貨幣というシステムがなぜ、何のために、誰がどういうふうにしてできたのか、と貨幣そのものはなぜ、何のために、誰がどういうふうにしてできたのか、というような事が書いてある本を探してください。

いかがでしょうか？

子供向けですがまとまっているかと思います。

「貨幣とは何だろうか」今村仁司著　ちくま新書

こういう切り口のものはいかがでしょうか。

貨幣についての本がいろいろ書いてありました

確か日本銀行のサイトにそのような通貨の起源が書かれている記憶があったので、探してきました。本ですか？ ・・・サイトは違うかな？

これも貨幣システムの歴史系

あまりにそのまんまの答えで申し訳ないですが、岩井 克人の『貨幣論』がおすすめです。

そのものズバリ「貨幣論」です。

ただ、この貨幣論の対象読者は、マルクス経済学についての初歩的な知識ぐらいはあるというものですから、初学者には少々難しいかもしれません。

どうぞ

図書をお探しということですので、このあたりではいかがでしょう？

貨幣論、という本があるらしいのですが。

未読ですが一応……

「だれでもわかる地域通貨入門」

この本の「第一章　お金の歴史」がわかりやすくて良いと思います。

URLはわたしのeマーケティングのウエッブ・サイトです。eマーケティングも貨幣に関係あり、わたしは言語の側から、この問いに回答しようと考えています。貨幣と言語は極似しています。わたしのウエッブ・サイトをご覧戴ければと思います。

さて、わたしが実際に読んで、いいと思ったお薦めの本は、次の２つです：

（１）貨幣とは何だろうか

　　　今村仁司著。ちくま新書

　　　筑摩書房。６８０円（税込み）

（２）貨幣と象徴

　　　吉沢英成著。ちくま学芸文庫

　　　筑摩書房。１２００円（税込み）

それぞれ帯から引用します。概観下さい。

（１）は：

.....人間にとって貨幣とは何か。この問いを本書の主題にしたい。しかし、それは、経済にとって貨幣とは何か、それはどう機能するか、という問いとはちがう。本書は、貨幣を人間存在の条件から眺めることにする。それを貨幣の社会哲学と呼びたい。....

（２）は：

貨幣は交換の手段として不可欠なだけでなく、それが流通することによって、経済生活は組織され、体系化されている。それはまた、商品として扱われることもある。人間社会の中で、貨幣はどのような位置を占めてきたのだろうか。貨幣を価値にかかわる集合表象として考え、人類学や社会学の成果を援用することによってその原型を古代社会に求め、貨幣の実体と役割の根源に迫る。

如何ですか？

ＵＲＬはダミーです。

安富歩　「貨幣の複雑性」　４３００円　アマゾンコムだと配送料は無料で自宅まで送ってくれます。

複雑系の手法を使って貨幣のシステムを解き明かしたもので力作です、マルクスの貨幣論の欠陥を指摘したユニークな解析も記述されています。

内容はそれ程難しいものではありませんので、貨幣のエッセンスを訊ねる座右の一冊にぜひお加えください。

蛇足ですが、私はこの著者や著者の縁者ではありません、全くの他人ですのでご安心を。

「経済とはなんだ？」というテーマの対談集です。すごくわかり易く経済の成り立ちについて書かれています。お金についても、発祥やお金という物の定義や意味がよくわかります