・司法試験の準備をするわけではありません。
・私は法学部出身者ではなく、一般教養としての法学を履修した経験しかありません。
・現在、憲法の本を 2 冊読み終え、刑法に入ったところです。
・『法律学小辞典』(有斐閣)『伊藤真の刑法入門』(日本評論社)は持っており、一応ながら目を通しました。
質問:
犯罪は「構成要件に該当する、違法・有責な行為」と定義されるそうで、この順序で犯罪が成立するかどうか検討するそうですが、『構成要件的故意・責任故意』とか、『相当因果関係(客観的・折衷的・主観的相当因果関係)』『結果無価値(法益侵害説)』『行為無価値(法規範違反説)』のあたりでつまずいています。これら(とくに検討の順序やカテゴリー分け、どうしてそのような検討をする必要があるのか)について、図をふんだんに使って平易に解説している資料をご紹介ください。
今見たところ、構成要件について図解はありませんでしたが、
私でも十分納得できる(わかりやすい)解説がしてあったので
挙げておきます。私は大学で法律を専攻していた者ですが、
この本は結構役に立ったので、今でも傍に置いてあります。
詳細部分は専門書を読むとして、そのとっかかりを狙う部分では
とてもよくできた本だと思っています。有斐閣の小辞典も
持っていますが、法律をよく知らない人にとっては
こちらの方が断然わかりやすい。(優秀な学生さんなどは
有斐閣の方が断然いいんでしょうが。)
でもあくまでも、この本は”入門編”なので、
詳細部分は総論・各論にじっくり目を通してくださいね。
質問にダイレクトに答えていないので、ポイントはいりません。
書籍をご紹介くださいまして、ありがとうございます。前の回答へのコメントでも記しましたが、今後ご紹介いただく際にはWeb 上での資料であればありがたいです。また、たのしく読める刑法総論レベルの良書があると助かります(すでに入門書はご紹介いただきましたので…)。『小辞典』の「責任」などの項目は随時参照し、よく分からなかったので質問しました。
どちらかというと、ご紹介頂いた Website の PPT ファイル(PowerPoint のスライド ショー形式)のほうが参考になるようです。しかし、1)ファイルを開くのに時間がかかっているため、いまだに全文は検討できていません(現時点では「因果関係論」のスライドのみ確認)。2)分かりやすさの点でいまひとつと感じます。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4797290838.html
導入対話による刑法講義 総論: 紀伊國屋書店BookWeb
図を使ってというわけではないのですが、学生と教師が対話しているところから問題を導入していくという基本書があります。目次もみやすく書かれており、故意論や相当因果関係論等の検討の順序やカテゴリー分けはこれで理解できるのではないかと思います。
参考にさせていただきます。ありがとうございます。
http://rabbit02.hp.infoseek.co.jp/kei-gai.html
犯罪は「構成要件該当性」→「違法(性)」→「責任(有責性)」で判断される
刑法概論 荒川教授の考えをまとめています。
『刑法がわかった』 船山泰範 法学書院
改定前のを読みました非常に読みやすいと思います。
リンク先はbk1に本がなかったので。
書籍は参考にさせていただきます。ありがとうございます。「刑法概論」のほうは、学生さんの講義ノートのようですね。同様の図表やキーワードについては『伊藤真の刑法入門』や、その他の刑法の教科書にもありました。キーワードの丸暗記には良さそうですが、どうも釈然としません。
「S式柴田の生講義 刑法」をおすすめします。
該当ページ
構成要件的故意、責任故意…91p
相当因果関係…78p
結果無価値、行為無価値…109p
それから他の参考書とか読むと判りやすいと思います。
ありがとうございます。こちらは存じませんでした。参考にいたします。
そろそろ出揃ったようですので、質問を終了いたします。Web 上で見られる資料があまりなかったことは残念でした。みなさま、ありがとうございました。
言葉が足りませんでした。Web 上で図をふんだんに使って平易に解説している資料をご紹介ください。
ただ、ご紹介くださった書籍は内容を後日確かめてみたいと思います。