日本人に欲が無いからでしょう。で、欲のある人間が上に行ってしまう事を看過しやすい。
本来駄目なものはバシバシ叩いていかなければならないもののはずなのですが。
あとアメリカは建国時の偉人の精神が生きてるから強い…。
太閤検地や鉄砲狩り・刀狩り、参勤交代などで秀吉~徳川家では大名や農民などを抑圧することで中央集権をなしとげました。
すっかりサラリーマン化した侍社会が不自由すぎ硬直しているため、
浮世絵では役者以外には相撲取りや火消し、十手持ち(外部委託であり公務員でない存在)が大人気でした。
その社会システムからみれば、下が優秀な日本というふうに見えたのでしょう。
現在は日本でも上にいけるのはその地位に必要な能力をもつ優秀な人であり順当だと感じます。
社会システム作りでいえば、まずアメリカでいい施策があれば日本でもやりましょうと役人が政治家を教育していいとこどりをさせてきたので、原因と名指しできるほど大きな違いはありません。
ただ、地震や経済問題で全体的に問題が大きく厳しい状況なので「優秀」でも外からは優秀にみえず、
みんなが見栄えだけでへんな思想を持つ人に投票しちゃったというところはあります。
さて、優秀といわれるアメリカですが、
黒人大統領のつぎはヒラリークリントン女性大統領が出現するかどうか、
今はアメリカの地力の見所ですね。
辛口、諫言、放言、失言 ~ 元祖そこまで言って委員会 ~
結婚式のスピーチで、ダジャレが受けたため、云ってはならぬ禁句を
つい言ってしまう人もいる。一種のサービス精神であるが、政治家とも
なれば、失言がもとで失脚する事例は、あまりにも多すぎる。
あるいは同じことを、別人が云えば許され、まったく問題にならない
ケースもある。きわどい発言の共通点は、たいがい論理的な矛盾があり、
特殊な実例を、あたかも一般論かのごとくに語ってしまう。
わずか 114ヶ日の訪米(ほとんど船中泊)で、日米の違いを、語るも
聞くもマユツバであり、しかも十四歳の幼帝の御前とあっては、今なら
オフレコの世間話にすぎない。
ただし、海舟の広言癖は、そもそも私利私欲が感じられず、いつかは
誰もが言ってみたいものが多い。現代の日本にも、そのまま当てはまる
政党や企業は数えきれない。もとになる民俗的秩序の違いにすぎないが。
いつどこで、誰が誰に、何を如何に語ったか?
5W1H ~ What When Where, Who Why How ~
勝 海舟(36)、将軍 家茂(14)に拝謁の折、老中に語る(18600515)。
…… 我が国と違い、アメリカで高い地位にある者はみなその地位相応
に賢うございます。(訪米使節から帰還し、将軍家茂に拝謁した際、幕
閣の老中からアメリカと日本の違いは何か、と問われての答弁)。
勝 海舟 海軍奉行 18230312 江戸 東京 18990119 75 /[18600113-0507 訪米] 文政 6.0130-
徳川 家茂 将軍14 18460717 江戸 18660829 20 /[1858-1866] 弘化 3.閏0524-慶応 2.0720
♀和宮 親子 内親王 18460703 京都 箱根 18770902 31 /[1862-1865] 弘化 3.閏0510-/家茂の正室
“皇女和宮”文久 2.0211 和宮と家茂の婚礼、慶応 1.0516 今生の別れ。
…… (海舟を生涯の師の一人と仰いだ徳富 蘇峰も)晩年の勝の放言
には閉口することもあったようで、「惜しむらくはあまりにも多弁」と
も書き残している。
|
…… (『氷川清話』出版にあたり)巌本 善治が(「序文はお書きに
ならぬが宜しいです。新聞に出たのはたいてい間違っておりますから」)
と言うと、「ナーニ、目くら千人目あき千人だから、構いやしない」と
返している(座談 18971006 Wikipedia)。
── 勝 海舟《氷川清話 20001208 講談社学術文庫》江藤 淳&松浦 玲・編
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/406159463X
徳富 蘇峰 歴史評論 18630314 肥後 19571102 94 /文久 3.0125/廬花の兄
|
巌本 善治 女子教育 18630730 但馬 東京 19421006 79 /文久 3.0615/真理の祖父
── 《勝海舟むかし語り ~ 巌本 善治・編《海舟座談》より ~ 》
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19790511 君去りし後 ~ 巌本家の周辺 ~
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n324070(20141215)
5W1H ~ いつ誰が、どこで何をか示さない伝聞は怪しい ~
http://twilog.org/awalibrary/search?word=%EF%BC%95%EF%BC%B7%EF%BC%91%EF%BC%A8&ao=a
江戸時代の日本は家柄で社会の地位が決まる身分社会で、アメリカは、実力主義・能力主義で社会の地位が決まる競争社会だったからかな。(^_^;
※参考URL
http://d.hatena.ne.jp/mickmack/20090726/1248598119
政治家、役人の中で、「上に行くほど、」と言っているのか、全国民の中で「上に行くほど、」と言っているかが分かりませんが、
前者だとしたら、既に上に二人から指摘があるように(( )内は当方が追加)、
日本人に欲が無いから、欲だけがあり(例えば、威圧的である、声が大きい、親分肌である等)、能力がない人が上に行ってしまう事を看過しやすい。
アメリカは必要なものは勝ち取れ、日本は足るを知る(又は、こっそり得を得ればよい、能ある鷹は爪を隠す。)
後者ならば、アメリカは下に行くほど優秀でないのは、昔も今も変わりはないので、当然のことを言ったまでのような。
ただ、アメリカは、昔も今も、公務員(役人)という集団に限定すると、上に行くほど優秀でない。やめて独立できなかった人が残るから。
上というのが政治的権力なのか、市民の生活レベルなのか定かでないのですが、政治家でいえば必ずしもアメリカが優れているとは思いませんよ。
過去には言葉は悪いですが馬鹿だと称された大統領もいますし、現大統領も能力的にはあまり評価は高くありません。
ただし、当時の日本の幕府による締め付けとアメリカの自由な風土を見てそう感じたのかもしれませんね。
コメント(0件)