた作品と言えるでしょう。
材木商を営む真砂屋の一人娘・お峰が主人公。彼女自身と婿に取った夫の才覚・人柄、そしてこの時代の需要をうまく取り入れた商いの工夫によって、ますます商売繁盛する真砂屋。しかし彼女には悩みの種があり、ある日を境に不審な行動に出て・・・。
江戸の町文化を巧みに交えながら進んでいく物語は読んでいてとても興味深いものです。そして最後に待つ意外な結末。『花のれん』の多加とはまた違うけれど、これも江戸庶民にとっての伝説的な商売人の姿でしょう。
簡単ですが、私のレビュー。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/searchdiary?word=%BF%BF%BA%BD%B2%...
他にも最後のネタバレしない程度の書評を。
http://www.cl.bias.ne.jp/~sobae/sobae/manago.htm
『黄金旋風』は、商売というには話のスケールの大きくなってしまうのですが、江戸初期に実在した貿易商・末次平左衛門。その型破りな生涯を描いた作品です。
まだ国外との貿易が許されていた時代の長崎を舞台に、新たな権力者(江戸幕府)や外国人・宗教がらみのトラブルなどを巡って長崎を守ろうとする平左衛門の活躍を描いています。
こちらも書評をつけておきますね。
ご丁寧にありがとうございます!大感謝です!
ご丁寧にありがとうございます!大感謝です!