【謎解き・説明解読クイズ・ニッポンの伝説のフード】


ゲームが終わり、4人はJ尼家のリビングで、紅茶とケーキを楽しんでいる。
J尼がいたずらっぽく切り出した。
J尼「ニッポン人ノ国民性ヲ、トテモ良ク現シテイル、トラディショナルデ、伝説的ナフード、日本ニアリマス」
みんなは興味を持った。
B美「何なの?」
J尼「ニッポンノドコデモ作レマスガ、地域限定デス。オイシイデスガ、ゴ馳走デハナイデス。チープナ食ベ物デスガ、気持チト、シチュエーションガ大事ナノデ、イクラオ金ヲ積ンデモ、ホンモノヲ食ベルコトハ難シイデス。ニッポン人デモ、ホンモノヲ食ベタ人ハ、ホトンド、イナイハズデス。イワバ、コンセプチュアルナ食ベ物ナノデス。ワタシモ、ゼヒ食ベテミタイノデスガ、デモ、食ベタクナイノデス」
F吉「日本のどこでも作れるって・・・たとえば今、本物でなければ、ここで作れるの?」
J尼「簡単デス」
D菜「じゃあ今、作って私たちに出してよ」
J尼「絶対、イヤデース!」

J尼は笑顔でウィンクした。
J尼「コノフード、何カ、ワカリマスカ?」

※諸注意はコメント欄

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  • 終了:2012/04/21 22:03:02
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ベストアンサー

id:takanoha No.2

回答回数20ベストアンサー獲得回数7

ポイント500pt

もう一つの回答やクッキーの関連は分かりませんでした。
あってますように。

-------
F吉「伝説的なフードかぁ。ふぐ?スッポン?懐石料理?」
D菜「ただ高いだけじゃない。チープでも無いし、地域限定でも無いわよ。」
B美「片っ端から考えても難しそうだから、J尼のヒントを少し整理してみましょう。」
D菜「そうね。まずは”日本の国民性をよく表している”からかな」
F吉「日本の国民性か~。真面目、几帳面、和を尊ぶとか?」
D菜「F吉は全然該当しないわね。後は空気を読むとか、物事をハッキリ言わないとか。」
B美「そんなところかしら。伝説的なフードってことは比較的昔からある食べ物ってことよね。」
B美「気持ちと状況が大事で、食べてみたいけど食べたくないってことは、余り嬉しくない食べ物ってことよね」
F吉「頭が混乱してきた。」
B美「日本中で作れるのに地域限定か。関東、関西、東北、九州、四国、中国・・あれかな?」
D菜「え!答えが分かったの?」
B美「論理的に答えを導き出すのは難しいから知っていないと無理かもね。」
F吉「答えを早く教えてよ。」
B美「ずばり京都の”ぶぶ漬け”よ。」
D菜「ぶぶ漬け?何それ?」
B美「単なるお茶漬けなの。」
F吉「確かにどこでも作れるけど、何で地域限定で日本の国民性を表しているのさ」
B美「ぶぶ漬けは単なるお茶漬けじゃないの。来客者が長居をしているときに追い返すためのものよ」
B美「食事どきになってしまいました、お茶漬けでもどうですかということで、”ぶぶ漬け食べなはれ”って言われるんだけど」
B美「来客者の方は、もうそんな時間ですか、帰りますということになるの」
D菜「なんかまわりくどいわね」
B美「そろそろお帰り頂けませんか?ってことを遠回しにいう言葉なの、波風を立てないために物事をハッキリ言わない日本の国民性がよく出てるわ。」
F吉「お茶漬けは確かにチープだけど美味しい。どこでも作れるけど、ぶぶ漬けは京都限定か~。」
D菜「帰ってもらうための言葉だから実際にぶぶ漬けを食べたことはほとんど無いってことね。」
B美「ぶぶ漬けが出されるってことは追い出されるってことだから、あまり食べたくはないはね。」
F吉「確かに気持ちとシチュエーションが揃わないとぶぶ漬けにならないから、お金を積んでも食べれないか」
J尼「ミナサン正解デス。ワタシハミナサントマダマダオハナシシタイデス。」
J尼「ブブヅケヲダシテ、オイダシタクハアリマセン。」
F吉「J尼奥ゆかしいな~。D菜とは大違いだ。」
D菜「そんなにぶぶ漬け食べたいの?」

おわり

id:lionfan2

takanoha様、おみごとでした。完璧な正解! です。
ベストアンサーはtakanoha様に差し上げます。
おめでとうございます!!

>J尼「ブブヅケヲダシテ、オイダシタクハアリマセン。」
のところを拾ったのも凄いです。ポイント、はずまさせていただきます!

2012/04/21 22:00:39

その他の回答4件)

id:alpinix No.1

回答回数617ベストアンサー獲得回数98

ポイント200pt

J尼「コノフード、何カ、ワカリマスカ?」
 
J尼のウィンクとは対照的に、さすがのB美も今回ばかりは愁いをおびた表情を隠しきれていない。さきほどの"ゲーム"の疲れもとれていないことも、頭の回転を鈍らせているのかもしれない。
 
D菜「日本のどこでも作れるのに地域限定ってのは、よくわからないね」
F吉「コンセクシュアルってのもよく分からない・・・・ぐっう」
D菜の肘がF吉の脇腹をえぐる。
D菜「コ・ン・セ・プ・チ・ュ・ア・ル! まったくどういう頭の構造してんだか」
F吉「ふ、普通に考えれば日本の伝統的なフードってことで"お味噌汁"とか"漬物"とかだよね。でも本物を食べた人は殆どいないってところがよく分からない」
D菜「ちょっと捻って精進料理とかどうかしら。アレの本物ってお寺とかの宿坊で出してもらうのが本物でしょう? コンセプチュアルだしさ」
F吉「チープだけどご馳走ってのも合うしね。でも、これが正解だとすると微妙な答えだなあ。それに作るのをJ尼があんなに嫌がるのも訳が分からない」
D菜「ねえ、B美、降参する?」
B美「・・・・・」
B美が負けず嫌いだと言うことは、ここにいる全員がよく知っている。
 
J尼がそっとテーブルにカゴを差し出した。
J尼「疲れているときには甘いモノデース。血糖値が下がるとサイクルがダウンでーす」
カゴの中にはクッキーが入っていた。当初導入の下りではケーキが配られていたはずだが、質問者のコメントによりクッキーに差し替えられている・・・・。
(クッキーか。そういえばそんな回(http://q.hatena.ne.jp/1306434926)があったわね)
でも、なんでクッキー? 甘い物を出してくれたJ尼の好意にも・・・・!
 
B美、俯いてた顔をさっとあげ、見開いた目をJ尼にまっすぐ向ける。J尼も視線に応えるように微笑む。
B美「正直自信もないし、全部のお題を拾いきれているとも言えないけど、今の時点である程度納得のいく答えは見つかったわ。確かにコンセプチュアルだし、"本物"を食べたことがある人はあまりいないかもしれない。地域限定ってのがイマイチなのだけど・・・(コメント欄のM羅氏と回答が被りそうで怖い)。
ただ、J尼の「絶対にイヤ」という反応から考えるとコレしかないんじゃないか、って思う」
D菜「す、すごーいさすが、でそれは何」
B美「本命チョコ、よ」
J尼を除く全員「ええーっ!? それって伝説の日本のフードって言える?」
B美「うん。だから迷ったの。で、クッキーが引っかかったの。過去の”日本の伝統”系のクイズの答えは純粋に日本的なコンセプチュアルだったわ。本命チョコはそれらに比べると「和」という枠には当てはまらない。だからこそ、今回は過去の質問履歴(クッキー)を逆手にとってこんな回答を用意したんじゃないかなって。深読みしすぎかもしれないけど。今のA楠にはこれが精一杯」
D菜「B美の中の人って一体・・・・」

id:lionfan2

alpinix様
回答ありがとうございます。
「本命チョコ」とは、面白い回答、ありがとうございました。
ぜひ食べてみたいもののひとつです! が、自分には伝説よりもなお遠いです・・・。
D菜、F吉のかけあいも楽しいですね!

2012/04/21 22:00:23
id:takanoha No.2

回答回数20ベストアンサー獲得回数7ここでベストアンサー

ポイント500pt

もう一つの回答やクッキーの関連は分かりませんでした。
あってますように。

-------
F吉「伝説的なフードかぁ。ふぐ?スッポン?懐石料理?」
D菜「ただ高いだけじゃない。チープでも無いし、地域限定でも無いわよ。」
B美「片っ端から考えても難しそうだから、J尼のヒントを少し整理してみましょう。」
D菜「そうね。まずは”日本の国民性をよく表している”からかな」
F吉「日本の国民性か~。真面目、几帳面、和を尊ぶとか?」
D菜「F吉は全然該当しないわね。後は空気を読むとか、物事をハッキリ言わないとか。」
B美「そんなところかしら。伝説的なフードってことは比較的昔からある食べ物ってことよね。」
B美「気持ちと状況が大事で、食べてみたいけど食べたくないってことは、余り嬉しくない食べ物ってことよね」
F吉「頭が混乱してきた。」
B美「日本中で作れるのに地域限定か。関東、関西、東北、九州、四国、中国・・あれかな?」
D菜「え!答えが分かったの?」
B美「論理的に答えを導き出すのは難しいから知っていないと無理かもね。」
F吉「答えを早く教えてよ。」
B美「ずばり京都の”ぶぶ漬け”よ。」
D菜「ぶぶ漬け?何それ?」
B美「単なるお茶漬けなの。」
F吉「確かにどこでも作れるけど、何で地域限定で日本の国民性を表しているのさ」
B美「ぶぶ漬けは単なるお茶漬けじゃないの。来客者が長居をしているときに追い返すためのものよ」
B美「食事どきになってしまいました、お茶漬けでもどうですかということで、”ぶぶ漬け食べなはれ”って言われるんだけど」
B美「来客者の方は、もうそんな時間ですか、帰りますということになるの」
D菜「なんかまわりくどいわね」
B美「そろそろお帰り頂けませんか?ってことを遠回しにいう言葉なの、波風を立てないために物事をハッキリ言わない日本の国民性がよく出てるわ。」
F吉「お茶漬けは確かにチープだけど美味しい。どこでも作れるけど、ぶぶ漬けは京都限定か~。」
D菜「帰ってもらうための言葉だから実際にぶぶ漬けを食べたことはほとんど無いってことね。」
B美「ぶぶ漬けが出されるってことは追い出されるってことだから、あまり食べたくはないはね。」
F吉「確かに気持ちとシチュエーションが揃わないとぶぶ漬けにならないから、お金を積んでも食べれないか」
J尼「ミナサン正解デス。ワタシハミナサントマダマダオハナシシタイデス。」
J尼「ブブヅケヲダシテ、オイダシタクハアリマセン。」
F吉「J尼奥ゆかしいな~。D菜とは大違いだ。」
D菜「そんなにぶぶ漬け食べたいの?」

おわり

id:lionfan2

takanoha様、おみごとでした。完璧な正解! です。
ベストアンサーはtakanoha様に差し上げます。
おめでとうございます!!

>J尼「ブブヅケヲダシテ、オイダシタクハアリマセン。」
のところを拾ったのも凄いです。ポイント、はずまさせていただきます!

2012/04/21 22:00:39
id:a-kuma3 No.3

回答回数4974ベストアンサー獲得回数2154

ポイント100pt

「コノフード、何カ、ワカリマスカ?」いたずらっぽい笑みを浮かべてJ尼は聞いてきた。

 なんか、D菜がいろいろ食べものを言い始めた。B美がくすくす笑ってるのは、J尼が言ってるフードが何か分かってるってことかなあ。クイズだってことは分かるけど、相変わらず難しくて、よく分からないや。てか、クイズ抜きにしても、英語が分かんないや。コンセプチュアルとかトラディショナルって、何だっけなあ。そう言えば、来週は英語の小テストだったっけ。

「ちょっとF吉っ」いきなりD菜にどつかれた。「さっきからぼーっとしてて、話、聞いてるの。」
「うん、聞いてるよ。ぼくも考えてたんだ」なんてね。にしても、どつきかたが半端ない。「納豆とか鰹節とかじゃないんだよね」と、一応考えてたふりをしておく。

 J尼って、ルックスも悪くないし、日本のこと好きみたいだし、気さくで良い子なんだけど、言ってることが、いつもちょっとずれてんだよなあ。それとも、あれって、分かっててわざとやってるのかなあ。ぼくの気を引くため、なわけ無いか。頭使うと、甘いものが欲しくなるね。このクッキー甘くて美味しいや。チョコが入ってるのか。砂糖を入れない紅茶にぴったりだ。ママが焼いてくれたって言ってたな。おふくろの味と言えば、日本じゃ味噌汁か。
『オカアサンノミソシル、ザイリョウ、ヒトツシカナイカラ、イッカイシカ、ツクレナイネー。』とか言うのかな。やっぱり、わからないや。ま、いっか。楽しいから。

f:id:a-kuma3:20120421193303j:image

id:lionfan2

a-kuma3様、いつも回答、ありがとうございます。
ぼんやりとしたF吉の感じが、たいへんよく伝わり、楽しめました。
正解はtakanoha様の通りです。準正解は、お楽しみに。

2012/04/21 22:00:55
id:meefla No.4

回答回数997ベストアンサー獲得回数472

ポイント200pt

D菜は即座にB美を見た。
D菜「全然わからないわ。B美はわかる?」
B美は頷かなかった。
D菜「あれ?ここは頷くお約束の筈。もしかして、B美にもわからないとか」
B美は首を横に振った。
B美「2つの可能性があるのよ。どっちが正解か、少し考えさせて」
B美は目を閉じ、腕組みをした。

F吉がD菜に小声でささやいた。
F吉「ねえねえ。J尼が言ってた『こんせぷちゅある』って何?」
D菜「そんな事も知らないの?あれよ、あれ。コンセプがチュアルなのよ」
F吉「は?」
D菜「J尼、F吉に『コンセプチュアル』の解説をしてあげて」
J尼「『コンセプチュアル』ハ、ニホンゴデハムズカシイコトバデス。カンネンテキ?ガイネンジョウ?」
F吉は頭を抱えた。
F吉「ますますわからなくなったし」
B美が目を開いて、スマホを取り出して操作した。無言でF吉に差し出したスマホのディスプレイには

コンセプチュアル=[形動]概念の。概念上の。

と表示されていた。
F吉「あ、ありがとう。……で、答えはわかった?」
B美は頷いた。

B美「2つの可能性、どっちも正解に近いはず」
J尼「サスガハB美サンデス。コノクイズニハ、セイカイト、ジュンセイカイガアリマス」
B美「1つ目は、『たなぼた』よ」
D菜「『棚からぼた餅』のアレ?」
B美「そう。『おいしい』は食べ物の味だけではなく、『ラッキー』の意味も含まれているわけね。ご馳走じゃないし、チープだわ。気持ちとシチュエーションも大事よね」
F吉「確かに実物の『たなぼた』を食べた事はないなー。『コンセプチュアル』ってそういう事か」
B美「棚に直接乗っていたぼた餅って、埃とかついてそうじゃない?だからJ尼が『ぜひ食べてみたいけど、食べてみたくない』と言ったわけ」
一息入れて、B美は続けた。
B美「『日本人の国民性』だけど、『運を天に任せる』のは日本人的よね。外国だと『天は自ら助くるものを助く』、英語で言えば "Heaven helps those who help themselves." になる所だわ」
D菜「でも、『地域限定』は?」
B美の顔が曇った。
B美「『たなぼた』を正解と言い切れないのはそこなの。『棚にある』というのを『地域限定』と言えなくはないけど、ちょっと無理がありそう」
F吉「じゃあ、2つ目は?」
B美「『目黒のさんま』よ」
F吉「落語の?」
B美「そう。『トラディショナルで伝説的』にも合致するわ。地域限定だし、お腹が空いていてサンマを初めて食べるというシチュエーションがあったから殿様もさんまを好きになった」
D菜「でも、目黒区あたりに行けば食べられるわよね」
B美「サンマを食べにわざわざ目黒まで行く人はそういないでしょ。今では『目黒のさんま祭り』なんてのもやっているらしいけど。『日本人でも本物を食べた人はほとんどいない』の『ほとんど』が大事なわけ」
D菜「J尼の『ぜひ食べてみたいけど、食べてみたくない』は?」
B美「『目黒のさんま』は、串も網も使わずにサンマを直接炭火に突っ込んで焼いたものだったらしいわ。あまり食べたくはないわよね」
F吉「じゃあ、『日本人の国民性』は?」
B美の顔が再び曇った。
B美「『さんまは目黒に限る』と知ったかぶりする所かしらね。もしかすると、殿様からリクエストされた家来が、脂と骨を抜いて椀物にしちゃう所かも」
B美はJ尼を見て、言った。
B美「私の回答は『目黒のさんま』。どうかしら?」
J尼は謎めいた微笑を浮かべた。



ケーキもクッキーも関係なさそうなので、外しているような気がしてなりません。
でも、これ以外には思いつきませんでした。
どちらかが準正解にでもかすっていれば嬉しいです。

他2件のコメントを見る
id:meefla

> おはぎ=関東、ぼたもち=関西
「たなぼた」を思いついた時には、私もそう思ってました。
回答前に Wikipedia などを参照して軌道修正しましたけど。

で、正解は「京のぶぶ漬け」で良いとして、準正解って何なんですか?
「『一年生になったら』のおにぎり」?

2012/04/22 21:13:32
id:lionfan2

はい、「『一年生になったら』のおにぎり」です。

2012/04/22 21:29:35
id:grankoyama No.5

回答回数560ベストアンサー獲得回数170

ポイント250pt

f:id:grankoyama:20120420231027p:image
f:id:grankoyama:20120420231028p:image
ってのをね、用意したんです。
で、他の正解者がでたら、台詞だけ差し替えて回答しようかと思ったんです。
でも、正解っぽい回答が出てないように思えてなりません。
たぶん、みんなはずしている。(ような気がする)
 本命チョコだけは、わたしも少し考えていました。でも、結構食べたことありそうだし、
 地域とかそもそも和から外れるので除外しました。
で、私の出した結論は以下のふたつです。



任務に就きながら頭の中を占めているのはあるひとつのクイズである。
数日前に、インターネットで見たクイズ。

日本古来のフード、つまり食物を当てるというものだ。
数々のヒントから浮かんでいた推理の方向性は、的を絞りきれずに飛散していた。
『今、本物でなければ、ここで作れる』ということから、米を使った簡単な料理。
例えば、握り飯。寿司など。
『地域限定』と『気持チト、シチュエーションガ大事』というヒントからは、婚礼の儀などで
新婦が新郎に対して振舞う料理、しかも特定の地域でしかその風習は無くて、本来の意味を
忘れて広まっているような料理などだ。
婚礼ではなくとも、愛の告白や、死を迎える際に口にするなど特別な儀式を連想して、
検討が中座している。

質問者の、これまでの矜持からいって、難易度が高いといっても回答を見て、
なんだそれは……となるようなフードを回答に据えている可能性は低い。
普段我々が知らない、その食物の隠された由来を問う問題ではないのかと考えたりもした。
片栗粉のように、本来の原料が失われ名前のみ残っているような食物も連想した。
フード=食物ではなく、被り物という疑念も浮かんだが、食べ物であることは間違いなさそうなのでその可能性は排除した。

仕事に気が入らない。観察対象者に今のところ動きはないものの、これでは仕事にならない。
気分を変えるためにわたしは一粒の忍者丸(にんじゃがん)を取り出した。
そう、わたしの仕事は現代に生きる忍者。しのびのものなのだ。
美味しいというほどではないが慣れればそれなりに良い味をしている。


 ふいに、脳内に閃光が閃く!
そうか……答えは忍者丸だったのだ。

 忍者が、飢えをしのぎ、活動をしやすくするための携帯食。それすなわち忍者丸。
忍者のための……というコンセプトを無視して忍者丸を作ることは不可能。
全国どこでも作れるが、やはり本場は忍者の里。甲賀や伊賀に限定される。
主に、小麦粉や穀物の粉末とハチミツなどから練られるそれは、それほど高価ではない。
その製法は極秘中の極秘。忍者以外には公開されることはない。いくら金を積まれてもだ。
忍者の任務中以外のシチュエーションで食されるそれはもはや忍者丸ではないだろう。
自身が忍者であるという誇りがその食物を忍者丸たらしめる。

製法が製法だけに、捏ねるという作業が必須であり、それならばJ尼が製作を辞退したのも
肯ける。
手が汚れるのがいやだったのだろう。
本物を食べる即ち、自身が忍者として生きること。
そんな酔狂な思想を持つ若者は年々減ってきている。拒まれて当然だろう。
忍者の世界はそんなに甘くないのだ。
 

 回答に至った優越感に浸りながら食した忍者丸はいつもより少ししょっぱい味がした。
落雁でも夫婦善哉でも、おからでも、辻占煎餅でも、サブレでも
これくらいのこじつけは出来る自信が、正解との程遠さを物語っているようだった。
 
付け加えるなら、現代の忍者食とも言えるカロリーメートが、クッキーっぽい?



β美「答えはひとつ(じゃないらしいし、正解してる可能性0だけど、これも候補に入れてください。お願いします)よ!!」
□菜「それは?」
β美「まずは、『日本のどこでも作れるが、地域限定ということから、地名が付く料理だとわかるわね」
□菜「なるほど~」
β美「美味しいけどご馳走ではないのなら、それほど高価でない、いわば親しみやすい料理」
□菜「うんうん」
β美「気持ちとシチュエーションが大事というのは、難しいけど、コンセプチュアルというのと絡めて考えるわね。一旦保留」
□菜「保留されます」
β美「幾らお金を積んでも食べられないというのも、後で説明するわ」
□菜「後述ね。で、答えは? いったい何?」
β美「それは……明石焼よ。
もちろん全国どこでも食べられるけど、本場は明石限定。まあ千円以内で食べられるから安価よね。
それに、明石焼というのは、地元ではたまごやき、あるいはたまやきと呼ばれていて、本来は存在しないの。
明石焼というのは、観光客にそれとわからしめるためのコンセプトをふまえた名称なのよ」
□菜「でも、それじゃあ普通に食べれるんじゃない?」
β美「そこが問題なのよね。明石焼とは偶像。実際はたまごやきでしかない。明石焼を食べようという気持ちと観光客であるというシチュエーションが揃って始めて明石焼に遭遇できるわけだけど、本来それはたまごやきでしかないから明石焼を食べたことにはならないとか。
本物中の本物だと『明石』自体を焼かないといけないしね。
J尼は外国人だから、タコが嫌いだから、食べたくないとか、作りたくないとか、そんなところも筋がとおるわ!」
□菜「不正解臭がぷんぷんするわね」
β美「そりゃそうよ。難しいんだから」

かしこ。

id:lionfan2

grankoyama様、マンガの力作+長編回答、いつもありがとうございます&すみません。
自分的には、takanoha様の回答「京のぶぶ漬け」で、十分だと思っているのです。
正直、どこらへんがダメなのかわかりません・・・。

「忍者丸」「明石焼」の答えは、いかにもgrankoyama様的で、すごく面白かったです。
いつもブログ、楽しみに拝見しております。

2012/04/21 22:01:30
  • id:lionfan2
    ※1 4/21(土) 22:00に締切です。
    ※2 回答は締切の一時間前、つまり4/21(土) 21:00-22:00に行ってください。その時だけ、回答欄をオープンいたします。
    ※3 答えがわかった人は、ネタばれせずに、回答するつもりがあることをコメント欄に書いていただけると嬉しいです。
    ※4 小説風回答歓迎
  • id:meefla
    おっしゃる通り、難易度が高いですね。
    「これかな?」というフードが見つかったので、回答する予定です。
    ただし、「地域限定」の解釈がこじつけっぽくて、自信はありません。
    締め切りまで悩むことになリそうです。
  • id:taknt
    なんとなく アレかなぁ・・・。
  • id:taknt
    アレだったら海外にもあると思うけど。
  • id:taknt
    って違うか(笑)
  • id:takanoha
    たぶんあれだと思いますが・・。
    チャレンジ予定です。
  • id:lionfan2
    皆様、コメントありがとうございます。
    細かいですが、問題の一行目を修正させてください。

     誤 ゲームが終わり、4人はJ尼家のリビングで、紅茶とケーキを楽しんでいる。
     正 ゲームが終わり、4人はJ尼家のリビングで、紅茶とクッキーを楽しんでいる。

    あと解答編を書いていて思ったのですが、自分の思うに、この問題には正解のほかに、準正解もあります。
    ですので余力がある人は、準正解も当てていただければ、ポイントをはずみます。
  • id:takejin
    オイシクナイモノしか思いつかないよぅ。でもがんばる。
  • id:lionfan2
    id:takejin様
    コメントありがとうございます。「おいしい」に関しては、正直、少しだけ ? も付きますので安心して下さい。

  • id:taknt
    ケーキーがクッキーになったのは 答えに関連するため?
  • id:lionfan2
    id:taknt様
    いいカンしてますね!! その通りです。
    解答編で、B美が説明するときに使います。
  • id:takanoha
    準正解?クッキー?
    やっぱり違っているかも・・・。
  • id:grankoyama
    グラ娘。 2012/04/21 10:59:30
    ギブアップ。
    悔しいので、不正解を回答するかもしれませんが、、、
  • id:lionfan2
    takejin様からの回答をコピペいたします。




    takejinさんからポイント付きメッセージを受け取りました。

    ■メッセージ
    ----------------------------
    lionfan(2)さま。【謎解き・説明解読クイズ・ニッポンの伝説のフード】の回答です。締切に投稿することは多分無理そうなので、こちらでお送りしておきます。

    <回答>


    「ねえ、じいちゃん。」
    台所でごそごそしていると、後ろから孫の声がする。
    「なんじゃ、お前も何か食うか。」
    小腹が空いたからの。お客も来ないしのう。
    「気になる子って、気になるじゃん。気になるとさ、なんだか気になるんだよね。」
    ほほう、それなりに歳を取ったらしいな。
    「わしに、何の相談じゃ?」
    「相談じゃないんだけど、けど。」
    「ほれ、コーラでも飲め。ばあさん出かけてて、どこに何があるかわからんな。」
    「なんだかさぁ。もやもやっていうかさ。」
    まあ、悶々とすることはたくさんあるじゃろうて。遠い昔で忘れてしまったがの。
    「どうした。あのガイジンの娘さんかな。」
    「うん、まあ、そう、なんだ、けど、ね。」
    要領を得んのう。まあよいわ、人生は長い、わしのはこの先短いがの。
    「大方、返事がそっけないとか、他の人に笑いかけてるの見たとか、ほかの奴に誘われてるの見たとかじゃろ。」
    「…」
    図星じゃの。目が丸くなっておる。
    「こら、むせるな。汚すとばあさんうるさいからの。」
    「じいちゃん、なんでわかるん。」
    「そりゃ、ただで歳食ってないからのう。」
    おう、焼けた焼けた。
    「ハッハ。これでも食え。」
    H志の前に出したのは、焼き立ての磯辺焼き。醤油に浸して、海苔付けて、湯気が立っておる。
    「これに七味をちょっと付けて、ピリリとした焼き餅食えば、やきもち焼かずにすむじゃろ。」
    「なんだか、胸がいっぱいなんだよなぁ」
    「恋わずらいにはちと早いの。腹が減っては恋もできん。食え食え。」
    「やきもちってさ、女の子が焼くものだと思ってたよ。」
    「かわいい娘のかわいいやきもちなら、絵になるがね。嫉妬って言い換えると、手に負えなくなるのじゃな。」
    「嫉妬かあ。」
    「ま、嫉妬には好いた惚れたじゃないのがはいっとるからの。」
    「ふううん。」
    「男の嫉妬は見っともない。表に出さずに、悠々と過ごす事じゃの。恋だの妬けるだのだけじゃなくての。」
    磯辺焼きがすっかりなくなっておるのう。
    「じいちゃん、もっとないの?」
    色気より食い気か。ほれ、焼けてきた。
    「女の子のほっぺみたいに、膨れておるのう。」
    「ほんとだ、やきもちって、これが元なのかなぁ。」
    「妬ける気持ち、が大元らしいがの。この様子もはいってるのじゃろ。ほれ、もう一つ。」
    「じいちゃん、お客。」
    おや、珍しいの。
    「いらっしゃいませ。何をお探しですかな。」
    あの金髪の女の子はどうしておるかのう。H志もやきもちを焼くようになるとは、大きくなったものじゃの。
    ええのう、若いもんは。



    「あの、やきもち売ってるんですか?」
    ん?今、なんて聞かれたのかの。やきもち?
    「いえ、文房具屋ですがうちは。」
    「いい匂いがするんで。ね。」
    「ほんとだ、おいしそうな。おい、やきもちって言わないだろ普通。」
    おや、この二人組はどこかで…、まあええわい。
    「召し上がりますか?」
    「え。」
    「ええ、いいんですか?」
    「おい、失礼だぞ。望月君。」
    「いいじゃない水野さん。このおじいさんが言ってくれてるんだからさ。」
    「どうぞ、どうぞ。めったにお客さんもこないので。」
    「すみま」「申し訳ありません。」
    少し若そうな方が遠慮が少ないけど愛嬌があって、ふくよかな方が常識派じゃの。
    「H志、その磯辺焼きの乗った皿持ってきて。」
    「おや、お孫さんで?」
    「はい、高校生です。ほら、ご挨拶せんか。」
    「ども。いらっしゃいませ。」
    「やきもちじゃなくて、磯辺焼きって言うんだよ。これ。」
    「でも、お餅を焼いたものじゃない。」
    「そりゃそうだけど、そういうんだよ。」
    「知ってるよ、そんなの。でもやきもちでもいいじゃん。」
    おやおや、この二人は何を始めたのやら。
    「ねえねえ。」
    「ん?」「あ、ごめんね」
    「いえ、いいんですけど。やきもちってかっこ悪いですか?」
    これはこれは。H志も唐突な奴じゃの。
    「これ、しつれ」
    「そうだなぁ。かっこ悪いかな。なぁ。」
    「演出上は、少しは見せた方がいい時も。」
    「演出上か。嫉妬は普通の感情だから、それが生まれるのはしかたがない。」
    「けど、それを心の底に秘めて、行動するのが侍だな。かっこいい」
    「そうなんだ。」
    「嫉妬が表に出ていいのは、年頃の女の子だろうなぁ」
    「それも、程度によるけどね。」
    「そうですよね、おじいさん。」
    お、驚いた。見てるだけでは済まなんだか。
    「そうじゃの。ちょっと拗ねるくらいなら、かわいいものじゃて。」
    「そうなんだ。」
    「ねえ、水野さん。”やきもち”みたいに食べ物の名前みたいなのに、食べられないものって何かあるかな。」
    「なんだよ、唐突に。っていつものことか。そうだな。…あったよ。ぼたもち。」
    「それ、普通に食べ物でしょ。」
    「特別なぼたもちがあるでしょ。棚からでてくるやつ。」
    「たなぼたかぁ。そのぼたもちは食べられないか。」
    よくしゃべるの。おもしろいがの。
    「大目玉ってどうですか?」
    「そりゃ食らうと大変だ。じゃ、肘鉄とか。」
    「泡。」
    「道草はどうじゃの。」
    「いいっすねぇ。冷や飯もそうかな。」
    「食らうなら、”これでも”とか。」
    「そりゃ全然食べ物じゃないじゃん。」
    「わしは、霞を食いたいの。」
    「もう食べてそうですけど。」
    「ははは。」
    これ、H志笑うんでない。
    「絵に描いた餅。」
    「そりゃくえねぇ。」
    「一生に一度は飲んでみたい物。甘い汁。」
    「お前には、この子の爪の垢でも煎じて飲ませてやる。」
    「くそっ。貴様には煮え湯を。」
    お茶を持って来ようかの。
    「あんたがた、そんなに笑わせると、へそで沸かしたお茶を飲ませますぞ。」
    「うへえ。」「すみません、騒いでしまって。」
    面白い若者じゃの。
    「普通さ、こんなに騒ぐと、お年寄りって苦虫を噛んだような渋い顔するのにさ。」
    「君のおじいさん、人間ができてるねぇ。」
    「僕、一度食べてみたいものがあるんですよ。」
    「何?」
    「金色のかすてら。」
    「それって、」
    「お代官様、これを。」
    おや、寸劇が始まったかの。
    「駿河屋、これは。」
    「かすてらでございます。黄金色の。」
    「ふっ。駿河屋、まさか偽物ではあるまいな。」
    「とんでもない。本物でごさいますよ。」
    「駿河屋。」
    「お代官様。」
    「おぬしも、ワルよのう。」
    「ってやつ?」
    「そうです、それです。」
    は。このふたりは。
    「お茶をどうぞ。」
    「これはへそで?」
    「んなわけないだろ。」
    人を食ったような、人懐っこいような。おもしろいの。
    「ねえねえ、お兄さん達。」
    「?」
    「そんなのすぐにできるの?」
    「そんなのって?」「いまのコント?」
    「そうそう。」
    「そりゃ、A piece of cake だよ。」
    「お、そだな。意味は調べるように。」
    「学生は恋の合間に勉強するんだ。」
    おや、お茶がもうないのう。
    「おかわりでもいかがかの。」
    「いえいえ、もうかえります。」
    「勉強の、あ、商売のおじゃまで。」
    お客おらんのだがの。
    「また来てね、お兄さんたち。」
    「おう、元気に勉強しなよ。」
    「失礼します。ご馳走様でした。」
    「毎度、ありがとうございました。またおいでくださいまし。」
    はて、彼らは何を買いに来たのじゃろう。


    <回答終了>

    前半戦で書いてるのは、正解じゃなくて、準正解の方ではないかと思うんです。が、後半戦でたくさん書いたので、その中には入っているかなという。(「たなぼた」が正解だとは思っていますが。)
    お手数おかけしますが、よろしくお願いします。
  • id:lionfan2
    takejin様、メールでの回答、ありがとうございます。
    H志とおじいちゃんのストーリー、大好きです!

    さて、回答を整理させていただきました。

     正解「たなぼた」
    準正解「いそべ焼き」

    その他「ぼたもち」「大目玉」「肘鉄」「泡」「道草」「冷や飯」「”これでも”」「霞」「絵に描いた餅」「甘い汁」「爪の垢」「煮え湯」「へそで沸かしたお茶」「苦虫」「金色のかすてら」
    でした。

    で、申し訳ございません。すべて、こちらの想定とは違いました・・・。
  • id:lionfan2
    ---------------------- 謎解き・説明解読クイズ・ニッポンの伝説のフード ----------------------

    F吉が喜色満面で答えた。
    F吉「わかった! 刺身の女体盛りだろ! 自分も、一度は食べてみたいんだ。でもJ尼が、作りたくないし、食べたくないって言う気持ちもわか・・・」
    D菜はF吉の頭をはたいた。
    D菜「『地域限定』って言ってたでしょ! 女体盛りなら、お金さえ積めば食べられるし。だいたい、女体盛りで『ニッポン人ノ国民性ヲ、トテモ良ク現』されたら、たまんないわよ!」

    F吉は頭をさすりながら尋ねた。
    F吉「じゃあD菜は何だと思うの?」
    D菜は得意そうに答えた。
    D菜「『一年生になったら』のおにぎりよ。きっとJ尼は、日本文化を勉強するときに、日本の童謡を聞いて、そのとき知ったんだわ」
    F吉「何それ?」
    D菜「『一年生になったら』って歌、知らない? 歌ってあげる」


      一年生になったら
      一年生になったら
      ともだち100人 できるかな
      100人で 食べたいな
      富士山の上で おにぎりを
      パックン パックン パックンと


    F吉は感心した。
    F吉「なるほど! 集団の和を大事にするところが、日本人ぽい、ってことだね。富士山の山頂っていう極端に地域限定だし、小学一年生を100人も富士山の山頂に連れてけるわけないから、シチュエーション通りにするのは、事実上、不可能だ。日本人でも食べた人なんて、ほとんどいるわけない」
    D菜は嬉しそうに言った。
    D菜「おにぎりは、チープな食べ物よね? 簡単にこの場でつくれるけど、手が汚れるし、真っ黒なノリを外国の人は嫌うから、J尼は作りたくないし、食べたくもない。でも富士山は日本の伝統的な山だから、そこでおにぎりを食べる、ってこと自体にはあこがれてるのよ。どうJ尼、正解でしょ?」

    J尼は首を振った。
    J尼「ワタシ、ソノ歌、初メテ聴キマシタ。ソンナニ有名ナ歌ナンデスカ? ソレニワタシ、ノリ、ト、オニギリ、大好キデス。今ミナサンニ、オニギリヲ出スコトダッテ、ゼンゼン『絶対、イヤ』デハ、アリマセン。確カニ手ハ汚レマスガ、洗エバ済ム話デス」

    D菜はがっかりした。
    D菜「今度こそ正解だと思ったのに・・・。でもJ尼、日本には、最終兵器があるの。こんな問題、一瞬で解いてみせるわ。さあB美、出番よ!」

    B美はクッキーを一枚、取ると、紅茶にひたした。
    B美「これが、今回の答えの外国版ね」
    J尼は笑った。
    J尼「ソノトオリ、デース!」

    D菜とF吉は驚いた。
    D菜「なにやってるの?」
    F吉「クッキーを紅茶につけるだって?」

    B美はうなずくと答えを言った。
    B美「『京のぶぶ漬け』ね」
    F吉が尋ねた。
    F吉「『ぶぶ漬け』って何?」
    J尼が答えた。
    J尼「オ茶ヅケ、デース! 京都ニ住ム人ガ、帰ッテ欲シイ客ニ出ス、伝説ノフード、デス」
    J尼は続けた。
    J尼「家ニオ客サンガ来ル。本当ハ帰ッテホシイ、デモ言エナイ。ソンナ時、京都ノニッポン人ハ『ブブ漬ケ、イカガドスカ?』ト尋ネマス。人ノ気持チヲ、大事ニデキル人カ、試スノデス」
    F吉は頷いた。
    F吉「あー、そんなの、あったよね」

    J尼は説明を続けた。
    J尼「ソコデ、ブブ漬ケヲ食ベテシマウト、非公式ナ制裁ヲ受ケルノデス」
    D菜は驚いた。
    D菜「制裁って?」
    J尼は悲しげに言った。
    J尼「陰口、イジメ、靴ニ画鋲。空気読メナイ、図々シイ。分ヲワキマエロ、出ル杭ハ叩ケ。コミュニケーションハ、火事ト葬式ニ制限サレテシマウノデス」
    F吉は呆れた。
    F吉「どこでそんな知識、仕入れたんだよ!」
    J尼は答えた。
    J尼「『ギリギリ! ジャパン・ガイド』デス。トテモ、面白イ本デース!」
    B美は目を輝かせた。
    B美「ぜひ今度、読ませてもらいたいわね」

    J尼は話を戻した。
    J尼「オ茶ヅケハ、簡単ニ作レマスシ、オイシイデス。デモ『京ノブブ漬ケ』ハ、絶対ニ食ベテハイケナイ、タブー・フード、ナノデス。デスカラ私ハ、タイヘン食ベタイノデスガ、デモ絶対、食ベタクナイノデス」
    D菜は感心したように言った。
    D菜「確かに京都の人に本気で『ぶぶ漬け、食べる?』って言われて、食べたなんて人、見たことないわ」
    J尼は言った。
    J尼「今、私ガ皆サンニ、出セルワケ、ナイデース」
    みんなは笑って納得した。

    ------------------ 謎解き・説明解読クイズ・ニッポンの伝説のフード・終わり ------------------
  • id:miharaseihyou
    私の第一感は水盃だったんですが、ストーリーを構成しきれなくて断念しました。
    地域限定と食べ物のところで引っ掛かってしまって。
    色々考えて遊びました。
    楽しい質問をありがとうございました。
  • id:garyo
    J尼がJR尼崎ならかすうどんだと思ったけど違いました。
  • id:takejin
    やっぱり外したかぁ。地域限定を無視してたので、ま、しょうがないですねぇ。ぶぶ漬けですか。噂には聞いてましたが・・・
    難問でしたねぇ。
  • id:taknt
    おっ 気がついたら 終わってた(爆)
  • id:NAPORIN
    ヒヤメシだとおもった。でも食べてる人いるかもねー

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