日本のミステリー小説で号泣した作品、ベスト３を教えてください。（ミステリー限定でお願いします。）

天童荒太　『孤独の歌声』

永遠の仔の作者ですが、これはイイです。

サントリーミステリー大賞第６回優秀賞

受賞作品

高村　薫　『リヴィエラを撃て』

サスペンス＆ミステリーみたいな。

展開のスケールがデカいです。

このヒトの作品は全部読んでも損はないです。

赤川次郎　『グリーンライン』

さらっと読めるけど、後に残る。

赤川次郎を見直したｗ

道中は冗漫な印象もありますが、探偵がかっこいい！（容姿ではない）

解決編だけ何度も読み返します。

ほんのちょっとしたほころびが崩壊に繋がるのも魅力です。

「運命のいたずら」という言葉が、じわりとわき上がってきます。

「消されかけた男」ばかり有名ですが、こちらが最高傑作との評価もあります。

次点

「百日紅の下にて」横溝正史　「獄門島」の後に読んでください。

「名探偵に薔薇を」城平　京

「薔薇の名前」ウンベルト・エーコ

「歯と爪」ビル・Ｓ・バリンジャー

「ある騎士の物語」島田荘司　「数字錠」が既出なので。こちらも結構、せつなくなります。

３作限定ってのも中々辛いですけど

　・ストレート・チェイサー（西澤保彦）

　・異邦の騎士（島田荘司）

　・秘密（東野圭吾）

あたりでしょうか。

次点で歌野の葉桜。

難点はストレート・チェイサー以外は既出ということで。

この作品は泣きました。

癌で余命わずかの女性刑事が

自分の死後、独りぼっちになってしまう

妹にお金を残すために

「殺し屋」の仕事を引き受けるのですが・・

とにかく読んだら泣けます！

一応、「このミス」で選ばれているのでミステリーに入れてみました。

「わたし」が二度と自分の両親に会えないのだと悟るシーンは

何度読み返しても泣けてしまいます。

北村薫さんの作品は「冬のオペラ」も泣けます。

切ない系の涙なので「号泣」とはちょっと違うかもしれませんが…

映画化もされましたが、秘密。

東野さんの作品は余韻が残る作品が多くて好きです。

物語世界の余韻と謎の余韻両方楽しめるというか。

単純に言ってしまえばミステリ版「ゴースト」なんですけど、こちらも泣きました。

最後の「俺」とヒロインとの場面は涙なくしては読めませんでした。

あふれた愛　天童 荒太著

切なかったですね．やるせない思いみたな．

卒業 雪月花殺人ゲーム東野 圭吾〔著〕

大学生の恋．卒業と同時に諦めなければならない思い．たった四年間の，だけど一番幸せな四年間が終わりに近づく．

蒲生邸事件 宮部 みゆき著

まぁ，有名．

あとは，浅田次郎とかなぁ．

「号泣した」という限定がつくと案外少ないのかな、と感じました。

読書中に感動しても泣くまでは行かない方も多そうですし。

私も多聞に漏れずそうなのですが、加納朋子さんの作品だけは涙が出てきてしまいまいた。

「ななつのこ」

「魔法飛行」

「掌の中の小鳥」

この辺りは確実に泣けると思います。

1人の作家さんで固まってしまいますが、私の中では「泣けるミステリ」ベスト3がこれらの作品です。

北村薫「ターン」

ミステリに当てはまるかどうかはちょっと怪しいのですが「このミス」で取り上げられたくらいなのでミステリーにさせてください。

涙と鼻水が止まりませんでした。

上に同じです。切ないツボを刺激されます。

これが一番ミステリらしいです。最初から最後まで「泣かそう」という作者の迫力に参って泣きます。

島田壮司「異邦の騎士」

これはミステリーを読んで初めて泣いた本です。ラストが…！（号泣）

横山秀夫「半落ち」

これは映画化されたので御覧になったかもしれませんが、私は原作を読んで泣けました。男！っていう感じです。

森博嗣「スカイ・クロラ」

泣かそうとして泣かせてるわけでも、誰かが派手に泣く場面があるわけでもないのですが、胸に響くものがあります。装丁も綺麗です。

「終戦のローレライ」福井晴敏

「四日間の奇蹟」朝倉卓弥

「八月の博物館」瀬名秀明

シリーズを通して読んでいたからかもしれませんが、主人公に感情移入してしまい、気にかけていた少女の死には泣いてしまいました。

主人公のお人よし加減と、その結果騙されていたりするところに号泣というか泣けます。

この作品で泣いてしまうと少し損した気分になぜかなってしまいます。

(多分、情けない主人公に何で泣いてるんだろうという気になるんだと思います)

キーパーソンとして「子供」が出てくるのですが、大人の都合に振り回される子供も居れば、自分を強く持っている子供も居て、子供に視点を置いて読むと大人の身勝手さに涙が出てきます。

上から順に１・２・３です。

少年の切ない思いがいっぱいです。建築探偵シリーズの中でも１押し！

映画は観ていませんが本は泣けました。

いろいろ考えました。

いかがでしょうか

参考までに

どうぞ

半落ち

テロリストのパラソル

毒猿―新宿鮫 2

「奇想、天を動かす」　島田荘司

大泣きではないのですが、読み終わったあとタイトルを見つめていると、じわじわ感動が広がっていきます。ミステリとしても最高です。

「暗いところで待ち合わせ」乙一

いい話です。せつなくなります。

「御手洗潔の挨拶」島田荘司

短編集ですが、これに収録されている「数字錠」という作品が泣けます！

北村薫の「盤上の敵」です。見事な構成と伏線。そして人間の愛情と残酷さを思い知らされて泣きました。

「スキップ」と「秘密」は、すでに出ているようですが、この三冊が私のベスト３です。

東野圭吾「片想い」

最後にぎゅっと胸が締め付けられました。

乃南アサ「風紋」

犯罪に巻き込まれた家族を描いています。

母親を殺された娘の気持ちが切ないです。

乃南アサ「晩鐘」

「風紋」の続編です。

社会人になった主人公が心の傷と向き合っていく過程が描かれています。

１位は我孫子武丸氏の人形はこたつで推理するに収録されている、人形をなくした腹話術師ですね。自分の半身ともいえる、人形をなくしながらも、犯人を推理していく姿に感動しました。

2位はすでに出ていますが、宮部みゆき氏の蒲生邸事件です。ラストシーンは本当に感動しました。

3位は島田荘司氏の踊る手なが猿に収録されている、暗闇団子です。こちらも感動的なラストシーンですが、蒲少し悲しいラストシーンです。

ミステリーとは少し違うかもしれませんが下巻後半は涙が止まらないです。

中国王朝末期の話です。多くの登場人物が丁寧に書かれていますが主人公のひたむきな生き方には涙が止まりません。なんでそんな不条理な人生でそうもひたむきなのという感じです。浅田次郎の初期作品ですが一番好きです。

続編というか同じ時代を描いた珍妃の井戸もいいです。

こちらは骨太なミステリー大作です。

少しずつずれていく歯車が、崩壊へとつなっがっていく様は圧巻です。読後に大きなため息をつくほどにその世界観には引き込まれました。

池袋ウエストゲートパークの石田衣良の作品

人間の心に迫った力作ですが、筆者独特のタッチのせいかさっくっと読めます。ワールドにはまって図らずも泣いてしまった一冊です

「世界の終わり、あるいは始まり」歌野 晶午

「葉桜の季節に君を想うということ」歌野 晶午

「慟哭」貫井 徳郎

歌野 晶午さんの本は良いです。タイトルも好きです。

貫井 徳郎さんの本は読んでて辛かったですね〜。

真保 裕一「ホワイトアウト」が一番泣けました。

他の作品ではあまり感動しなかったのですが、これはすごく泣けます。

あと既出ですが、北村薫「スキップ」。

以前は「ターン」のほうが好きでしたが、最近、「スキップ」の良さが分かってきました。

くますけと一緒に 新井素子

平面いぬ。 乙一

さみしさの周波数　乙一

ごめんなさい。号泣ではなく

「ちょい泣き」って感じのせつない3冊です。乙一さん好き。

ミステリーでは無いかもと思いましたが、最後にすっと解ける話なので。かなり泣けました。

有名ですが。これも泣けました。

既出すみません。私はスキップの方が泣けました。円紫先生と私シリーズも良かったです。

これもミステリーとしては苦しいかもしれませんが＆有名ですけど。