http://www.able-biott.co.jp/letter/039.html
社長からの便り〜特許の失敗
自分でやれば極端に安くなる例として自動車の車検などもありますが、その手続きの面倒くささは本人も辟易しますし、そんな人が間に入る事によって全体の進行が遅れるといったことにもなります。
要点をつかめていないと時間がかかるだけではなく、その間に同種の申し込みがあれば、それでも失敗となります(「ベル」の特許などはわずかに2時間差で勝ち取ったとして有名ですよね)
その特許が20数万円以上の価値がないのなら特許をとる意味すらもあまり感じませんし、特許は先行投資な訳ですから、値段だけで探そうなどとせず、出入りの税理士さんや弁護士さんに相談されることをお薦めします。
会社で職務発明をした際、特許事務所を当然通したのですが、特許用の作文は、「特許の素人」には非常に困難だと感じました。
特に、気を付けていないと、請求項が容易に迂回可能となります。質問さまが心配された、請求項や特許自体が無意味、ということも十分に考えられます。特許を取る意味として、自己の実施権を確実にするためだとしても、公知例調査も不安が残りますし。
せっかくの発明ですから、特許を取るとしたら(他社実施確認が困難な技術は特許自体取らない=公開しないことも選択肢のひとつですよね)、多少お金を掛けても、特許事務所と念入りに打ち合わせされてくださいね。
こちらが、特許等知的財産権に関わる概要が記載されたページです。
スカイ特許事務所
こちらの特許事務所が作成しています。
資格業種は得意分野とかありますので、一律安いからとか、高いからという物差しで判断しない方が良いでしょう。こちらのサイトのように、相談無料というのがあるので、何箇所か相談してこの人ならと思える人に依頼するのが良いでしょう。
因みに特許申請は「弁理士」が本業です。
発明をした人はすぐ特許出願を考えるようですが、その前に特許庁のホームページを覗いて、電子図書館を開き、キーワードを使って先行技術を調べてみましょう。特許事務所は地元で探したほうがよいと思いますが、インターネット検索でまず調べてください。できれば、地元の発明協会に出向き、そこの無料相談を受ければ秘密厳守でいろいろ教えてもらえます。ちなみに私も発明家で、たくさん特許出願します。
一応発明協会で先行技術調査をしてもらいました。出願について色々相談してみたのですが、プライバシーにかかわるということなので自己責任で自分で調べてしてくださいと言われました。
それは知っています。そこは調べてみたのですが、何をとっても他より高いですし、出願審査請求料は含まれていませんので、結局他よりも高いと思いました。