100Mbpsのスイッチングハブについて。
質問の目的は、客先への詳細な報告書作成です。
ある現場にて、LAN接続が切れてはないが異常にパフォーマンスが悪い状況が発生しました。
調査したところ、ハブの100Mbps接続を示すLEDが消灯していたため、ケーブルをハブから抜き差ししたところ100Mbps接続のランプが点灯しパフォーマンスが復帰しました。この現象が起きたのは、該当のハブの1ポートのみで、他のポートは正常でした。
ケーブルとハブの接触不良であったと想定しています。
【Q1】
接触不良と断定していいでしょうか? 他に考えられる原因があれば教えて下さい。
【Q2】
接触不良だとして、「接続は切れてないが、100Mbps接続のLEDが消え、悪いパフォーマンスで接続が維持される」という状況が起きるのは、ケーブルの8線のうち、どれの接続が切れた場合に起きますか?
質問1又は質問2の片方の回答も当然OKです。
説得力のある根拠が示されている場合はURL不要ですが、結論のみの場合は根拠となるURLを提示してください。
http://www002.upp.so-net.ne.jp/jsrc/densi/cable.html
LAN�P�[�u���̍�����
Q1)
同時に別PCを使用して、他ポートだと安定し、
該当ケーブルを、他ポートに接続すると安定する場合は、接触不良(該当ポート異常)くらいしか考えられません。
別ポートから同時使用することで、スイッチングハブ自体の正常性をチェックします。
スイッチングハブ自体が異常な場合、バックボーンの転送に異常をきたすため、全体的にパフォーマンスが悪くなります。
該当ケーブルを別ポートにつなぐことで、ケーブルの正常性をチェックします。
Q2)
10Baseでは、1番と3番、100Baseでも、1/2/3/6しか使いません。
(URLの「結線」項目参照)
ということで、2番か6番が切れている、か、極度に変形しているか結線の順番不良で、電気的安定が取れない、
といったことが考えられます。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/network/tcpip009/tcpip03.html
連載:詳説 TCP/IPプロトコル 第9回 イーサネット(その4)フロー制御とVLAN、トラブルシューティング -- 3.トラブルシューティング(LEDによる確認)
接触不良であれば、コネクションが切れてしまうので、通信できないと思います。
今回の場合、なんらかの原因で、全二重でなく、半二重で接続してしまったのではないかと思います。
ハブとその接続先の情報が書かれていないので、想像ですが、おそらく、とちらかの機器が再起動等で、いったん接続がきれ、両方かもしくは片方の設定がオートネゴシエーションの設定の場合、ネットワークの状態や相性などの原因で、半二重でコネクションが張られてしまうことがあります。
今後の対策として、オートネゴシエーションではなく、機器で設定できるのであれば、100M 全二重(Full)など明示的に指定する設定にされるのがよいかと思います。
単に接触不良とは断言できないということになりますね。貴重なご意見ありがとうございます。
24H稼動なので機器の再起動は起きていないと思われます。
半2重、全2重は、単純にケーブルの抜き差しだけでリセットされるものなのでしょうか?
又、半2重になっている場合のパフォーマンスの落ち具合はどの程度のものでしょうか?
再回答いただけると嬉しいです。
http://ehos.hp.infoseek.co.jp/Ethernet2.html
Ethernetについて 後編
100Mで繋がるはずのところが10Mになってしまっていたということは、接続時のオートネゴシエーションが失敗したと考えられます。
リンク先はオートネゴシエーションプロセスの説明です。
機器そのものが再起動されなくても、ネットワークのリンクがいったん切れてそののちに接続されれば再度ネゴシエーションが発生します。そのときに電気的な接続が不安定だったなどの理由でネゴシエーションに失敗し、全二重と半二重のミスマッチが生じれば性能は劇的に低下します。
>単純にケーブルの抜き差しだけでリセットされるものなのでしょうか
ケーブルの抜き差しをした場合もリンク切断→接続→ネゴシエーションとなるので、電気的に接続が安定していれば回復するでしょう。
>半2重になっている場合のパフォーマンスの落ち具合
半二重同士できちんと接続されていれば、それほど性能は落ちないこともあります。データ転送量が少ないか、データ転送方向が上り/下りに偏っていれば影響は大きくありません。上り・下りとも混雑するケースで転送速度が落ちていきます。
きちんと接続できず、全二重・半二重でミスマッチとなった場合にはとても酷くなります。
リンクが切れた理由/ネゴシエーションが不安定だった理由としては
・ケーブルの接触不良
・一時的な大ノイズ(雷とか)
など(あるいはこれらの複合要因)が考えられます。ケーブルをきちんとした結線チェッカで確認すること、コネクタ付近がのびきってツイストペアがほぐれたりしてないか目視で確認すること、をおすすめします。
また、2番のsaijyuさんと同意見ですが、両側の機器の速度設定を確認し、できれば100M全二重に両方とも固定してしまうのが良いと思います。
http://www.n-study.com/network/autonego.htm
オートネゴシエーションってなに?
こちらも参考まで。
詳しい情報どうもありがとうございます。
オートネゴシエーション失敗説が有力になってきました。
今後の対策についてもまとめていただきありがとうございます。報告書作成の大きな助けになります。
これにて終了します。
3つの回答ともにとても助かりました。
「2000ポイント」と豪語しましたが、さすがに3人の方にそれぞれ2000ポイントはかなりキツいので、適当に配分させていただきます。申し訳ありません。
Q1への回答へのコメント:
質問文に「ケーブルをハブから抜き差ししたところ100Mbps接続のランプが点灯しパフォーマンスが復帰しました」とあるように、単純に抜き差ししただけ(ケーブルは変えていない)で正常に戻っています。できれば再回答お願いします。
Q2への回答へのコメント:
大変参考になりました。ありがとうございます。
ということは、2番か6番が切れていた場合、パフォーマンスは10Base相当になるということでしょうか? それとも、接触不良の起きていない側からは100Baseだと思って通信を行おうとするために、ノイズ等の影響が出て10Baseを下回るパフォーマンスとなることは考えられますか?