日本の借金が多いとよく聞くけど、
先進国の他の国に比べて、収入に対してどのくらい超過なのかを知りたいので。
(例えば、借金額そのものは小さくても、収入の少ない国だと、割合的に日本より多いこともあるだろうし)
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/hikaku.htm
国際比較に関する資料(平成18年4月現在)
対GDP比の国際比較資料があります。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/006.htm
財政収支の国際比較(対GDP比)
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/007.htm
債務残高の国際比較(対GDP比)
http://www5.cao.go.jp/99/f/19991126wp-sekai/19991126wp-sekai.htm...
$BJ?@.(B11$BG/EYG/
90年代アメリカの景気動向を示しています。
http://www5.cao.go.jp/99/f/19991126wp-sekai/19991126wp-sekai.htm...
$BJ?@.(B11$BG/EYG/
同じく90年代ヨーロッパの景気動向を示しています。
両者共に、国内の景気改善が財政収支を上向きにしたといえるでしょう。
一方、日本は銀行が不良債権問題で揺れていて個人消費や企業投資が冷え込んでいた頃なので、
景気は思わしくなく、各国の恩恵はほとんど受けていません。
また、各国の歳入と歳出の対GDP比、比較です。
これを見ると一見、日本は無駄遣いが少ないように思えますが、
歳出入の差に注目するといかに日本の財政が赤字経営になってるかが分かると思います。
さらにこれは対GDP比であり各国のGDPは異なってくるので、
額にするとより大きなものになるといえます。
うーん、一番下の表を見ると微妙な気分ですね。
そっか、欧米諸国が好景気だった時に、アジアは通貨危機で苦しんでたわけですね。
やっぱりどこかは苦しんでないと、どこかは好景気にはなれないんですかねえ。
さきほどの補足です。
今までの議論は、すべてGDP比に基づいたものでした。
その中で注目してもらいたいのが、政府規模です。
他国がGDP比で50%近くもあるのに対し、日本は10数%しかありません。
つまり、あまりにも税収が少なすぎるのです。
そのため対GDP比での国債額が比較的小さくても、政府規模からすれば多大な額となるわけです。
従って、国債の利払いだけでも重い負担となってきます。
それを示しているのが上記のURLです。
これをご覧になれば、いかに国債の利払いが大きな負担になっているか分かると思います。
また、他の歳出でも社会保険料、つまりは年金への歳出が大きいですね。
日本は他の先進国に比べ福利が厚いので、
年金問題が特に大きな負担となってくるわけです。少子高齢化が、これにさらなる拍車をかけるといえるでしょう。
なるほどね。対GDP比で見ると、税金が少ない、と。
そうだねえ。むしろ、高度経済成長期に、がっぽりとって貯金しておいて欲しかったねえ。
ありがとうございます。とても面白かったです。
で、これをみて疑問なのが、
収支で、何故か日本以外の先進国は1997-2001年に、同じように収支がプラス方向に向かってますよね。
これは何が原因なのでしょうか?日本も一応それと同じことの恩恵を受けているのでしょうか?
今後欲しいのは、収支ではなくて、支出と収入の対GDP比の比較もあれば欲しいです。
日本が、無駄遣いが多いとよく言うけれど、
対GDP比で、支出は他の国に比べてどのくらい多いのか?
それにしても、この資料は知らないことだらけだった自分が恥ずかしくなるほど面白いですね。
日本って、税の負担とかってめっちゃ軽いんですね。
これで借金まみれでいて、増税を訴えないのはおかしいくらいですね。
あと、株式譲渡課税も、他国に比べて低いなあ。
こんだけM&Aとかやられてたり、株長者がいるんだから、
もっと課税してしっかり投資ファンドとかから取り立てればいいのに。
それにしても、一応どの国も、借金経営ではあるんですねえ。
国を動かすってのも大変だな。