体感できる、あるいは想像できる例を挙げて教えて下さい。
*例は「バケツに水を入れて勢いよく振り回したとき、水がこぼれないのは遠心力が
働いているから。」程度で結構です。
*使い分けなどない、という場合は、「遠心力」の対義語として「求心力」の方が
「向心力」より一般的に使われる理由も併せて教えて下さい。
よろしくお願い申し上げます。
手持ちの新明解国語辞典第六版によれば、「向心力」は「求心力」の改称だそうです。
なので、意味に違いはないと思われます。
ただ、個人的にはまだ向心力という言葉は求心力ほどあまり普及していないように思います。
以下のgoogleでの日本語での検索結果もそれを示しています(求心力の検索結果は69,700件、向心力の検索結果は820件。)
ただ、日本語に限らず単にweb全体から「向心力」で検索すると「求心力」より大量に中国のサイトを中心にヒットするため、中国では「向心力」のほうが普通なのかもしれません、推測ですが。
>「向心力」は「求心力」の改称
言葉の成り立ちとしては「求心力」の方が先ということですね。
「求心力」には「人の心を惹き付ける力」という意味合いがあるため、質問文ではあえて
「遠心力」の対義語としての、とさせていただいたのですが、物理学的な意味では使い分けは
ない、ということでしょうか。
>大量に中国のサイトを中心にヒットする
中国では「向心力」に「人の心を惹き付ける力」という意味合いが含まれるのかも。憶測ですが(笑
車の中にいる人が急カーブで外向きに力をを受ける実感を持つこれが遠心力である
「向心力」より「求心力」の方が、回転の中心に向かう力、という意味を含むのではないでしょうか?「向心力」だと方向がわからない感じがします。
例は「求心力」と「向心力」で挙げていただきたかったのですが(笑
「求心力」の方がイメージしやすい、ということですね。URLおもしろかったです。
http://weather.yahoo.co.jp/weather/
Yahoo!天気情報
上はダミーです。
『求心力』も『向心力』もどちらも、物体が円運動をする時、その円の中心に向かって作用する力 のことであり、どちらも同じ意味です。
しかし、物理用語でいうと、『求心力』という言葉は、『向心力』という言葉の旧称で、物理的にそれらの意味を表すときは、『向心力』を使うようです。(でも、どちらも同じ意味で用いられるので、両方同じく用いられている。)
逆に、一般的に”中心に引き寄せられる”というような意味で用いられるのは、『求心力』で、
「あの人の周りにはいつも人が集まってきて、本当に求心力がある人だなぁ・・・」などと使われ、この場合は、物理とは無関係ですので、『向心力』という言葉は用いられません。
(実際、日常会話の中で使われているのは聞いたことありませんよね。)
わかりやすくまとめていただき、ありがとうございます。
ようやく腑に落ちました。(天気予報、見ちゃいましたけど。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%8B%E3%81%AE%E3%83%95%E3%...
恋のフーガ - Wikipedia
子供がなんとなく心細くなるとおかあさんのそでにしがみついてしまうのが求心力。べつに親がふりまわしたわけでもないのに、こどもがやたら遠くに遊びに行きたがるのが、遠心力、帰りがひどく遅くなったりときには無断外泊もあるのは、おそらく地球の自転はもちろん公転による遠心力もあるのでしょう。
そういう大人もいざとなると各種各方面でさまざまに力のあるほうについつい寄っていってしまうのも求心力のなせるわざかもしれません。自然界には万有引力というのもあるんですがねえ。
向心力というのは、いま初めて知りました。求心力と同義にするなら乞心力のほうがみじめな感じでわたし好みですが、向心力という言葉(というよりも「向かう」という語)には、どこか自由というか余裕の味わいがあって不可抗力的に、切羽詰って中心となるものに向かわざるをえないという(どうにもならない)力のダイナミズム(力学)に欠けているように思います。
ちなみに英語だと centripetal force が求心力で「センター」という語がスペルの「へん」になってます。「つくり」の -petal には、「・・・の方へ動く」「・・・を求める」という意味合いがあります。さらについでに遠心力は、同じセンターへんにつくりを-fugal と書いて 「centrifugal force 」となりますが、この「-fugal」は、バッハとか加護ちゃん辻ちゃんなんかの「フーガ」と同じ「遁走曲」の「逃げる」という意味です。
こういうのは大元はたぶんラテン語なのでしょうから、必ずしも英語から訳したものではないでしょうが、いろいろと西洋の学術用語や各種専門用語を造語などして日本語に移した19世紀末のご苦労とセンスがうかがわれます。以上、与太話にてひつれいしますた。
先般のスマトラ沖地震の影響で「地球の中心部に向け大量の物質の移動が起きたため、地球の自転速度がわずかに速まり、1日の長さが100万分の2・68秒短くなった」との報道がありましたが、自転速度が上がる→より大きな遠心力が働く→いったん家を出て行った子供は帰って来ないと思え、ということになります。
ただ、地軸がぶれたとか、地球が軌道を外れてどこかに転がっていったという話は聞きませんので、今のところ「遠心力」=「向心力」の状態は保たれているのだと思われます。ということは、おかあさんのそでにしがみついてしまう力も同様に大きくなったわけですから、家を出て行った子供もそのうち帰って来るでしょうから、そんなに心配しなくていいよ、おっかさん。てとこでしょうか。
確かに「求心力」というと、主役は「中心」であり、後ろ向きのまま中心に引きずられていく感じがするのに対して、「向心力」の場合の主役は力の作用する「対象」であり、積極的な意思に基づき中心に向かって行くという印象です。
言葉ってほんとにおもしろいですね。というか、ちょっとした質問が、いろんな方向に波及していくはてなって、ほんとにおもしろいと思います。(こんなことを思うのは私だけですか?)
Wikipedia
遠心力
http://iss.sfo.jaxa.jp/iss_faq/faq_pys_03.html
Q03 遠心力ってどんな力
物理学的には、遠心力・向心力はどちらの視点(回転している立場・回転していない立場)で見たときに現れる力かでの区別です。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/
はてなキーワード - 話題の言葉がわかる、みんなで編集するキーワード
求心力
これに対して「求心力」は、比喩的な言い方として使われる語として定着しており、
事実上、向心力と求心力はほぼ使い分けられていると感じます。
>つまり、物体を回転させると遠心力という特別な外向きの力が発生するわけではないということです。回転している当事者にしか感じられない見かけ上の力です。
>例えば、重りに紐をつけて振り回し、突然紐が切れると、重りは回転の接線方向に直線に飛んでいきます。つまり、重りを引っ張っていた力(向心力)が無くなり、直線運動を続けようとする慣性力だけになるのです。
>回転運動に関する説明を簡単にするために、向心力と同じ大きさで向きが反対の見かけ上の力を遠心力と呼んでいるのです。
自分の無知をコピペでごますがごとくの所行、お許し下さい。
「向心力」は物理の専門用語ということですね。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=361121
遠心力と向心力 - 教えて!goo
よそさまで同様のご質問をした方が
いらっしゃたようです
(よそよそしく)
わかりずらい遠心力と向心力の違いについて
とありましたが、
私はますますわからなくなりました(*0*)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%91%E5%BF%83%E5%8A%9B
向心力 - Wikipedia
私個人の意見(多分参考になりません(_ _))
洗濯機とか、身近なものでよく使うのが遠心力
地球の軌道とか、関数で計算とか、スケールの大きいものは向心力。
ざっくばらんですみません。
ryohuさんの回答が一番最初だったら、かなり狼狽したかもしれません(笑
>私個人の意見(多分参考になりません(_ _))
ryohuさんをryohuさんたらしめている「何ものか」を垣間みた気がして、
その意味でたいへん参考になりました。
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ということで、質問を終了させていただきます。
ご回答下さった皆様、本当にありがとうございました!
私も辞書を引いて、そう思いました。
ただ同じであれば「向心力」という言葉はどういうシーンで使われるのか、何か専門分野があるの
かな、と思った次第です。
求心力の方がよく使う>「なんとなく」以外の理由を教えて下さい。