いまいち質問の意味がピンとこないのですが、素材ってのはどのようなものを言っておられるのでしょう?透明っぽい物質でしょうか?
「光透過率」とのことですが、光の波長(色)によって変わるものですし、また、モノの厚さによっても変わります。溶液に何かが溶けているようなモノなら、その濃度によっても変わります。入射光に対してどれほどが吸収されるか(透過するか)を示すのは、一般的には、Lambert-Beerの法則というものがあり、
I/I。=exp(―εCD)
(I。、Iは入射光量と出射光量、ε、C,Dはそれぞれ対象物体の吸収係数、濃度、光路長)
という式で表されます。従って、「どれくらい透過するのか?」ということをいろんな物質で調べるためには、「吸光係数」を調べればわかります。本によっては、「モル吸光係数」のほうが載っているかもしれません。
「拡散率」ということですが、これも質問の意味がちょっとわからないです。固体の素材なんかで光を当てたら反射しまくるようなモノであればそれは表面の状態に依存するのでなんともいえません。液体のようなもので、粒子が見えているようなものの場合でも反射の具合はその粒子の状態に依存するでしょう。そういうモノではないとすると、素材そのものが光を吸って励起し、その後周りに光を発したり(蛍光)、じわ〜っと長時間にかけて光を発したり(燐光)、もとの基底状態・またはそれに近い状態に戻ったり(レイリー散乱・ラマン散乱)といった挙動を示すケースがありますが、そこらへんはそれぞれの物質によります。(少なくとも、「拡散」とは言わないですね・・・。一箇所に集まっている何かがブラウン運動等でぶわ〜っと広がっていくようなサマを拡散(並進拡散)といいますが、それのことであれば拡散係数を調べれば良いでしょう。)
ご質問の趣旨とはやや異なりますが・・・
ここには、物体の「反射率(主として45°入射の全反射率)」の一覧があります。
↓リンク元です。
http://www.iwasaki.co.jp/kouza/314/
照明用語と単位-材料の光学特性|ライティング講座|照明器具・ランプ・光応用技術の岩崎電気株式会社
左の「図1 反射・透過モデル」をご覧ください。
光の透過、反射、拡散について分かりやすく図解されています。
ここでお分かりになるように、光の「拡散」には、「拡散反射光」と「拡散透過光」があるようです。
そして右の解説には、
◆反射率(reflectance)
>物体に入射した放射束、または光束に対する反射した放射則、または光束の比(ρ)のことをいいます。
>正反射率(regular reflectance:ρr)は正反射した放射束または光束の比を拡散反射率(diffuse reflectance:pd)は拡散反射した放射束または光束の比をいいます(図1)。
また、ページ最後には、
>注目する波長で反射率や透過率が1であるものを完全拡散反射面(perfect reflecting diffuser)、完全拡散透過面(perfect transmitting diffuser)といいます。
とありますように、光の透過と対をなすのは反射となるようです。
http://www.e-optronics.com/lex/index.php
e-optronics.com
「光技術用語辞典」
光関係の用語に関して大変詳しい辞典です。
ご参考までに。
(ここにも「拡散率」という言葉はありませんでした。)
尚、光の透過率に関して一覧できるようなサイトは見つけられませんでした。
すみませんがこれで、失礼致します。
一番目の資料はいいですね。こうやって調べるのですか。
知りたかったのは拡散透過光と拡散反射光ですね。
ともあれ、難しいものですね。ちょっと勉強しておきます。
ありがとうございました。
そうですね。透明っぽいものの素材を指してます。
紙とかアクリルとか障子とかですね。
透過と拡散はOAフィルタの説明で見た気がしたのですが・・
こんな情報でも詳しい情報をありがとうございます。