THEME:「星」「なおす」「お手伝い」
「今日をちょっと楽しく、特別にすることって何だろう? イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら……」と展開してきた“リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、キッズ・バージョン。子どもたちと一緒に遊び、学び、楽しむ暮らしのサプリを、テーマに沿って語らいませんか? 豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
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※質問は3月22日(火)正午で終了させていただきます。
私も宮沢賢治が大好きです。だから賢治のふるさと、岩手には何度も足を運びました。岩手の空は今も綺麗です。素晴らしい星空が楽しめます。もうすぐ、きっと行きますよ。そして復興のお手伝いをしながら、星空を眺めてきます。
さてさて、今は星座早見盤を使ったことがない子も少なくないんですね。これは子供の科学離れと共に、見上げたいような星空が失われてしまったこともあると思います。
私は初めて田舎の星空を見上げた時、そのあまりの星の数の多さに驚きました。あまりに見えすぎて、見慣れた星座が見つからないくらい。その時は、早見番を持っていかなかったことを、ほんとに後悔しましたよ。
そんな星空の下に寝そべって天頂を見上げると、自分は今宇宙の中に浮かんで入るんだ、と実感できます。その時頭の中に思い浮かんできたのが、賢治の星めぐりの歌でした。
星は地球の夜空のアクセサリーじゃない。輝く星々の一つ一つが大きな星系に属していて、その中には地球のような命の星を従えた恒星もきっと少なくない。星空を見上げることは、そんな宇宙の命を見つめること。そういう感動を、ぜひたくさんの子供達に味わって欲しいですね。
星座を見つける時に、空の地図として使われるのが「星座早見盤」である。
これ使いこなすことは天体観察の基本の1つなのだが、早見盤をうまく使えない子や、つかえないという話を聞いて
使ったこと自体ない子も多いと聞く。
どうやらうまく使えない人は「星座早見盤」の使い方を充分理解せず使っているようだ。
ただ日付と時刻を合わせればいいと思っていて、そして、日付と時刻を合わせると、すぐ頭上にかかげてみて、
「わからない、みつからない!」と混乱してしまう。
観察場所での「東西南北」の方位を確認しないで、また、自分がどちらの方角を向いているか知らぬまま、星探しをしていては
見つかるものも見つからない。
早見盤の使用法としてはまず、「日付と時刻」を合わせたら、星座早見盤をしっかりと握りしめて持つこと(時刻と日付がずれないように)
次に、早見盤の「南」の文字が下になるように持ち、南の方向に向いてもらう。
そして、いきなり頭上を見るのではなく、最初は南の方の空の中ほどを見上げてもらおう。
するとその季節の南の星空は、南を下にして持っている早見盤の下の方の星空であり、早見盤の楕円形の窓の真ん中あたりは天頂、
つまり自分の頭上だということになる。
今の季節(3月)なら、南西の空に、3つの明るい星でできた大きな三角形が見つかると思う。
これが「冬の大三角」で、赤い星がオリオン座のベテルギウス、青白くて一番明るい星はおおいぬ座のシリウス、
もう1つの白い星がこいぬ座のプロキオンという名前の星だ。
簡易な星座早見を使って、「あの星が○○だ!」と自分で発見できると、子ども達の目は輝く。
それまで、星座早見盤の使い方がわからないと思っていた子供達ほど特に感激してくれる。
そこで自分で星を発見できたら、その感激が薄れないうちに、今の場所での東西南北の方角をもう一度確かめてもらおう。
周りの風景の中からわかりやすい目印を見つけてもらうのがよい。
そして自分が今どの方向を向いているか、定期的に確かめる癖を付けてもらうことが星空観察の基本となる。
それから東や、北や、西も同じようにして星座早見の周囲に書いてある文字を、それぞれ下にするように、早見盤全体を回して
(その際に時刻と日付がずれないように注意し)中ほどの高さの星空を見上げてもらおう。
その中で、明るい星を見つけたら、星座早見盤と合わせて名前を確かめてみよう。
ほら、明るい星の位置が同じもの星座早見盤にも!こうしてそこから順に色んな星座を見つけることができるはずだ。
玩具のようだが、星座早見盤はとても便利な道具なのである。
ただしある程度大きくないと、星座早見盤を使いこなすのはやはり難しいだろう。
そんな小さい子にはこの歌を教えてあげたいと思う。
みなさんもよくご存知の宮沢賢治の作品である、「銀河鉄道の夜」の中に出てくる「星めぐりの歌」だ。
アンタレスは目玉ではなくてさそりの心臓だし、北極星は小ぐまのしっぽの先だし、と実際とはちょっとちがうのだが、
作者はもちろん承知の上で書いている。幻想的な夜空の表現としてはとても素敵だし、耳馴染みもよい歌だ。
(昔は目立つ星をその星座の目だまと云っていた説もある)
こういう歌なら小さな子にも空の星々のイメージを膨らますのにちょうどいいと思う。
また、息子達にも夕暮れの散歩の時などに星の話をいくつしたことがあるが、
「宇宙という空間に太陽や地球や月は浮かんでいて、周りに同じように浮かんでいる星を星空として見ているんだよ」とか、
「地球は1日1回転して1年で太陽の周りを回っているから、季節ごとに見える星が違うんだ」な~んて難しくも基本的な話から、
「誰も見つけていない新しい星を発見すると自分の名前をつけることができるんだ、これは自分の名前でなくてもよくて、
日本人が発見した星の名前は公募で「たこやき」に決まったものがあるんだぞ~」なんて変わった話も、どちらも好評だった。
星の話など親から聞く話は、上手下手を問わずに子供に喜ばれる。親父が語り継ぐ星の話が有っても良いのではないか。
小さくても子供は星が好きなのだ。そして自分も小さい頃から星が好きだ。(地球含む)
今年は名古屋市科学館がリニューアルして、新プラネタリウムができる年でもある。
もうすこししたら家族みんなで星さがし・星めぐりをしたいと思う。