なんとなく、聞いたことがあります。
http://contest2002.thinkquest.jp/tqj2002/50133/
賢治の見た夢〜銀河鉄道の夜〜
宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』
学校の授業から物語が始まり、少年たちが主人公。小中学生が読んでも十分理解できる内容だと思います。
しかしこの未完の作品「銀河鉄道の夜」は賢治愛好者のほか詩人や研究者(文学、宗教学……)によって、
●研究によって四回にわたって大きく書き直されていることが分かっており、その成立過程を詳細に分析したり、また、それぞれを精読し解釈することで様々な読み方も出来ること
●賢治の作品全体を貫くような賢治ならではの語彙が多々使われていて(銀河、鉄道、などなど)それらをキーワードにキーワードに読解するとメタファー的に言葉一つずつに込められた何かが見えてくるのでは、という試み
などが行われています。
賢治研究者でもある、詩人・文学者の天沢退二郎氏の解説が読める、新潮文庫版、ちくま文庫版がお薦めです。
参考サイトとして、参考URLのほか
宮沢賢治学会イーハトーブセンター
http://www.kenji.gr.jp/news.html
宮沢賢治学会イーハトーブセンター
宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス ttp://why.kenji.ne.jp/
宮沢賢治
なるほどなるほど。
キャサリン・マンスフィールドの「ガーデン・パーティ」(園遊会、The Garden Party)を推します。押しも押されもせぬ、彼女の代表作ですね。
bk1には登録されていませんが、『マンスフィールド短篇集』(崎山正毅・伊沢龍雄訳、岩波文庫)なら「初めての舞踏会」(Her First Ball)もいいです。主人公リーラは「園遊会」の登場人物、シェリダン家の子どもたちとは従姉妹にあたり、ローラたちの馬車に同乗して初めての舞踏会に出かけます。華やかな雰囲気にすっかり興奮して青年たちとダンスを踊るリーラでしたが、やがて申し込んできた年輩の紳士から「そのうちあなたも年老いて、あそこに座ってダンスを眺める側にまわるのですよ」と言われ、この「初めての舞踏会が、実は最後の舞踏会への始まりなのかしら」と心のなかで「幼い子どもがエプロンをかぶって泣きだした」ような気分になります。ふたたびダンスがはじまり、リーラは中年男を無視するように軽やかに踊りはじめます。江藤淳はこの「初めての舞踏会」が「園遊会」と並ぶマンスフィールドの2大傑作のひとつだといいました。
小説ではなく戯曲ですが、『ベニスの商人』の「3つの箱から1つを選ぶ」モチーフもフロイトはじめ多くの研究者が様々に解釈しています。
>「幼い子どもがエプロンをかぶって泣きだした」ような気分
なんとなく分かるような気がするようなしないでもない。
調べてみたら絶版のようでびっくりしたのですが、
「かもめのジョナサン」 新潮文庫 ハ 9-1 リチャード・バック (著), 五木 寛之 (訳)
はいかがでしょうか。
ありがとうございます。
ジョイスはメタファーの宝庫!というわけで様々
な人が様々な解釈を試みています。直弟子のベケット
はそれこそメタファーだけで小説を書いた作家といえ
るでしょう。ゴドー≒ゴッドなんていう例ひとつとっ
てもそうとうすごい境地に達していたと思います。
まっ、ベケットに関しては一度うまく論じてしまえば
なんとな〜く小説解釈の権威が得られる(場合もある
あるいは気分になれる)のでそれこそ無数の人が論
じていますね。でも多様な解釈が幾らでもできちゃう
ところはベケットってやっぱりすごいです。ただ、
小説として面白いかというと、難しいところではあり
ます。
ゴドー≒ゴッドはすごいですね。
ちなみに上記の私の文は、
「すごいですね」→「すごいDEATHね」→「すごい死ね」という解釈権威に対する私の言いようのない嫌悪感を示すメタファーでした。
嘘だよー。
やべえ、この質問しくった。