GDPは去年より成長し、デフレ、とニュースか何かで聞いたのですが、GDPは高くなった方がよいのですよね?それとインフレ・デフレとはまた違う話になるのでしょうか?
GDPとインフレ・デフレは違う事なので、それぞれの意味を把握して下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/GDP
GDPは国内総生産、経済指標の一つでその国の経済活動の高さを表します。
簡単に言えば、食料をどれだけ生産したか?工業製品は?
以前はGNPを使っていましたが、より正確性を高めるためにサンプルを変更したGDPを使うようになりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%A...
インフレ・デフレ(インフレーション・デフレーションの略)
インフレ、デフレとは、単純には貨幣価値を言い、総体的には経済需給バランスを言います。
極々簡単に言えば、1万円でどれだけの物が買えるのか?という事です。
高度経済成長前あたりだと、米10kg買うのに千円しませんでしたが、今時は5千円超です。
大卒初任給も2千円かそこらでしたが、昨今は15万ぐらいです(就職できればね)
(数字は適当ですけどね)
貨幣価値が下がっています。これはインフレ。
しかし、最近は価格が下がってきている物もあります。
物が沢山ある割に、不況で売れないので仕方なく価格を下げざるを得ないのですね。
バブルの頃のバイト代は最低でも時給千円でしたが、最近は最低賃金ギリギリがほとんどです。
こっちはデフレ。
GDPと関連はあるものの、直接の関係はありません。
それぞれ独立した別の指標という事で、、、
GDPが高くなると言う事は生産が増えたという事で、それはco2排出量の増加も意味します。
結果としてツバイ諸島は沈没して消滅し、日本の砂浜も無くなり海岸線も縮小し、国土が狭くなります。
気候変動にも影響するでしょう。
必ずしも良い事ばかりではありません。
Are You Ready?
世紀末は近い、カミはすぐそこに・・・(いねぇって、)
インフレというのは、「物価が上がっている状態」のこと、
デフレというのは、「物価が下がっている状態」のことです。
大げさにいうとというか逆にミクロ的に言うと、
先月1円だったチョコが2円になっちゃったとします。これがインフレです。
だいじなのは値段が上がっちゃったことで、一円の価値が下がってしまったことです。
先月は一円あったらチョコが1コ買えたのに、買えなくなっちゃった。
つまり、インフレになると、お金の価値が下がっちゃいます。
逆に、デフレになると、お金の価値が上がります。
現在はデフレが問題になっていますので、そこをおぼえておきましょう。
なぜインフレになったりデフレになったりするかについて説明しますと、
例えば今景気が良くなったとします。
例えば、色んな品物が売れ始めて、チョコも超売れてる!という状態。
そうすると、価格を高くしても売れるので、当然企業は値段をあげます。
企業はもうかります。企業の社員の給料が上がります。
そうするとお金持ちが増えるので更に物が売れます。
そうしてまた、商品の価格が上がります。
つまり、景気が良くなるとインフレになります。
しかし、バブル崩壊が示しているとおり、過度のインフレはよくありません。
なぜインフレが良くないかを説明します。
先程、インフレになるとお金の価値が下がる、と書きました。
例えば今日本のインフレ率が100倍になったと仮定しましょう。
この状態をインフレ率10000%といいます。
わたしが例えば100万円貯金があったとします。
しかしインフレ率が100倍になり、お給料が月に2000万円ももらえました。
すると、当初わたしが持っていた100万円とは一体……。
となります。
例えば貯蓄で暮らしているお年寄りなどは生活してゆけなくなります。
お金を信用できなくなってしまうのです。
そうすると国民は、他国の通貨を買います。
国の通貨の価値は更に暴落し、紙屑同然になります。
実際現在ジンバブエという国のインフレ率は、
約2億3000万%といわれます。
つまり、23000000000ジンバブエドル=1アメリカドル
という状態です。
これはヤヴァイです。
政府や日銀は、インフレやデフレをコントロールしなければいけません。
インフレ時は通貨の金利を引き上げて、需要を抑えなければいけません。
つまり、利息を高くして、市場にお金が出回らないようにするのです。
現在は、デフレ状態です。
デフレギャップということばがよくでてくるので、ここで説明いたします。
デフレギャップとは、商品をつくる能力があって商品がいっぱいあるのに、
できた商品を誰も欲しがらない、という状況です。
つまり、供給が需要を上回ってしまっているという状態です。
なぜそうなるかというと、不景気でお金がないからものを買えないのです。
だから、商品は値段を下げて安売りしなければいけません。
そうすると企業は儲からないので、社員はお給料を下げられてしまいます。
そうするとみんなお金がないので、またものを買えません。
そうするとまた商品は値段が下がる……
→今ココ!ココです!
このような情況をデフレスパイラルといいます。
先ほどわたしは
>政府や日銀は、インフレやデフレをコントロールしなければいけません。
>インフレ時は通貨の金利を引き上げて、需要を抑えなければいけません。
>つまり、利息を高くして、市場にお金が出回らないようにするのです。
と書きましたので、通例デフレ時にはその逆のことをしなければなりません。
つまり、通貨の金利を引き下げて、需要を増やさなければなりません。
市場に金が出回るようにし、そのお金を回すことでGDPを押し上げなければなりません。
と、ここででてきましたGDP。
なんとなくはわかっているとおもいますが、じゃあ実際のところGDPってなんなの?
という説明を今からいたします。
GDPというのは、「国内総生産」というのは授業で習ったとおもいます。
「国内総生産」とは何かというと、これは商品の付加価値のことです。
わかりやすく例を挙げます。
ある農場が小麦を100万円分つくりました。
それを工場が小麦粉にして150万円で売りました。
それをパン屋さんがパンにして180万円で売りました。
その流れのうえで、
100万円+50万円(工場で小麦粉にした時の付加価値)+30万円(パン屋さんがパンにした時の付加価値)
を合計した180万円というのが、いわゆるGDPってやつなんです。
これが国内総生産なのです。
つまり、デフレ時はこのGDPを押し上げるために、
政府はお金を使わなければいけません。
これがひとつの通例なのです。
つまり、日本の経済においては、
800兆円という借金が問題なのではなく、
GDPが増えていないことが問題なのです。
ここが論点です。
で、なぜGDPが増えないかというと、
政府が支出を抑えているからです。
政府が支出を抑えるのは本来インフレ時の政策です。
まったく問題ない借金を気にして更にデフレを進めているというのが、今の状況です。
まあタイムリーな話題でいうと事業仕分けとか国債44兆枠(国債を44兆円しか刷らないよという枠)
といった政策は、経済学的にいってしまえば全部無駄です。無駄というか間違いです。断言します。
このままでは日本が重税国家になる、という指摘がされますが、
実はもうなっています。
冒頭で私は、
>デフレになると、お金の価値が上がります。
と書きました。
この場合、借金の価値も上がってしまいます。
おまけに税金の価値も上がってしまいます。
表面的に増税がなされていなかったとしても、
払っている税金のお金の価値が上がってしまうのです。
このままですと更にデフレは進みますので、
どんどん税金の価値は上がってゆきます。
つまり、すでに日本は重税国家の道を歩んでいます。
しかし重税国家というと、国民は激怒するとおもわれますが、
北欧の国などは消費税が15%を超えたりなど軒並み税金が高く、
公共施設や福祉関係がとっても充実しています。
つまり先の総選挙で民主党が当選したということは、
国民がこちらを選んだということなのです。
だから、どちらがいいかは、個人の感覚によるものなのでしょうか。
今まで日本は経済成長を遂げることで豊かな生活を維持し、
それで豊かな生活を送っていました。
今後はお金はないけれど子供手当や医療費が減額され(るかはわかりませんけど)、
より快適な社会生活を送ることになるかもしれません。
先の総選挙は、そういう総選挙でありました。
そもそもおおまかにいうと、
政府が借金がたくさんある国(日本とかアメリカ)は→国民がお金持ちです。
政府がお金持ちな国は(北欧諸国)は→国民が貧乏です。
世界はそういう仕組みになっています。
で、すこし論点がずれてしまいましたので本題に戻すと、
なぜ日本のGDPは伸び悩んでしまったかです。
まず転機は1997年にあります。
橋本龍太郎内閣の時です。
バブル経済により好景気にわいた日本は、
高いインフレ率を維持しました。
それでも130%程度なので、ジンバブエなどには遠く及びませんが。
政府は支出を抑え、通貨の金利を上げて市場の需要過多(物が足りなすぎる状態)
を抑えました。
その後、バブルは崩壊しました。
デフレに転じた為、政府は支出を増やし、市場の供給過多(物が余っている状態)
を解消しようと努めました。
しかし1997年、日本の借金が問題視され始め、
まず行われたのが消費税のアップです。
3%から5%に引き上げられました。
そのうえ、政府支出を大幅に抑える
緊縮財政を行ってしまいました。
ゆるやかに上昇をつづけていたGDPは一気に転落しました。
そこから日本はずっと長いデフレに入りました。
2度目の転機は2000年頃の小泉内閣です。
このころも大規模な緊縮財政がひかれたため
GDPが転落しました。
そして、現在は三度目の転機だと考えられるかもしれません。
何故なら上記の政権と現在の鳩山政権とは政策の内容が似ているからです。
最後に、お勉強ブログらしく用語を解説しておきます。
GDPには「実質GDP」と「名目GDP」と二つあります。
これはインフレ率を図る指数として用いられるのですが、
デフレ時は名目GDPが実質GDPを下回ります。
インフレ時は名目GDPが実質GDPを上回ります。
それではこの二つの違いは何かというと、
実質GDPというのは、物価の水準を加味したGDP数値です。
名目GDPというのは、物価の水準を加味しないGDP数値です。
つまり、物価が上昇すればそれだけで実質GDPは上がりますが、
名目GDPでは物価の上昇(インフレ)を加味しないので、上がりません。
日本は1997以来、ずっと名目GDPが実質GDPを下回っています。
つまり、デフレであるといえるわけれす。
GDPというのは、国内総生産であり、一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額となります。
一方、インフレ・デフレというのは、物価の上下落の経済現象を指すもので、GDPとは異なるものになります。
例えば、適切な例え話とはいえませんが、
お蕎麦屋さんに例えますと、
お蕎麦屋さんが、仕入れと販売を増やすのと、販売価格を上下するのとでは質的に異なるということです。
インフレ・デフレと直接関係しているのはGDPそのものより、GDPデフレータという指標です。ただし、これでも相関
関係にあるほど強い関係ではありません。インフレ・デフレと関係するのは消費者物価指数です。
ご質問の主旨は、GDPが成長しているのにデフレってどういうことといったことでしょうが、
これはGDPが国内の経済活動全体を見るのに対してインフレ・デフレは消費者物価という経済活動の
一部を見るからです。
わかりやすい例は家電です。地デジ対応テレビが普及し始めたから当然GDPは上昇する。しかし
地デジ対応テレビの価格は下がっています。競争力を上げるために企業は設備投資を要求されるが、
それに伴う利益が確保しづらくなっている。そういった状況を報道していたのだと推測します。
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/monthly/pdf/0610_e.pdf
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | naninanida11 | 193回 | 128回 | 3回 | 2010-01-13 10:58:45 |
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