匿名質問者

朝鮮民族の本貫は・・・ 朝鮮の人は、姓のほかに(「姓」と呼んでいいのですか、本当は「氏」なのでしょうか)、本貫があります。戸籍にも書いています。

これは、中国の朝鮮族自治区も同じですか(戸籍にも書いていますか、或いは廃止/・禁止されましたか?)。
選挙の時、採用の時、候補者が自分と同じ本貫か、どこの本貫か、気にするんでしょうか(ある本貫とある本貫は、歴史的因縁があるとか、かつて、上下関係や主従関係があったとか、そういう意識はあったりする可能性はあるんですか)。結婚のときはどうですか(同じ本貫だともともとは結婚不可ですが、それとは別に、ある本貫とある本貫は、相性が悪いとか、歴史的因縁とかあるんでしょうか)。

 朝鮮民族は「恨」の文化があるという話、慶州と全羅は、新羅と百済の関係以来、仲が悪いとか、いろんなことをおっしゃる方がいますので、本貫についても聞いてみるという次第です。

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  • 終了:2016/08/07 16:10:03

回答1件)

匿名回答1号 No.1

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E8%B2%AB#.E6.9C.9D.E9.AE.AE.E5.8D.8A.E5.B3.B6.E3.81.AE.E6.9C.AC.E8.B2.AB

姓と出身地を組み合わせて宗族を規定したようですね。
本貫は中国が発祥の地ですが、土地と氏族を結びつける意味があったようです。
封建制度では土地に課税されていた。

朝鮮の本貫は中でも特に強く残されているようで、現在の戸籍にも残っていますし、特異なのはつい最近まで同姓同本の結婚が法的に認められなかった事でしょう。
日本でも「誰それの出所」とか氏族とか未だ残ってますが、大韓民国では法律上も現役で残っています。

匿名質問者

ありがとうございます。

本貫は中国が発祥なのですか? ひょっとして、たとえば、琅邪郡の王氏といった場合の「琅邪郡」が本貫に相当するものでしょうか。ただし、「××郡」という言い方ですが。

先日、都知事選で小池氏、増田氏、鳥越氏が争いましたが、
韓国では、李氏、朴氏、金氏が争った場合、
金姓の有権者は、金氏に親近感を覚えたり、
李姓の有権者は、李氏をなんとなく応援したいように感じたり、するのでしょうか。

中央アジアやアラブ諸国では、出身部族が意識されるようですが、それと似た感覚が、「朝鮮民族の本貫」にはあるのかもしれない、と思いまして、質問を提出したという次第です。

2016/08/02 00:39:40
匿名回答1号

ウィキペディアにも指摘があるように、律令制の一部として制度化されたものです。
つまり、主目的は徴税のための制度です。
戸籍の歴史は徴税が目的として始まったものが全てです。

国の方の言い分としては、外敵から護ってやるから、逃げたりしないできちんと納税しろ・・・って限界まで課税するわけです。
過酷な徴税に耐えかねて一族あげて逃げて隠れ里に移住するような話も多く伝わっています。

朝鮮半島の歴史は特に過酷です。
歴代の中華王朝の植民地でしたから、何度か民族が入れ替わっているほど課税されています。
それも食料や物資だけでなく、奴隷として連れていかれて苦役に就かされる(もちろん死ぬまで使って使い捨てです)人数が毎年何百人とか何千人とか・・民族ごと消滅した例もある。
それでいて中華王朝の方は「朝」=貢ぎ物が「鮮」=少ない・・と言い習わして、少しでも搾り取ろうとしたわけです。
半島の自然環境が枯渇したのも歴代王朝の過酷な搾取が原因と言えます。

日本が出兵した際に援軍を出したのもあがりを奪われたくなかったから。
そのような状況下で、氏族と土地を強固に結びつけて、できるだけ確実に徴税しようとしたわけです。
律令制が成立したのも徴税が比較的確実に行われたから、と言えます。
中国全土の農奴の犠牲の上に都の繁栄があり、それを狙って軍事勢力が反乱を起こし、反乱に成功したら同じようにして利益を上げ、そういうのを「天が変わる」って言っていたわけです。

上に立ったものが国家を私物化して巨額の利益を上げるシステムは現在の中国にも共通しています。
植民地経営で儲けているところもそっくりです。
つまり、古代中国の律令制の伝統は現在の中国にも受け継がれているわけです。

2016/08/02 21:47:15

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