以下、参考に中国の JWord 利用状況です。
■中国でのJWord普及実績
・登録キーワード:25万
・アクティブユーザー:3,000万以上(月1回以上利用)
・プラグインインストール:30万/日
・プラグインインストールシェア:IE4.0以上ブラウザーの100%
・毎日の検索リクエスト:3,500万回以上
・中国インターネット人口の95%にリーチ
(引用:http://www.onamae.com/consult/jword/)
http://www.sem-research.jp/sem/sem/20031110014301.html
JWord の登録価値は? :: SEM R
「中国の場合は圧倒的シェアを持つ 3721 がサービスを提供しているから一定のユーザーを獲得できているのであり、Yahoo!JAPAN や Google が人気を誇る日本市場とは性質が全く異なっている。従って中国のケースは日本には当てはまらない。中国で人気があることが日本でも人気が出ることの証明にはならない。」とあります。
ちなみに、僕もJWordは利用していません。
Yahoo! JAPAN
中国で人気があるというのは、宣伝効果だろうと思いますが、JWordは強引にソフトをインストールするところなので、中国で大人気というのはその効果もあると思います。実は私もこのページでひどい目にあいました。
強引にインストールしたにしては、日本と中国のインストール数やアクティブユーザー数に違いがありすぎませんか?そのあたりの事情を説明が欲しいのです。
http://inoue.typepad.com/searchengine/2003/11/yahoo.html
エッセンシャル・サーチエンジン: Yahooの中国での動き
JWordを行っている「アクセスポート」へ投資を行っている会社が中国の企業であるとのこと。
これは答えになっていません。アクセスポートの営業はGMOなど日本企業が行っていますし。
中国へGoogleが進出したのは今年2月です。驚かれるかもしれませんが、中国は長年、英語圏の検索サービス業者がまったくシェアを取れずにきました。
ご存知かと思いますが、言語が変われば検索エンジンも大幅にカスタマイズし直さねばなりません。中国では、英語圏の企業が参入をためらっている間に、中国企業が圧倒的シェアを獲得したのです。
http://news.searchina.ne.jp/topic/170.html
東方神起<東方神起>[サーチナトピックス]
簡単にポイントを述べますと、日本でもGoogleツールバーの利用者はそれほど多くありません。大多数の人は、「検索ポータルサイト」をブックマークして、そこから検索しています。これは、日本で最初に成功した検索屋がYahooだったこと、他社がそれに追随したことが原因です。単純にいって、仮に普及してさえいれば、常にアドレスバーから検索できるJWordの方が優れています。
中国では、最初に成功したのがJWordを売りにする 3721 だったのです。だから、中国ではアドレスバーからの検索が当たり前になっているわけです。
JWord は、ロボット検索と異なり、検索される側が有料で登録しなければなりません。その意味で、「後から広まることは不可能」なサービス形態といえます。利用者が少ないとわかっているのに、有料登録する人はめったにいないでしょう。最初にこの形式が広まった中国だけでしか、このサービスは成功しないとされる所以です。中国では、日本でいうYahooへの登録と同様、まともな企業なら必ずJWordに登録したいと考える「状況」があるわけです。
ちなみに。Yahooも元々はロボット検索を持っていませんでした。世界の趨勢がJWordの方向へ進むこともありえたのです。しかしYahoo黎明期にはActiveXもありませんでした。だから技術的な問題で、ロボット検索へと時代が転がったのでしょう。後からやってきた中国市場だからJWordが成功できた、ともいえます。
ありがとうございます! 大変参考になりました。
http://news.searchina.ne.jp/2004/0311/it_0311_001.shtml
Yahoo!中国:検索機能に「網絡実名」現る 2004/03/11(木) 05:54:00
これで2度目の回答になってしまいますが、おまけ情報として。
検索屋の儲けの種には3通りあります。ひとつはYahooディレクトリのような、有力ディレクトリサービスへの有料登録、次にGoogleアドセンスのような検索結果画面への広告、そして、Yahoo!JAPANのような検索を集客に使い別の商売で儲けるポータルサイトとしての生き方です。
現在、多くの検索屋は広告ビジネスにそれほど期待していません。客寄せパンダにしているだけという例が多い。だからExciteもBiglobeもYahooさえ検索エンジン自体はGoogleなどから買って済ませているわけです。
中国の 3721 は、別のビジネスを模索しました。それがつまり、キーワード登録料ビジネスです。中国で「ダイレクトサーチ」を常識にした同社は、必然的に広告では食えません。いきなり、当該のサイトが表示されるわけですから。3721 の生命線は、キーワード販売だったわけです。
ところが、3721 はYahooに買収されました。Yahooはポータルサイトビジネスの経験が豊富です。業界ウォッチャーの予想通り、Yahooはポータルサイトビジネスを拡充し始めました。
私見ですが、Yahooはキーワードビジネスを飼い殺しにするでしょう。そして、中国でも「検索は検索ポータルサイトから行う」ことを常識にしようとするはずです。そうしなければ、Yahooは儲かりませんからね。
キーワード販売をするだけの会社を高い金かけて買収する意味はありません。Yahooは中国の検索業界の常識をぶっ壊すつもりだと思います。
「3721 の生命線は、キーワード販売だったわけです」
この点に今まで気がつきませんでした。
JWord はたくさんキーワードを登録してもっと使いやすくすればいいのではと考えていたのですが、ビジネスの制約によりキーワードは”販売”せざるを得なかったのですね。
参考になりました!
http://www.hatena.ne.jp/1079787524#
キーワードアクセスサービス”JWord” は盛んに「中国では大人気」と説明していますが、日本で利用している人を滅多に見掛けません。どうして JWord の中国版は成功するこ.. - 人力検索はてな
JWordの存在は2年くらい前から知っていますが,実際に使ったのは今年が初めてでした.
日本語ドメインを表示させるためにプラグインが必要みたいで,指示通りに処理を進めていったら結果的にJWordが入ってしまいました.うざいのでしばらくして削除したのですが...
3年位前に日本語ドメインが流行ったときにはみんな表示もできないのに登録だけしたものです.
でも最近は無理やりですが一応表示できるので,最近登録する人は確認するための処理の流れでJWordに入られてしまうんではないかと推測しています.
同様に多バイト文字コードの中国でも,中国語ドメインを登録する人や閲覧する人がついついJWordに入り込まれてしまうんではないかと思うんですがいかがでしょう.
「ついつい」で中国ほどの数字にはならないと思うのですよ
Vendor Notesに
’Beijing 3721 Technology Co. Ltd (aka 3721 ) is the pioneer and market leader for providing Chinese Keyword services in China. Founded in late 1998, the Company officially launched Chinese Keyword service in June 1999 and has since then experienced tremendous growth.
北京三七二一科学有限公司(3721のこと)は、1998年に設立され、キーワード検索サービスを1999年から開始したとあります。
こちらを見ると、
The firm, which signed a deal last year to have its search service embedded in Microsoft’s Internet Explorer browser released in China, is considering a listing in Hong Kong, Singapore or New York, said Zhou Hongyi.
去年(記事が2003年ですから2002年)に、中国語版のIEに組み込まれたとあります。これにより、圧倒的なシェアを確保したものと思われます。
それ以前に普及していた理由は私にはわかりません。
その記事の内容(IE との取引があったこと)は知りませんでした、それはそれで参考になりました
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/01/29/011.html
ネットカフェまでほぼ完全検閲体制を敷く中国 - アムネスティ調べ | ネット | マイコミジャーナル
中国ではインターネットに対して検閲を行っています。ISPレベルやPC単位で特定のURLをブロックするフィルタリングが行われているようです。
しかし、一般的に検索エンジンのクローラーは国別にクローリングすることは有りませんから、中国からインターネットにアクセスすると、「検索エンジンには出てくるが、そのページはアクセスできない」と言うホームページが数多く出てくると思います。このような状況だと、ロボット型検索エンジンよりキーワードで検閲済みのページを探してくれるJWordの方が使い勝手が良いのでしょう。
ただし、中国でのみ稼働しているサービスで検索効率の良いロボット型検索エンジンが出来れば、中国でもロボット検索エンジンが主流になるかもしれません。
これは日本などでも同様で、Googleやgooが出てくるまではロボット型検索エンジンよりディレクトリ型検索エンジンの方が精度が良く、ユーザーも殆どロボット検索エンジン(TITANや千里眼など)を使用しなかった事から推測できます。
URLフィルタリングにより検索エンジンの使い勝手が私たちほど便利ではない、というのも理由の1つかもしれませんね。
すみません、上記のページは既に見ております。もう少し詳しく中国のインターネット事情とからめた説明が欲しく、質問しています。