固まったアクリル絵の具の復活方法

調べてみたのですが、一度固まったアクリル絵具は、再使用はできないようです。アクリルが固まるのを遅くするための薬剤や、固まったアクリルを取り除くリムーバーなどは見つけたのですが……。

楽天の画材屋にも売ってました。

固まってしまったアクリル絵の具がなぜ再生不能なのか

ちょっとご説明させていただきますね。

アクリル絵の具っていうのは、実は木工用ボンド、

あれと同じ性状になっているんです。

アクリルはどんなに細かい粉にしても水では練れません。

分子の状態にしてもだめなんです。

ただポリマーが水と分離するだけです。

そこで、エマルジョン、要するに乳化ですね、

そういう方法で、水で練れるようにするわけです。

ですから、ボンドが固まるともう水では溶けないのと同じように、

アクリル絵の具も固まってしまったら、

もう水には溶けないんです。

このへんがアクリル絵の具の耐水性というものの

秘密になってくるわけですよね。

そしてガラスやプラスチックにも弾かれずに描けるのも

このエマルジョンという姿であることが理由です。

目を離 した隙にパレットや筆が乾いてがびがびになったりします。こうなるとク リーナーを使って溶かすしかありません。

私は、パレットにがちがちに固まったアクリル絵の具を水と筆で溶かそうと試みましたが、変質して描ける状態にはもどりませんでした。

ついでに、絵の具のチューブに書いてある説明を記入します。

アクリラ（デザイナーズ）ガナッシュ

・柔らかくするときは水を加えてください。

・油絵の具や油絵用メディウムは混ぜないで下さい。油性面にも塗らないで下さい。

・乾くと水に溶けません。筆はいつも湿らせておき、使用後は石鹸で洗ってください。

・固まった時は、アクリラのリムーバーで溶解し、除去してください。

・屋外の壁や展示物、湿気の多い場所には塗らないで下さい。

復活は無理みたいです。