北海道の苫小牧って人口が道内第5位で小樽を抜いていますが、なぜでしょうか?

小樽に比べて、観光地はほとんどないし、駅前周辺もそんなに栄えてはいないし、札幌からも結構遠いですよね。

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  • 終了:2014/09/23 05:25:03

回答2件)

id:shufuo No.1

回答回数5ベストアンサー獲得回数1

北海道にとって苫小牧港は非常に重要な港です。
苫小牧港は太平洋側にありますので津軽海峡をわたらずに東京、名古屋、北米に出ることができます。小樽港は津軽海峡もしくは宗谷海峡をわたらなければ出ることができません。その分、時間と燃料が余計に必要になります。
かつて小樽港は天然の良港として栄えました。開拓当時は陸路も整わず物資の輸送は主に船で川をのぼりましたので、海から石狩川、豊平川を遡ることのできる小樽港は非常に重要でした。
しかし、現在の運送はトラックと貨物列車が中心となったので小樽港に優位性はありません。むしろ海路で余計な時間がかかることから敬遠されるようになっています。
その後、鉄道と国道36号線、道央自動車道が整備され、苫小牧港の整備も進み、現在では苫小牧港の方が重要な港湾となっています。
また政府の石油備蓄施設や自動車メーカーなど本州資本の工場進出などもあり苫小牧は大きく成長しています。このあたりは空路(新千歳空港からのアクセス)の利便性も大きく影響しています。
現在、苫小牧市の人口は足踏みをしていますが長期的にはまだまだ発展をすると予想しています。
ただし、苫小牧は札幌へのアクセスが良すぎることが逆にネックとなって商業施設が発展できない場所と言えます。首都圏では千葉県、中京で言えば三重県のような位置づけです。工業地帯ですが商業は将来性が高いとはいえません。現在、苫小牧にある大きな商業施設はイオンモールくらいです。

id:yna1962 No.2

回答回数26ベストアンサー獲得回数3

小樽は平地が少なくこれから人口が増えるための場所がありません。観光を除き、産業を起こすだけの余裕がありません。道内各地への交通網のアクセスが悪く(自動車での道北方面へのアクセスを除き、札幌経由になり、混むところを通る)。
苫小牧は広い平地が手付かずで残っているため、工場などの誘致はできる余裕があります。また札幌のみならず、道内の各地への交通網へのアクセスも有利です。

歴史的に小樽が発達したのは、以下の理由があります。
(1) すぐそばが山で、風の影響を受けづらく天然の良港であった。
(2) 戦前は日本海側のほうが交易相手が多かった。(韓国も満州も日本海側)

一方戦後は、日本海側で交易する相手がいなくなった(ソ連と中国は敵対国家になった)。遠浅の海岸でも、浚渫するなど港が作りやすくなった。船も大型化し、天候の影響を受けづらくなった。

  • id:tamikiku
    苫小牧市は、貨物取り扱い量が北海道最大の苫小牧港を擁しております。
    また、製紙業・自動車部品製造業・石油関連事業という基幹産業が発展しており、
    これらの産業に従事する労働者の人口がかなりあります。
    積雪量は北海道の中では少ないため、雪害による産業への影響も小さくなっています。
    一方、小樽市は観光産業以外にこれと言った基幹産業がありません。
    札幌のベッドタウンの要素も多少はありますが、石狩市・江別市・北広島市・千歳市
    というような、他の有力なベッドタウンと比較して、距離や不動産価格で見劣り
    することは否めません。
    実際、苫小牧市は人口が増加しておりますが、小樽市は人口が減少しております。
  • id:tamikiku
    補足
    人や物流の中心を鉄道(札幌駅)で考えた場合は、確かに苫小牧より小樽の方が近いですが、
    人や物流の中心を航空機(千歳空港)で考えた場合は、
    小樽よりはるかに苫小牧の方が有利です。
  • id:tmksStyle
    たしかに、本州から新千歳着の便に乗ると、苫小牧の街に突っ込んでいくように高度を下げますからね。空港が近い、港がある、札幌に近い、高速で道東にも行きやすいという、物流の拠点になっています。

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