デフレがこのまま続くとハイパーインフレが引き起こされるといいますがどのようなメカニズムで起こるのでしょうか？

ＵＲＬは、関係ありません。

過去にそのメカニズムの通りになった例は

ないと思いますが

まず、デフレは、継続的に物価が下落し、経済規模が縮小することですから、

経済としては信用縮小などの弊害が多く、

そのため、当局者は、それを避けようとします。

そのため、いろいろな方法で物価の上昇や、信用の膨張化を図りますが、

その政策は、インフレを促進することと同義ですから、

もし、やりすぎると、ハイパーインフレになる、ということです。

ちなみに、なりふりかまわないデフレ対策は、

もし、それが行き過ぎて想像以上にインフレが拡大したときに、

対処の方法がない、という点で、反対意見があります。

URLはダミーです。

デフレからハイパーインフレーションが引き起こされる因果の流れは、大きく言って二つあります。

一つは、デフレ抑制の為に金融緩和を採り続けることによる貨幣流通量の増加。

もう一つは、税収の落ち込みと実質負債の増大（デフレで貨幣価値が上がると、同じ700兆の借金でも負担は増える）による政府財政の悪化です。

通貨の過剰供給状態ができあがっているところに財政の悪化が加わると、政府がその信用において発行している通貨の価値が急落し、ハイパーインフレーションを起します。

ハイパーインフレは引き起こされるのではなく、政策として引き起こすのでは？

デフレーション状況下では経済活動が鈍化しますし、現在のように失業率も高いとなると国の税収は落ち込みます。その場合国は歳出のための予算が税収だけで確保できないため、国債を発行します。国債は通常、市場の金融機関に買い取られ、国はその収入で必要な歳出を確保します。しかしこのままでは国の借金は増える一方です。2003年6月の時点で、国債総額は500兆円を超えています。この解決策として、日銀による新規国債引受を唱える人がいます。もし日銀が国債を国から直接買い取った場合どうなるでしょうか。

日銀による新規国債引受は現在財政法によって禁じられています。しかしこれを解禁すればマネーサプライは大幅に上昇します。マネーサプライは大雑把に言えば預金通貨と流通通貨の和です。つまり国全体のお金の量ですね。マクロ経済学では マネーサプライ M と物価水準 P の比 M/P は国民所得が増加すると増加し、利子率が上昇すると減少する (M/P = L(Y,r)) ため、今、Y , r が一定でありながら M が増大すると、物価水準 P も増大します。つまりインフレとなるわけです。そうなれば国の借金は目減りしますから返済が容易になります。

お金の量が増加→インフレは直感的わかるものではないでしょうか。厳密に説明するのは難しいのですが、イメージとしては家計の貨幣保有量増加→購買力増加→製品不足→価格上昇と考えればいいでしょう。

結局ハイパーインフレへ転換する鍵は日銀の国債新規引き受けにかかっています。日本は第二次世界大戦中に戦時国債を日銀が直接引き受けたために、敗戦後は大幅なインフレとなりました。この教訓からこれを禁止する法律ができたわけですが、先にも述べたようにこれを容認する動きもあって油断なりません。

参考にしてください