実際にどのくらい使用されているのか知りたいです。
というのは、ドキュメント作成のため、Word や Excel を使う必要が
あるでしょうし、C, Perl, PHP, Java などの開発は Windows でも
代替可能、そして、運用は Linux で行えばいいように思うからです。
現場の生の声をお聞かせ下さい。
私が以前勤めていたところではLinuxでの開発はゼロでした。Linuxを対象にしたソフトの開発もありましたが、開発自体はWindows上、Visual Studioを利用して開発が進められていました。
ドキュメントに関しても開発者自身はWordやExcelを使うことはほとんどありませんでした。開発に関するドキュメント類はソースコード内に書き込みツールを用いてWordファイルとして書き出す形でした(開発外の仕様書などはWordですがこれを作るのは開発者ではありませんでした)。
運用するシステムがLinuxであることが多いため、社内全体で日常的にLinuxを使用しています。
Linuxに接する機会を増やすことで理解を得てサーバの設定や運用までならばある程度できるようになります。
WordやExcelも見るだけであればOpenOfficeで十分で、ドキュメントの作成が必要な場合は共用のノートPC(それなりに数はありますが)を持ち出してきて作業してます。
社内のWindowsとLinuxの割合は1:1くらいです。
Windowsのみで作業している物もWindows上でcoLinuxやcygwinを使用しているので作業している時間はLinuxの方が長いという実感です。
> Linuxに接する機会を増やすことで理解を得てサーバの設定や
> 運用までならばある程度できるようになります。
この考えには共感できる部分があるのですが、Linux において、
ちょっと環境のカスタマイズを行おうとして、ものすごく時間を
消耗した苦い経験があります(例えば、emacs でハイライトの
調整をしようとして…)。
こういうスキルアップの本質的でないことに、コストがかかるのは
避けられないように思います。
> WordやExcelも見るだけであればOpenOfficeで十分
OpenOfficeで見ると、レイアウトがくずれていて、Word/Excel で
見直したという経験があります。
なら、最初から、Word/Excel で見ればよかったと考えます。
> Windowsのみで作業している物もWindows上でcoLinuxやcygwinを
> 使用しているので作業している時間はLinuxの方が長いという実感です。
私も cygwin 愛用者です。これが現実的なやり方であるように思います。
http://japan.internet.com/linuxtoday/20040412/3.html
Japan.internet.com LinuxToday - Windows DB アプリの Linux 移行支援クライアントを無償配布
クライアントOSというか開発以外の作業環境として、という意味ですか?ちょっと質問内容が混乱してるような気がしますが。
なので、開発兼開発以外の作業環境としてLinuxを使わずに何でもWindowsでやればいいんじゃないか?という質問だと仮定します。
まず、ごく簡単なものならそれも可能かもしれませんが、実際には両環境で違う点がいろいろあって単にWindowsからLinuxにコピーすれば済むところまではいきません。例えば文字コードの問題ひとつ取ってもそうですね。DBが絡むと内部文字コードの関係も出てきてさらにややこしいです。また、スクリプトを置くdirectoryの配置の違いとか、アクセス権制御の違いのようにOSの構造・思想から来る差もありこれもなかなかややこしい問題を孕んでいます。
確かに昔よりはかなり相互の互換性あがってきてはいると思いますが…。
あと検証ということになるとどうしても実機環境に近いものでないと危なくて使えないので開発と運用をまったく別にできる日はいつか来るんだろうか…という感じです。
なので、猛者なひとはLinuxのOpenOfficeでドキュメント作成してるひともいなくはないですが、2台以上PCを持っていてそのうちの1台がクライアント検証用+ドキュメント作成用のWindowsマシンというひとが多いのではないかと思います。IEとの検証はWindowsマシンでないとできませんからね。
> なので、開発兼開発以外の作業環境としてLinuxを使わずに
> 何でもWindowsでやればいいんじゃないか?という質問だと仮定します。
適当な言葉が思い浮かばなかったので、混乱させてしまい、
ご迷惑おかけしましたが、おっしゃる仮定の質問と
解釈していただいて結構です。
> DBが絡むと内部文字コードの関係も出てきてさらにややこしいです。
この辺、なんとなく納得です。
MySQL 4.0 → 4.1 への変更で、苦労した経験がありますので。
その他の事例も、そうなのだろうなぁ、と。
僕が想定していたのは、Java のスレッドの挙動が Linux と Win によって
違うから、その辺が重要になる開発だと、開発環境を Linux に
せざるを得ないかと思ってました。
> あと検証ということになるとどうしても実機環境に近いものでないと
> 危なくて使えないので開発と運用をまったく別にできる日はいつか
> 来るんだろうか…という感じです。
> なので、猛者なひとはLinuxのOpenOfficeでドキュメント作成してる
> ひともいなくはないですが、2台以上PCを持っていてそのうちの1台が
> クライアント検証用+ドキュメント作成用のWindowsマシンというひとが
> 多いのではないかと思います。IEとの検証はWindowsマシンでないと
> できませんからね。
納得です。
http://www.sw.nec.co.jp/products/soft/science.html
科学技術計算: ソフトウェア | 製品&サービス | Business Solution | NEC
Xwindowを使うのであれば、Linux が断然快適です。しかし書類仕事があるのでmacosxを使っています。wordもexcelもmac officeでOKです。
X-Window の存在が Win ではなく Linux を使う理由としては
不十分だと思います。
また、Win ではなく、Mac OS X を使う理由もわかりません。
今回の質問の背景として、趣味の延長線として業務で Linux を
使うのを止めさせたいという意図があります。
Linux を使う正当な理由を知りたいです。
http://japan.linux.com/enterprise/04/02/22/2320231.shtml
Open Tech Press | 「革新勢力」となる組み込みLinux
業界によると思います。
組み込み分野ではLinuxが多用されています。例えばLinux kernelを改造しないといけない場合などはWindowsで代用できません。また、LinuxをクライアントOSとして使うことが普通な人が多い業界もあります。私自身、メールの読み書きとWebはLinuxで普通にしています。
ご質問でご指摘の通り、ハードウェアベンダからのドキュメントがWordだったりする場合もあるので結局LinuxとWindows両方PCを使うというのも一般的かも知れません。ドキュメントはWindows、開発はLinuxといった感じでしょうか。
あと、マルチブートでWindowsとLinuxを一つのPCに入れてしまうという手段もあります。最近のHDDは大きいですし。
回答がずれていたらごめんなさい。
> 組み込み分野ではLinuxが多用されています。
> 例えばLinux kernelを改造しないといけない場合などは
> Windowsで代用できません。
納得です。
> LinuxをクライアントOSとして使うことが普通な人が多い業界もあります。
アカデミックな業界なのかな、と私は予想しております。
> マルチブートでWindowsとLinuxを一つのPCに入れてしまう
> という手段もあります。最近のHDDは大きいですし。
再起動の手間を考えると、初期費用がかさんでも、
PC2台体制がいいのかな、と思っています。
> 回答がずれていたらごめんなさい。
いえいえ、そんなことないです。
ご回答ありがとうございました。
JM Project (Japanese)
URLはダミーです。
会社で使っているクライアントはWindowsですね。
理由はWindows用のソフト開発が一番多いのと、資料などがExcel,Word,Power Pointで送られてくるケースが多いからです。
ただ、実際ターゲットがWindows以外の場合は、Javaなどのクロスプラットフォームなことはあまりないこともあって、エディタぐらいは使えますがそのままではあまり使えないケースが多いです。
実際、Windows以外のC,C++等ではコンパイルすらそのままではできない場合が多いですから。ましてや実行は。
LinuxやSolarisの場合は別にマシンを用意して、ネットワーク経由か直接そのマシンを使うかして開発、実行してます。
その場合もエディタはWindows上のを使う人が多いですけど。
私はemacsもviも使えるので、ファイル転送等が面倒で直接やりますが。
vxworksならWindows上でクロスコンパイルできるので、コンパイルまではやります。
vxworks使うようなのはハードが特殊なので実機がないと実行は無理ですが。
私も過去、C++ において、Linux と Win のクロスプラットフォームの
開発を行ったことがあったんですが、gcc はコンパイルが通って、
VC++では通らなかったという経験がありました。
逆も、ありうるのかな、と思います。
やはり、PC2台体制が現実的なのだろう、と思いました。
Win だけにするわけにはいかないし、Linux だけにするわけにはいかない。
ご回答ありがとうございました。
なるほど。率直に申しますと、だいたい私の予想どおりの開発スタイルです。
ただ、開発者が Word/Excel を使わないというのが意外でした。
「ソースコード内に書き込みツール」というのは、Javadoc や Doxygen
みたいなツールなんでしょうね。