【謎解き・説明解読クイズ・ニッポンの伝統のドール】


4人はJ尼家のリビングで、納豆を食べようとしている。

J尼「ニッポンノ、伝統的ナドール、アリマス」
B美「何なの?」
J尼「(他人ノ不幸/自分ノ幸セ)ヲ祈ルタメノ、ドールデス。外国ニ由来シマス。テレビデ、タマニ見マス。見タ目ハカワイイノデスガ、ヨク知ッテシマウト怖イデス。(若イ女性/中高年男性)ガ持ツ、イメージデス。普通、自分デ(作ルモノ/作ルコトハ難シイ)デス。(無名ノ人ヲ/有名ナ人ヲ)モデルニシテイマス。手ニ入レタ状態カラ、サラニ自分デ手ヲ加エルノデスガ、ソノ姿ヲ他人ニ見ラレルノハ(恥ズカシイ/誇ラシイ)モノデス」
F吉「J尼は本物を持ってるの?」
J尼「ハイ。部屋ニアリマス」
D菜「じゃあ今、ここで使ってみせてよ」
J尼「(絶対、嫌デース!/喜ンデー!)」

J尼はウィンクした。
J尼「コノドール、何カ、ワカリマスカ? ソノドールニ深ク結ビツイタ、コトワザモ答エテクダサイ」

※小説風回答を8月4日(日)21:00-21:59に。22:00以降に締切。カッコの左側、右側、それぞれのバージョンを答えてください。その他の注意は下の「質問者から」に。

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id:lionfan2

このクイズの回答方法については、過去の問題を参考にしていただければと思います。また納豆については、知識依存があります(ヒント: 自分は一時期、水戸に住んでいました) 答えが分かった方も、コメント欄やtwitter、ブックマーク等でネタばれしないようにお願いします。

http://q.hatena.ne.jp/1374476099 ニッポンの伝統のグッズ

http://q.hatena.ne.jp/1369538017 ニッポンの伝説のゲーム

http://q.hatena.ne.jp/1357488272 ニッポンの伝説のダンス

http://q.hatena.ne.jp/1346141930 ニッポンの伝統のフード grankoyama様作

http://q.hatena.ne.jp/1346009507 ニッポンの伝統のフード

http://q.hatena.ne.jp/1339511191 ニッポンの伝説のレジャー

http://q.hatena.ne.jp/1334497733 ニッポンの伝説のフード

http://q.hatena.ne.jp/1333979251 ニッポンのゲーム

ベストアンサー

id:NAPORIN No.1

回答回数4894ベストアンサー獲得回数909

ポイント400pt

J尼はウィンクした。
J尼「コノドール、何カ、ワカリマスカ? ソノドールニ深ク結ビツイタ、コトワザモ答エテクダサイ」
D菜「うーん、自分で作るもので、その姿をみられたりするのってなんだろう。ええと、つくるのが(あたりまえ/難しい)といえば(テルテル坊主/ひな人形)だけど、みられてもなんともないわよね」
F吉「そういうふうに感じる人もいるかもしれないじゃないか。(女子/オジサン)にでも作ることができて見られるのが(恥ずかしい/誇らしい)ってのはあの作業をつきつめると…っていう意味じゃないの?」
D菜「別に(簡単すぎる/難しすぎる)ってほどのことじゃないわよ、それに(女子/おじさん)に限定する意味がわからないわ。不器用なF吉にだって(簡単に/修行すれば)できるでしょ?」
F吉「うーん、ちなみに俺は雪だるまくらいしかつくったことがないんだよな、めんどうくさいから顔も入れないようなの」
B美はニコニコしながら先に一人で納豆をかきまぜていた。ちなみに彼女は相変わらず変わっている。納豆の小鉢に海苔の佃煮をどっさりといれて混ぜるのだ。だれかに「海苔と納豆こそ、外国人には理解できない日本最高の味だ、日本人ならこの二つを毎日でも味わわないといかん」などといわれたことがあるのだそうだ。J尼はそれを興味深そうに眺めていたのだが、B美は「そう、そこです!」と急に声をあげ、汚れた箸をふりあげてF吉を指したのでJ尼がびくっとした。
B美「そろそろ気づいてもいいころじゃないですか? F吉くんのゆきだるまの特徴といえば」
J尼はおそるおそるB美の箸からこぼれおちようとした納豆を手のひらに受けた。
F吉「冷たい? 白い?」
D菜「(顔/手足)がない?」
B美「そうよ、D菜ちゃんはいつもひらめきがすごいわね。その特徴を持つ人形がもう1つ日本には昔からあります。色は(素朴な色/赤)っていえばすぐわかるかしら」
J尼は口をもぐもぐさせていたがみんなと目があうとあわててうなずいた。「ソウデース」
F吉「うーん、(人形焼きかウソ/赤ベコかサルボボ)かい?」
B美「全部はずれ」
B美の納豆小鉢を見て目をきらーんとさせているJ尼にB美は「じゃあ、そろそろたねあかしをもってきてあげてくれる。あとその前に今すぐ手を洗ってきなさい」と命じた。
J尼が部屋から持ってきたのはなんと(藁人形/達磨)だった。
J尼はいった。「コゥレハ(呪イノ藁人形/ダルマ)デイス。コゥレヲツクルノハ(カンタンデ、ソレニ/自分デハデキナイデスガ)使ウノ(モ/ハ)簡単デイス。(恋ノライバルヲ呪ウトゥキニー、木ニクギデウチツケマース。/選挙デ勝ッタ時ニ、目ダケヲ書キイレマース)。」
B美「別に(恋のライバル/選挙)だけにつかうものじゃないんだけど、現在ではそういわれてもしょうがないかしらね。
本当の由来は(丑の刻参りといって、人を呪うものでしょ。でもそれを打ち消すことわざもひろまってきたわ。/ダルマは修行のために石の上で座禅を続けて手足が壊死した達磨大師の姿を模しているわ。)だから、ことわざも推測がつくわよね」
F吉「雪だるま式に増える?」
D菜「増えてどうするのよ!うーんと、(人を呪わば穴二つ/石の上にも三年)かしら」
J尼「セイカイデース!」
D菜はちらりとB美を見たけれど異論はないようで「そうね」と短く答えただけだった。
D菜はF吉にささやいた。「ねえ、めずらしくB美の説明が短かったわね」
そういうつぶやきも聞き逃すことがないのがB美である。
 「たまにはあなたたちにクイズの参加賞をあげようかとおもって。日本最高の味をね」
F吉はD菜が目で止めるのも訊かず「日本最高の味?ドコドコ??」とテーブルをみまわした。
B美「じゃあ説明してあげる。
 まず、納豆というのはそもそも枯草菌という菌で水煮の大豆を発酵させたもので、むかし水煮の大豆のおけを馬ではこぶとき稲藁で蓋をしたせいで発見されたというわ。この枯草菌というのは、水気のない干し藁の上で日光にあてられても死なないために、芽胞という状態になったとき耐熱性が非常に高いの。この芽胞なら沸騰にも耐えるし、ほかほかの大豆からあがる水蒸気にも…」
 
F吉はD菜に何度かおしりをつねられた。J尼のメモには稲ヅトの納豆のことまで書き加えられ(、呪いの藁人形との類似性について重要事項として書き加えられ)たが、納豆に箸を伸ばすたびにぴしゃりと手をたたかれ空腹にさいなまれるF吉たちはろくに訊いていなかったのであった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%AF%E8%8D%89%E8%8F%8C
http://kotobank.jp/word/%E8%97%81%E8%8B%9E

id:lionfan2

id:NAPORIN様、お久しぶりの回答、ありがとうございました。(左/右)回答、F吉のボケとD菜のツッコミ、うんちくなど、サービスたっぷりの回答でした。採点表どおり、a-kuma3様と、本当に僅差でしたが、ベストアンサーです。おめでとうございます!!

2013/08/04 22:42:06
id:NAPORIN

ありがとうございます、光栄です。本当に僅差でした。ポイントも多めにいただけて嬉しいです。
 
なぜか達磨だけ先に思いついていたのです。選挙の気になる時期だったからでしょうか。
もう1個は半分本気でてるてる坊主かとおもっていました。
藁苞をドライブインで買ったのはずいぶんむかし、引っ越してきた当地ではおかめ納豆などをよく見かけます。だるま納豆は寡聞にしてしりません。
理解されにくい最高の味は3つの味にして梅肉もまぜれば匂い消しにもなっておいしかったのですが、J尼さんは外ジンとよばれると怒るくらいのメンタリティはすでにおもちで、混ざりにくい梅は必要ないのだよ、とこじつけておきます。ともあれごちそうさまです。

2013/08/04 23:18:56

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id:lionfan2

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id:NAPORIN No.1

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ポイント400pt

J尼はウィンクした。
J尼「コノドール、何カ、ワカリマスカ? ソノドールニ深ク結ビツイタ、コトワザモ答エテクダサイ」
D菜「うーん、自分で作るもので、その姿をみられたりするのってなんだろう。ええと、つくるのが(あたりまえ/難しい)といえば(テルテル坊主/ひな人形)だけど、みられてもなんともないわよね」
F吉「そういうふうに感じる人もいるかもしれないじゃないか。(女子/オジサン)にでも作ることができて見られるのが(恥ずかしい/誇らしい)ってのはあの作業をつきつめると…っていう意味じゃないの?」
D菜「別に(簡単すぎる/難しすぎる)ってほどのことじゃないわよ、それに(女子/おじさん)に限定する意味がわからないわ。不器用なF吉にだって(簡単に/修行すれば)できるでしょ?」
F吉「うーん、ちなみに俺は雪だるまくらいしかつくったことがないんだよな、めんどうくさいから顔も入れないようなの」
B美はニコニコしながら先に一人で納豆をかきまぜていた。ちなみに彼女は相変わらず変わっている。納豆の小鉢に海苔の佃煮をどっさりといれて混ぜるのだ。だれかに「海苔と納豆こそ、外国人には理解できない日本最高の味だ、日本人ならこの二つを毎日でも味わわないといかん」などといわれたことがあるのだそうだ。J尼はそれを興味深そうに眺めていたのだが、B美は「そう、そこです!」と急に声をあげ、汚れた箸をふりあげてF吉を指したのでJ尼がびくっとした。
B美「そろそろ気づいてもいいころじゃないですか? F吉くんのゆきだるまの特徴といえば」
J尼はおそるおそるB美の箸からこぼれおちようとした納豆を手のひらに受けた。
F吉「冷たい? 白い?」
D菜「(顔/手足)がない?」
B美「そうよ、D菜ちゃんはいつもひらめきがすごいわね。その特徴を持つ人形がもう1つ日本には昔からあります。色は(素朴な色/赤)っていえばすぐわかるかしら」
J尼は口をもぐもぐさせていたがみんなと目があうとあわててうなずいた。「ソウデース」
F吉「うーん、(人形焼きかウソ/赤ベコかサルボボ)かい?」
B美「全部はずれ」
B美の納豆小鉢を見て目をきらーんとさせているJ尼にB美は「じゃあ、そろそろたねあかしをもってきてあげてくれる。あとその前に今すぐ手を洗ってきなさい」と命じた。
J尼が部屋から持ってきたのはなんと(藁人形/達磨)だった。
J尼はいった。「コゥレハ(呪イノ藁人形/ダルマ)デイス。コゥレヲツクルノハ(カンタンデ、ソレニ/自分デハデキナイデスガ)使ウノ(モ/ハ)簡単デイス。(恋ノライバルヲ呪ウトゥキニー、木ニクギデウチツケマース。/選挙デ勝ッタ時ニ、目ダケヲ書キイレマース)。」
B美「別に(恋のライバル/選挙)だけにつかうものじゃないんだけど、現在ではそういわれてもしょうがないかしらね。
本当の由来は(丑の刻参りといって、人を呪うものでしょ。でもそれを打ち消すことわざもひろまってきたわ。/ダルマは修行のために石の上で座禅を続けて手足が壊死した達磨大師の姿を模しているわ。)だから、ことわざも推測がつくわよね」
F吉「雪だるま式に増える?」
D菜「増えてどうするのよ!うーんと、(人を呪わば穴二つ/石の上にも三年)かしら」
J尼「セイカイデース!」
D菜はちらりとB美を見たけれど異論はないようで「そうね」と短く答えただけだった。
D菜はF吉にささやいた。「ねえ、めずらしくB美の説明が短かったわね」
そういうつぶやきも聞き逃すことがないのがB美である。
 「たまにはあなたたちにクイズの参加賞をあげようかとおもって。日本最高の味をね」
F吉はD菜が目で止めるのも訊かず「日本最高の味?ドコドコ??」とテーブルをみまわした。
B美「じゃあ説明してあげる。
 まず、納豆というのはそもそも枯草菌という菌で水煮の大豆を発酵させたもので、むかし水煮の大豆のおけを馬ではこぶとき稲藁で蓋をしたせいで発見されたというわ。この枯草菌というのは、水気のない干し藁の上で日光にあてられても死なないために、芽胞という状態になったとき耐熱性が非常に高いの。この芽胞なら沸騰にも耐えるし、ほかほかの大豆からあがる水蒸気にも…」
 
F吉はD菜に何度かおしりをつねられた。J尼のメモには稲ヅトの納豆のことまで書き加えられ(、呪いの藁人形との類似性について重要事項として書き加えられ)たが、納豆に箸を伸ばすたびにぴしゃりと手をたたかれ空腹にさいなまれるF吉たちはろくに訊いていなかったのであった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%AF%E8%8D%89%E8%8F%8C
http://kotobank.jp/word/%E8%97%81%E8%8B%9E

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id:NAPORIN様、お久しぶりの回答、ありがとうございました。(左/右)回答、F吉のボケとD菜のツッコミ、うんちくなど、サービスたっぷりの回答でした。採点表どおり、a-kuma3様と、本当に僅差でしたが、ベストアンサーです。おめでとうございます!!

2013/08/04 22:42:06
id:NAPORIN

ありがとうございます、光栄です。本当に僅差でした。ポイントも多めにいただけて嬉しいです。
 
なぜか達磨だけ先に思いついていたのです。選挙の気になる時期だったからでしょうか。
もう1個は半分本気でてるてる坊主かとおもっていました。
藁苞をドライブインで買ったのはずいぶんむかし、引っ越してきた当地ではおかめ納豆などをよく見かけます。だるま納豆は寡聞にしてしりません。
理解されにくい最高の味は3つの味にして梅肉もまぜれば匂い消しにもなっておいしかったのですが、J尼さんは外ジンとよばれると怒るくらいのメンタリティはすでにおもちで、混ざりにくい梅は必要ないのだよ、とこじつけておきます。ともあれごちそうさまです。

2013/08/04 23:18:56
id:a-kuma3 No.2

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ポイント300pt

J尼「コノドール、何カ、ワカリマスカ? ソノドールニ深ク結ビツイタ、コトワザモ答エテクダサイ」

F吉「ぼく、分かった! おじさんの方ってエケコ人形じゃない?」
J尼「F吉サン、変ワッタドールヲ知ッテマスネ」
F吉「テレビでやってたんだけど、願い事を叶えてくれるんだってさ。で、願い事に合わせて、いろんなグッズを持たせてあげるんだって。ね、これでしょう?」
D菜「何言ってんの、F吉。日本の人形じゃないじゃない」
F吉「あ……」
D菜「それに、おっさんの人形じゃなくて、おっさんが持ってる人形よ」
J尼「イヤ、オッサンジャナクテ中高年……」
F吉「じゃあ、D菜は何か思いついたことはあるの?」
D菜「いや、私は何かに頼ったりしないで、自分で努力するタイプだから、こういうのはちょっと苦手で……」
J尼「アハハ。B美サンハ、ワカリマスカ?」

B美は、やけに長いウィンクをして微笑んだ。
J尼「サスガデスネ」
D菜「え、何、今の答えなの? 人形の話じゃなかったんだっけ」
F吉「あ、本当に分かった。『だるま』だ!」
B美「たまの選挙のときには、必ずテレビに映されるわよね」
D菜「そうか、誇らしいっていうのは、両目を入れる時のことなのね」
B美「加工して使うというのは、最初に片目を入れることを言っているのね」
F吉「そう言えば、達磨大師っていうお坊さんがモデルだね」
J尼「ミナサン、スバラシイデス! コトワザハ分カリマスカ?」
F吉「だるまと言えば、『七転び八起き』かな」
D菜「今日は冴えてるじゃない、F吉」
F吉「まあね」

D菜「じゃあ、もうひとつの若い女性が持つ人形の方も分かる?」
F吉「うん。思いついてたんだけど、さっきまで名前が思い出せなくて。ポクポンでしょう」
D菜「ん? ポケモン?」
F吉「違う、違う。ポクポン。よくお店に置いてある毛糸を巻いて作ったブードゥーの人形みたいなやつ」
D菜「ああ、あれ。ポクポンって言うの」
F吉「若い女の子に人気だし、ちょっと怖いし、自分で作れそうだし。ねえ、正解でしょ?」
J尼「サスガ、F吉サン、ハズシテコナイデスネ」
F吉「正解?」
J尼「ぽくぽんハ、モトモトハ、タイノドールデース。ニッポンノドールデハアリマセーン」
F吉「外さない、の意味が違うよ……」

D菜と目があったB美は、ゆっくりと視線をテーブルの上に落とす。視線の先には、昔ながらの藁に包まれた納豆が置いてある。
D菜「そういうことなの!」
J尼「分カリマシタカ、D菜サン?」
D菜「多分、藁人形じゃない?」
J尼「正解デース。スバラシイ!」
D菜「というか、B美に教えてもらったのよね。呪うとか怖いというのは分かるんだけど、更に自分で手を加える、というのが分からないの」
B美「呪う相手の髪の毛とかを入れるのよ」
F吉「うへぇ」
B美「丑の刻参りは、見られて恥ずかしいというよりも、他の人に見られると自分に呪いが返ってきちゃうのよね」
J尼「エー、ソウナンデスカ。コトワザノ方ハ、分カリマスカ?」
D菜「藁人形のことわざかあ。『人を呪わば穴二つ』とか?」
J尼「チガイマース」
F吉「『悪魔が来たりて笛を吹く』とか?」
D菜「どこが、ことわざなのよ」
J尼「B美サンハ、ドウデスカ?」
B美「『論より証拠』だと思うわ」
J尼「正解デース」
F吉「え、何で?」
B美「いろはがるたの『ろ』の絵柄を覚えてない?」
F吉「えーと、どんなのだったっけ……」

B美は、タブレットでしばらくを検索すると、ひとつのページを見せた。
http://img.yaplog.jp/img/14/pc/h/a/t/hatopiko/6/6403_large.jpg
F吉「ああ、そう言えば、こんな絵だったっけ。藁人形が描いてある」
J尼「『ギリギリ! ジャパン・ガイド』ニモ、ソノ絵ガアリマース」



(ごめんなさい、オチが思い浮かばない)

id:lionfan2

id:a-kuma3様、いつも回答、ありがとうございます。今回は小説風回答が必須でしたらで、大変だったと思います。お疲れ様でした。いつもながら、重要ポイントを外さない回答、お見事です。また、いろんな雑学、うんちく入りの回答は、読んでいて楽しみです。「ポクポン」ははじめて知り、とても勉強になりました。人力検索のクイズ回答ではじめて知り、その後「ああ、あのことか・・・」と思うことが良くあります。(「ニッポンの伝説のレジャー」でのid:takanoha様の回答http://q.hatena.ne.jp/1339511191#a1152665の「バルス」とかです)

2013/08/04 22:47:53
id:takejin No.3

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ポイント300pt

暗殺

俺は殺し屋だ。自分で言うのもなんだが、超一流の殺し屋だ。狙った獲物は外さない。
手段を選ばず、ターゲットをあの世に送ってきた。
だが、今回のターゲットは手強い。
スケジュールは手に入らない、神出鬼没。正確な容姿もよくわからない。
遠くから撮影したらしいピンボケの写真が一枚、葉巻のかけら、指紋がついている25セント玉、金色の髪の毛2本、これだけが手がかりだ。

「こいつが、世界征服をねらってるって?」
薄暗いバーの片隅で渡された手がかりを見ながら、情報屋のミーに言った。
「何人がしかけたんだ?オレの前に」
「二桁よ」
言い放つミーの言葉には、そいつらが帰ってこなかったことも含まれていた。
「なあ、ほんとにそいつを消すと、世界に平和がやってくるんだな」
「そうらしいわ。でも、あと3日よ」
「正確には68時間と23分後なんだな」
時計を見ながらミーがうなづく。
「ええ、あなたが殺らないと」
ミーはぞっとするほど美しく、俺に微笑んだ。
「世界が終るのよ」

ターゲットはトウキョウにいると聞いて、シンジュクに俺はいた。
カブキチョウのいかがわしいバーで、情報屋の片目のつぶれた男と杯をかわす。
「居場所がわからないと、手もだせねぇ」
「いやいやダンナ。最近変わったコロシの会社ができたンス」
「なんだよそれ」
「行ってみます?口は堅いらしいス」

片目のつぶれた男は、シンジュクの街を歩く。
迷路のような路地をさまようと、頭に地図を常に描いている俺でも、居場所が分からなくなった。
たどり着いたところは、狭い階段を上がった小さなテンプルだった。
入口らしいところの上に、表札がかかっている。が、漢字はよくわからない。
「なんて書いてあるんだ?」
「心願成就社って書いてあるんス。ドリーム・カム・トゥルー・カンパニーってことっス」
「なんだそれ。別に夢を叶えたいんじゃないんだが」
「ま、だまされたと思って行きやしょう」

入ってみると、白いキモノと赤くて太いスラックスを着た女性が出てきた。
「いらっしゃいませ、心願成就社へようこそ。」
片目のつぶれた男は、小太りな体を折り深々と頭を下げている。俺も真似をしてみる。
片目のつぶれた男は小声で、
「この女はミコっス」
と言っている。名前だか役職名だかよくわからない。キモノを着た男も出てきた。
「この男はグージっス」
また、名前だか役職名だかよくわからない。
グージは、ソファに座りながら気さくに話しかけてくる。
「これはこれは。海外の方は久しぶりです。どのようなご用件でしょうか」
片目のつぶれた男は、グージに言った。
「人を殺したいんだ」
グージは動じた様子もなく言う。
「かしこまりました。なにか手がかりはございますか?」
単刀直入だな、ここは。驚いている俺に、片目のつぶれた男が手を出した。
「髪の毛があるんスよね。それを手がかりに」
俺はアタッシュケースから、髪の毛の入ったビニール袋を取り出した。
グージはビニール越しに髪の毛を検分し、厳かに言った。
「これなら大丈夫。確実に殺せます」
と言いながら、パンフレットを広げる。
「では、こちらのコースがよろしいかと存じます。」
「このコースは、実行するのは私たちですね」
「はい、その方が効果が高いので、お勧めです」
俺の意見を挟む余地もなく、話が進んでいく。おい、報酬はどうなってんだ。
「こちらのコースは、ダブルですので、通常の方法よりも確実です」
「ああ、こっちもするんですね」
「はい、そうなります」
「で、お値段の方ですが」
グージは、ジャラジャラと音のする木の玉が沢山ならんだ装置をはじいている。
「このへんで」
片目のつぶれた男は、それを見て俺に言う。
「全部コミコミで、12万円だそうです」
「え、そんなに安い」
「じゃ、いいですね」
わけのわからないまま、契約することになった。12万円など、屁でもない。が、安すぎる。
「おい、大丈夫なのか?」
「実績って、なにがありましたか」
と、片目のつぶれた男はグージに聞いている。グージはパンフレットのページをめくる。
「海外では、ビンラディンとか、チャウシェスクなどが私どもの行ったもので」
「おい、あれを実行したのは俺の仲…、それに処刑じゃないか、お前らがやってるわけないだろ。インチキだ」
「いえいえ、あれは私どもの仕業です。こちらで、お客様のご要望通りに心願を成就させた結果です」
「どんな手を使ったんだ」
「今からそれを説明いたします」
グージは、ロッカーから二つの箱を持ってきた。テーブルの上で、一つ目を開ける。
箱には、20cm程度の人形が入っていた。藁でできているようだ。
「こちらは、藁人形です。この人形に手を加えて、ある作法にのっとって手続きを踏むと、憎い人物をこの世から消すことができるのです。」
「その手続きとは、なんなんだ」
「まず、藁人形に消したい人の髪の毛などを入れます。そして、丑の刻といわれる午前二時に、この藁人形を木に打ち付けます。」
「それだけか」
「そうです。が、五寸釘という長い釘を使うこと。その行為を人に見られてはいけないことなど、お約束が沢山ございます。詳しくは、この作法書をご覧になってください」
と白い紙を束ねた冊子を手渡した。
「その作法が間違っていたら?」
グージは残念そうに肩を落とし言った。
「目的は達せられないでしょう」
片目のつぶれた男は、もう一つの箱を指して言った。
「こちらは?」
「ダブルのコースですので、サブながら強力な方法をお付けします」
と言い、グージは箱から赤い塊を取り出した。
「こちらはダルマと言います。中国の僧侶を元にして作った人形です」
「そんな、僧侶の人形で人を殺せるのか?」
「これは、目が入っていません」
よく見ると、丸い形に大きく顔が書いてある。しかし、眼のところが白く抜けていて、不気味な感じだ。
「願掛けといって、願い事を掛けながら片目を塗りつぶします」
隣で、片目のつぶれた男がにニヤリと笑う。
「そして、願い事が叶ったら、もう一つの目を塗りつぶすのです。」
「それだけ」
「はい。御利益は十分すぎるほど」
パンフレットをめくりながら、グージは微笑む。
「このように、選挙では絶大な威力を発揮しています。当社のダルマをお使いになった候補者は、全て当選しているのです」
俺はなんだかばかばかしくなってきたが、手掛かりのない今やってみても損はないかなと思う。
「じゃあ、どうすればいい?」
「私が手ほどきしまスんで。今晩呪い殺しちまいましょう」
ニヤリと笑う片目のつぶれた男とグージの顔は、人というより物の怪のようであった。

グージの運転する車に揺られて、俺と片目のつぶれた男は、深い山の中へ入っていった。
「この山なら、だれの目にもつかないんス」
この呪いの操作をするのは、俺である。
「任務のある人がやらないと、効果がないんス」
「やったことないからなぁ、人を呪い殺すなんて」
「ライフルより簡単っス」
と言いながら、片目のつぶれた男はダルマを俺に手渡す。変に先の膨れたペンも、俺に握らせている。
「この筆で、左目を塗りつぶしてくだせ」
揺れる車の中で、慎重に片目を塗りつぶした。
「それと、髪の毛を藁人形に」
片目のつぶれた男が差し出した髪の毛を、藁人形に挟み込む。
「これに着替えて」
狭い車内で、白いキモノに着替える。前が開いていて、どうにも落ち着かない。
ちいさな赤い門の前で止まった。
「この鳥居の向こうには、ダンナ一人でいくっス」

車から降り、藁人形と五寸釘と金槌を渡される。グージもうなづいている。
「手順はさっき説明したとおりっス」
片目のつぶれた男は、時計を確認した。
「あと5分。時刻を間違えないように。」
俺は、一人で暗い森の中へ入っていった。

木々が沢山生えているが、ほとんどの木は触るとボロボロだった。
これでは釘が刺さらない。ようやく頑丈な太い木に行きついた時には、すでに丑の刻の15秒前だった。
俺は、藁人形を木にあてがい、五寸釘を人形の胸に刺した。

金槌を時報とともに振り下ろした。手ごたえがあった。

五寸釘は、藁人形を突き抜け、木の幹に深々と突き刺さった。
「これで、世界は救われるのか」
俺が呟いたとき、目の前の木の幹が軋みだした。五寸釘が刺さったところから、幹に亀裂が入っていく。
一歩後ずさった時に、目の前の大木が俺の方へ倒れてきた。避ける間もなかった。

「なんで」
大木に挟まれ、もうろうとする視界の隅に、片目のつぶれた男が見えてきた。
「髪の毛っス。髪の毛。あれ、ダンナのっス」
「なんで」
質問には、片目のつぶれた男は答えない。
「ダンナ、こんなことわざを知ってますか」
俺はすでに声も出ない。
「人を呪わば穴二つ。他人に手を掛けたら、必ず自分に返ってくるって話でさ」
「なん の ことだ」
片目のつぶれた男は、右目に掛けていた眼帯を外した。その右目は、俺の目をしっかりと見据えていた。
「俺の女房を、イラクで撃ち殺しただろ。これはその報いだ」
かすんでいく視界の中で、両目のつぶれていない男がダルマに右目を入れていた。
「いくつ転んだか覚えてないが、こんどこそオレは起き上がるんだ」
ダルマの底にこんな文字が書いてあるのが、かろうじて見えたのが最期だった。

七転び八起き


※補足です。
左側が呪いの藁人形。オズのカカシに似てるから、可愛いかも?
右側がダルマ。達磨ってインドの僧侶ですよね。水戸には、ダルマ納豆がありましたね。

id:lionfan2

id:takejin様、すばらしい解答、ありがとうございます。どうしてもひねった回答だと、採点では不利になってしまうのですが、水戸名物の「ダルマ納豆」を唯一、当てているなど、素晴らしい解答でした。短い中にも登場人物のキャラが立っていていいですね! たいへん楽しみました。

2013/08/04 22:56:20
  • id:NAPORIN
    後ろがすぐわかって前のも今わかったー! 
    日曜日は多分来ませんがみなさんがんばってー
  • id:lionfan2
    id:NAPORIN様、ありがとうございます。今回はむしろ後ろの方が難しいと思っていたので驚きでした。
    それでは日曜日、皆様の回答をお待ちしております。
  • id:takejin
    可愛くないのしか思い浮かばない。
  • id:lionfan2
    id:takejin様、たぶんそれでOKです。なんせ若い女性の、しかも外国人の言う「かわいい」なので、ほとんどなんでもアリです。
  • id:lionfan2
    21:00ですが、電車で移動中です。ネットはたぶん、とぎれとぎれになると思いますので、回答受付再開時刻や〆切が、±10分ていど前後する可能性があることをご容赦いただければと思います。よろしくお願いいたします。
  • id:a-kuma3
    うわ。いつの間に「小説風回答歓迎」だったのが、いつの間に必須条件に! ><
  • id:lionfan2
    id:a-kuma様、ありがとうございます。この問題は比較的、簡単な方だと思いますので、小説風回答を必須にします。
    あと、たぶん時間ほぼぴったりのオープンができそうてです。
  • id:NAPORIN
    うふふふなにごともなければ来られそうだし書けました。今度こそ今度こそ参加してやるんです!うふふふふ
  • id:lionfan2
    皆様、ありがとうございます。今からバスに乗りますので、正解発表+公表は23:30くらいになります。よろしくお願いいたします。
  • id:a-kuma3
    >この問題は比較的、簡単な方だと思いますので、
    うへぇ。
    答えらしきものが浮かんだのは、金曜の夜。
    質問に合わせて、右・左を入れ込んだ回答が正解に近いのだろうとは思いつつも、展開が作れないし、オチも思いつかない。

    とりあえず普通の回答にするかと思ったときに、「歓迎」の文字が無いことに気がついたときの衝撃 ><。
  • id:lionfan2
    とりあえず速報で採点表を。
    http://www.nurs.or.jp/~lionfan/hatena_quiz/doll_kekka.png

  • id:lionfan2
    -----謎解き・説明解読クイズ・ニッポンの伝統のドール・解答編-----

    B美は納豆(の藁をつかんで/のパッケージの絵を指さして)答えた。
    B美「これが今回の答えね」
    J尼は叫んだ。
    J尼「ブラボー! B美サン、ジーニアスデス!」
    F吉とD菜は不思議そうだった。
    F吉「B美、何やってるの?」
    D菜「納豆が関係してるの?」

    B美は答えた。
    B美「(藁人形/だるま)ね。この納豆、(藁人形に似てる/水戸名物のだるま納豆だ)し」
    J尼はうれしそうに言った。
    J尼「ソウデース! (藁人形/ダルマ)ハ(他人ノ不幸/自分ノ幸セ)ヲ祈ルタメノドールデ、中国ニ由来シテイマス」

    D菜は質問した。
    D菜「一見かわいらしいけど、よく知ると怖いっていうのは?」
    J尼は答えた。
    J尼「(藁人形/ダルマ)ハ(丑ノ刻参リトイウ呪イニ使ワレル/面壁九年ノ座禅ニヨッテ手足ガ腐ッテシマッタ姿ナ)ノデ、ヨク知ッテシマウト怖イノデス」
    D菜は納得した。

    J尼は続けた。
    J尼「テレビデ見マシタガ、(若イ女性ガ呪イデ使ウ/中高年男性ガ選挙デ当選シタトキニ持ツ)イメージデス。(藁人形/ダルマ)ハ普通、自分デ(作ルモノ/作ルコトハ難シイ)デス。(誰トモイエナイ無名ノ人ヲ/インドデ生マレ、中国デ活躍シタ高名ナ仏教ノ僧侶ヲ)モデルニシテイマス。手ニ入レタ状態カラ、サラニ(五寸釘ヲ打チ込ンデ呪ウ/両目ヲ入レテ祈願達成ヲ祝ウ)モノデスガ、ソノ姿ヲ他人ニ見ラレルノハ(恥ズカシイ/誇ラシイ)モノデス」

    F吉は尋ねた。
    F吉「(藁人形/ダルマ)に深く結びついた、ことわざって?」
    J尼「(人ヲ呪ワバ穴二ツ/七転ビ八起キ)デース!」
    D菜とF吉は納得した。J尼は宣言した。
    J尼「ソレデハ、本物ヲ部屋カラ持ッテキマス。使ウノハ(絶対ニ嫌/ニッポン人ト友達ニナレタコトヲ記念シテ)デスヨ!」
    みんなは笑顔で頷いた。

    ---謎解き・説明解読クイズ・ニッポンの伝統のドール・解答編・終わり---

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