近頃政界をにぎわす「毒まんじゅう」ってなんでしょう。googleで調べたところ「人事手形」の隠語らしいというのはわかったのですが、「人事手形」がなんであるかがわかりません。

　「毒まんじゅう」と言うのは美味いんだろうなぁー。食えば送り主の飼い猫になってしまうのが分かっても食ってしまうのだから。この「毒まんじゅう」のやりとりは、歌舞伎の黒子と同じで見えていも、見えない事になっている暗黙の了解があったのだが、「毒まんじゅうを食らったな！」とばらされてしまったんでは、甘味を味わう所か、おすそ分けに預かる分にいかなくなってしまった。

　左様なわけで、「毒まんじゅう」は食するには、危険な食べ物なのである。そうわかっても人間は弱いもので、目の前においしい「まんじゅう」をぶらさげられると、食らってしまうのである。

　「まんじゅう」は何も政治の世界だけでなく、官僚や実業界でも利権のある所では良く配られるもので、中味の「あんこ」にもいろいろ種類があって、「大臣」などの地位、「現金」などの物など、様々である。

Mainichi INTERACTIVE　記事全文: ［０３あきた秋の陣］決戦の底流／上　総裁選の余波

【一方、村岡氏は、野中氏から「毒まんじゅうを食った。政治家として許すことができない」などと批判されたことについて、「毒まんじゅうなど食べていない」と人事密約を否定する。】

　「人事手形」というか、結局は大臣やポストなどの誘惑（まんじゅう）に負けて、反小泉派から小泉派に寝返った（毒）ことを揶揄した意味のようです。

あちこちさがしてみると、人事を材料に籠絡（ろうらく）されることを意味する「毒まんじゅう」とあります。

つまり大臣ポストをちらつかせて、抵抗勢力を取り込むってことでしょうか？

ここでの手形は、

(2)一定の金額を支払うことを委託または約束した有価証券。

の意味を援用したものだと思います。

つまり、

「総裁選後の内閣改造と党役員人事で優遇すると言う約束」

が、野中氏の言う毒饅頭の意味だというわけです。

人事手形とは、「いい地位を約束するので、代わりに一票入れてね。」とお願いすることです。（期限を待って現金に換えられる『約束手形』にかかってます。）

この場合、「首相になれたら政務次官クラスの要職につけてあげるからさ、対抗しようなんて考えないで、小泉に一票入れなよ。」といいそそのかされたのがこの「毒まんじゅう３兄弟」です。

「閣僚ポスト、党役員ポストにつけてやる」という約束のことです。

その引き換えに選挙協力を要請されます。

※ＵＲＬはダミーです。

今話題の野中広務元幹事長の「毒まんじゅうを食らった」の使い方は間違っていますｗ

実際は１９９４年の佐川急便事件の時の「賄賂」を表す言葉が言われです。

以下長文ですが抜粋記事です。

○山口（那）委員

　この件については、他の関連とも事情がございますので、予算委員会で草川委員が大臣に対して資料要求をしていますね、これに対する回答というのはまだないと思います。この回答をぜひしていただきたいと思うのですが、これとあわせてこの件について予算委員会で今後対応していきたい、私どもはそう思っております。

　さてそこで、次に、前回の参議院の予算委員会で猪熊委員から質問があった作でありますが、コスモポリタンの池田氏と大臣が昭和六十一年から二年にかけて何度か会った、こういう質問をしました。そして大臣もお認めになったのですが、その際、池田氏から金銭が交付されたことがあったか、こういう問いがなされまして、「私は、一切池田氏からそういうものを受け取った覚えはございません。」こういう御答弁だったわけですね。

　ところが、これに対して、数日後、池田氏の元側近という方が証言をされまして、例えば十月二十一日の中国新聞によりますと、この側近が、池田氏と一緒に行って大臣に五千万円を渡した、こういう証言をしているわけであります。報道によりますと、「“この政治家は使える”というにおいをかいだ。で、”“毒まんじゅう（現金）を食わせよう”という話になった。」この現金をどう調達したかというと、「大阪から五千万円を三井銀行新橋支店にあった関連企業の口座に振り込ませた。だが、支店では現金が二千万円しかそろわず、本店まで行って残りの三千万円を調達した。一千万円の束五つを手提げ袋に詰め、ガムテープでふたをして…。」お渡しをした、こういう証言をしているわけですね。極めて具体的でリアルな表現をされているわけであります。

　この点で大臣の答弁とこの証言は明らかに食い違うわけでありますが、この点について大臣の御所見を伺いたいと思います。

徳川家康vs加藤清正の対面で清正が承知のうえで毒饅頭を食べたという説。歌舞伎の題材にも。

戦後,1965年（昭和４０年）８月１１日提出された「同和対策審議会」の答申に対し宮本賢治派が「毒饅頭」と評して反論日共と解放同盟と対立したことに関連。

今回の日本政治で使われた件を簡単に言うと，

「総裁選挙で小泉に投票すれば，意中の人を大臣にしてあげる。」

という意味で使われています。

つまり，選挙後の大臣人事を約束するという意味です。