http://www.tsuji.ac.jp/hp/motto/waza/japan/wz20.htm
プロの隠し技・日本料理(盛りつけ)
こつ 魚の一尾づけは頭左で腹手前でよい
解説
「川背海腹」という言葉があります。これは、姿焼きにした魚を盛りつける場合、川の魚は背を手前に、海の魚は腹を手前に盛りつけるということです。理由は、川の魚と海の魚を区別するためなのですが、今でも、この通りに盛りつける店もあります。しかし、あゆの塩焼きは、海の魚と同様に頭を左で腹を手前にするところがほとんどです。
やはり、見た目にも頭を左で腹を手前にした方が、自然です。魚の絵を書いて下さいというと、ほとんどの人が、頭を左で腹を手前に書くでしょう。この方が無理がないようです。
家庭の料理では、古いやり方にこだわることはありません。食べやすいということ、きれいに見せるということを頭おいて料理して下さい。
おそらく和の魚の調理に関しては、
四條流の作法がその規範となっていると思われます。
http://www.hatena.ne.jp/1071853629
和食の作法、というか日本人の常識として、ごはんが左、汁物が右というのは当たり前だと僕は思っていますが、時々逆にする人もいるようです。ごはんが左、汁物が右という作.. - 人力検索はてな
また日本では「左」を尊しとする考え方が古来から存在していたようです。
鯉は神饌として供えられるほぽ唯一の魚ですが、
これを供える時も、頭を左側にして供えることが多いようです。
左の優越論、和食の作法、右利き(食べやすさ)などが絡み合っているようですね。科学的な根拠はないのでしょうか?また、海外ではどうなのでしょうか?
URLはダミーです。
これはあくまで僕の見解ですが、人間は文章を書くとき左詰めだし、横長のものをみるとき左から右に順に見るようにできているのだと思います。そこで、普通顔というものはそのものを象徴的にあらわしてる部分だし、まず左をみたときに顔があるほうがやっぱり認識しやすいからだと思います。
「かれい」は例外ですね。
おっしゃる通りだと思います。その一方で、昔の日本語は横書きにするとき右から書いていましたから、この見解でまとめるのは早急かな?とも思ったりもします。
こちらの、
「衣・食・住」と陰陽説
の部分に詳しく書いてあります。抜粋すると、
尾頭付きの焼き魚・煮魚は「頭=上=陽=左」「尾=下=陰=右」となりますので頭を左にくるように盛りつけます。当然の事ながら魚は水の中では背を上にして泳いでいますから、盛りつける時は背が上です。但し、ヒラメとカレイはどちらも黒い方を上にして泳いでいるので、共に黒い面を上に向けて盛りつけます。ちなみに、魚の半身を食べ終わった後裏返して下の半身を食べるのは裏返すことで陰の形になるということで行儀が悪いとされています。
だそうです。
ここの一番上に、
魚の頭は、常に、左側にあるが、不祝儀のときには右側になる。
とあるので、やはり縁起物のようですね。
(こちらに関する情報、もうちょっと詳しいものがないか調べてみたのですが、不祝儀の際の尾頭付きの魚の盛り方、というのが他にみつかりませんでした)
こんな本もありました。私も結構興味あります。。
最後の本は他分野についても興味深い内容のようですね。探してみます。
↑は参考まで(販売用パッケージング)
日本では刃物は引いて切るようにできています。(例:ノコギリ)すると魚をさばく際には、頭から尻尾に向かって引く方向で切るには、頭を左に置かざるを得ません。
同様に、日本人は魚を食べるときにも、頭側から尻尾に向かって、背骨に沿って箸を引く方向で動かし、身を裂いていきます。
このような日本人の刃物で切る方向感覚が影響しているという説をあるシェフから聞いたことがあります。
欧米では、魚は切り身で使うことがほとんどなのですが、「舌平目」料理を見る限り、左右どちらの置き方もするようですが、右向きでサーブしている例は結構多いようです。ロブスターなども頭が右になっていることが多いような気がしますが。(これは殻を外す方向と関係があるかも)
http://www.chateaufrancecuisine.com/menu.html
CHATEAU FRANCE, The mosr romantic restaurant in St Pete
↑ドーバー産舌平目のサーブ例
日本の文化が大きな要因のようですね。
URLはダミーです
やっぱり食べやすさだと思います
ハシが右手で左手は頭おさえたりしますから自分の場合は。逆に置かれたら直しますね(笑
由来などについてはもうみなさんが答えてしまてますね。。
私の周囲の人も同じ考えでした。やはり質問に書いた「(体側の)左側の筋肉が発達している」説はデマもしくは私の思い違いのようですね。しかし、今回の疑問をきっかけに和食の作法を更に奥深く知ることができたと思います。この辺で質問を終了したいと思います。みなさん、ありがとうございました。
「自然」とか「無理がない」といった表現であり、やや不完全燃焼です。すみません。