悪血(おけつ、汚血・於血等)の治療をしている所を教えて下さい。漫画「一条ゆかりの食生活」(集英社)のP141に紹介されていた、冷え性改善の方法で、身体の悪い所を針でプスプスつついてガラスの吸盤で吸い出すと悪い血が採れるという方法です。都内か横浜市近隣で探してみたのですが、なかなかこの治療法を行っているところが見つかりません。クリニックや治療院など、大きさは問いませんので、どなたか教えて下さい。宜しくお願いします。m(__)mペコリ〜!!

それは「吸い玉」や「カッピング」と言われる中国からきた民間療法です。

参考に上げたURLは、Googleの検索結果の中から

東京で治療しているところを上げました。

私が利用したわけではありませんので、悪しからず。

Googleで「吸い玉」を検索した結果です。

自宅でもできるセットが販売されているようです。

ちなみに、私の姉は自宅で、身近なものを利用してやっています。

案外、簡単に出来るそうです。

　準備するもの → 小さなガラスコップ・10円玉・ティッシュ

詳しい方法は姉に確認しないとよくわかりませんが、

コップの中でティッシュを燃やし、

中を真空状態にして、皮膚を吸わせるのだそうです。

この方法が載っているサイトは、私では見つけられませんでした。

試してみる場合には、あくまでも自己責任でお願いします。

最初は、やはり治療院でお試しになったほうがよろしいかと。

一条さんのはこれ系だと思いますので、

鍼灸師の公益法人、日本鍼灸師会のサイトをご紹介しておきます。

こちらから全国の鍼灸院が検索できる「鍼灸ネット」にも飛べます。

さて、ご質問の「悪血抜き」ですが、

たしかにそういう療法は古来から有効なものとされていて、

日本の民間療法としても針で刺したり刃物で切ったり、

あるいは蛭に悪血を吸わせたりするものも数多く存在します。

しかしこれを業として行う場合、これは医師の領域であり、

他の医業類似行為（鍼灸マッサージ他）の免許で行うことには

少々疑問があります。

鍼灸治療というのは基本的に「針を刺す」ことではなく

針を刺すことによって「経穴（ツボ）に刺激を与える」ことが治療の眼目で、

通常きわめて細いステンレス製の鍼経穴に刺入し、

これを上下したり回旋や振動させたりすることによってして刺激を与えます。

さらに鍼を10〜15分間刺したままにしたり、

皮内鍼といって一定期間埋め込んで留置し続けたり、

微弱な低周波パルス通電をする場合もあります。

鍼の刺入がためらわれる患者さんに対しては

刺入せず皮膚に接触させるだけにとどめたり、

あるいは皮膚を貫通させずに押圧するだけの施術もあり、

小児鍼として乳幼児の夜尿症や夜泣きなどに効果を発揮します。

このような目的と施術方法が鍼の基本ですから、

刺して血を抜く、という外科的療法は、

やはり医業類似行為の範疇からはいささか逸脱しているのではないか、

という疑問が払拭できません。

ご質問の主旨からは外れてしまうかもしれませんが、

そうしたことは一応念頭に置いて、

試してみるならそれなりの自己責任をご認識の上で

なさっていただきたいと思います。

もちろんこうした医業類似行為は全て

厚生労働省管轄の国家資格を得なければならず、

無資格の自称○○師や、

民間団体の資格だけで行っている○○師などは論外ですので、

十分ご注意いただきたいと思います。

一条ゆかりの漫画は読んだことはないのですが、昔、日本テレビのスーパージョッキーでたけし軍団がガンバルマンズで「吸い玉治療」をやっていたのを思い出して調べてみました。

翁鍼灸治療院（おうしんきゅうちりょういん）

東京都世田谷区宮坂2-18-3-202

電話：03-(5450)-4189

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