まず、在庫数が増えるということと、在庫単価が変わるということは意味が異なります。
というのも、[在庫の金額]は単価×個数で決定されるからです。
[在庫の金額]が増えるということは、その分売上原価が減っていますので、比較する売上高が同じであるならば、粗利益が増えることになりますね。
>[在庫の金額]が増えるということは、その分売上原価が減っていますので、比較する売上高が同じであるならば、粗利益が増えることになりますね。
期間中の仕入数量を一定としたときに売れた分と残った分の単価を調整する(在庫単価を高く評価する)とそうなるとは思います。
しかし、私の聞いた話ではむしろ積極的に仕入れて在庫を増やすようでした。売上が増えないで仕入によって在庫が増えたのでは原価は減らないですよね?
「そんな事はないだろう。」と思って、流していたのですが…、最初の方のURLを見て意味がわかりました。
このようなやり方が会計上許される&意味があるかどうかは別にして、後入先出法(後入れ先出し法) で、在庫評価をされたのではないでしょうか。
後から仕入れたものを先に売ると、期首在庫額と、仕入れ額が違ってくるので、このような最初の方のページで紹介されていたように見かけ上、その月の利益が多いようになるのではないでしょうか。
単純に、在庫が増えると利益が増えるというわけではないかと思います。毎月ごとに在庫評価法を替えることはできないからです。
ぐぉ。2番の方とURLがだぶってた。
期末になると在庫を増やすような事を言ってたんですがねー。
期初の利益を犠牲にしても期末に仕入を増やすことで帳尻あわせをしてしまうような・・・。
http://www.at-brain.com/onepoint/04.3.htm
見抜け!粉飾決算その3
裏技的というより、はっきり言って粉飾決算です。
確かに在庫評価方法による単価の変動で在庫額は変化しますが、それよりもっと根本的な問題は、「ありもしない在庫を計上して決算を良く見せる」ということです。
キャッシュフローをきちんと管理されて、監査もきちんとしている会社の場合、見抜くことが可能ですが、どんぶり勘定の会社もまだまだあります。
そういう会社の場合、決算を良く見せるための手っ取り早い方法として、在庫を水増しして使用材料費を下げるという粉飾が簡単な手口です。
そこでは会計監査が入っているので粉飾までは難しいと思います。期末での調整なので恐らく翌期の利益を先食いしているような事なのでは思うのですが・・・。
こんにちは。小売業では基本的に売価還元法という棚卸評価をします。(アイテムが多すぎて個別法やFIFO・LIFOも難しいため)数式を見ても難しいかもしれませんが、月末になると積極的に値入の高い商品を入れることで粗利を増やすという方法はあります。原価率の低い商品を仕入れることで全体の原価率を下げ、粗利を水増しする方法で、翌月苦しくなるだけですけどね〜。
おおー売価還元に絡んだものと睨んでいたので、このページは参考になりそうです。
先ほどチョッと見当違いの回答をしてしまった気がしたので、ポイントは結構です。
簡単に言いますと、仕入れる物Aの値段が期中で大幅に上ったとします。在庫評価法が移動平均法、単純平均法の場合、この物Aを大量に仕入れることで在庫単価を引き上げ、通常の棚卸金額より高い評価額として材料費を下げるという手法でしょう。
これも考えたんですが、移動平均がやれるほどちゃんと管理していない気がするんですよ。
でも、訂正までしていただいて、ありがとうございます。
スミマセン、自分でもこのサイトは見つけていました。
期末在庫を間違えたとするのがと言うところがスッキリしないんですよ。
仕入数や在庫数を意図的に間違えたらさすがに監査に引っかかりますよね。