ソープランド・宝石・ボクシング（女、金、腕力）といった、かなり男らしい方向で多角経営している「角海老」グループについて。どんな企業なんでしょうか？

もともとは角海老といえばソープランドですが、社長のボクシング好きが高じ、１９７７にジムの経営が始まりました。

世界チャンピオン小林を含む、多くのチャンピオンを輩出しています。

同じビルの３階には角海老宝石店があり、激安宝石を販売。

新宿　新宿角海老のレポート　（１９９７年１１月）

宇田川町の三角交番の裏あたり。

道端に面した鉄製の無表情な扉。

ここは毎日のように通るのですが、

この扉からときどき、男が出入りするのです。

なかなかネットでは実態がわかりませんが、いろんな筋の方とうまくやっていることは確かでしょう。

中核企業は角えび商事（株）（東京都台東区千束４－４１－１６）です。社長は杉浦時江さん。昭和12年生まれの女性です。

↑ダミーです、申し訳ありません。

十数年前ですが、社長と知り合いだったものです。

代替わりしていなければですが、当時の社長は小柄な、ガラガラ声のエネルギッシュな中年の男性でしたよ。

ボクシングジムの会長は、ふつうは元ボクサーがなるのですが、角海老ジムの会長＝グループ社長ですが、まったくボクシングの経験がないので、異色の存在でした。

でも、プロデュース能力に優れており、WBCとかの総会にご自分で出かけていって選手の世界ランキングを確実にあげたり、大きい世界戦を組んだりして、存在感は大きかったです。

1番さんがお書きになった小林智明選手の世界戦とかも、新進気鋭の日本チャンピオンを倒して急に世界ランキング10位に入った小林選手に、すかさず世界戦を組んだものです。

商売っけのない他のジムの会長とはひと味違った部分がありました。

戦後、無一文からリアカーを引いて闇市系の商売をしてお金を貯め、江戸時代からある「角海老」の名前を買い取って一大ソープランドチェーンを作った、とどこかの特集記事で読みました。今ソースわかりません、すまんです。

というわけで、ソープがはじめで、宝石とボクシングは後発、ボクシングは殆ど道楽だと思います。

いただいた名刺が、一面に金箔が貼ってあり、しかもテレカになっていたので驚いた記憶があります。

ワタクシは外部の人間で、取材がてらジムに出入りしていたのもあってけっこうかわいがっていただいたので、ごはん食べさせていただいたりしましたが、ウチワでは「ケチ」とのハナシも何度か聞きました（笑）。

金の使い方を心得たかた、というかんじでしょうか（笑）。

あまりヤクザさんっぽいハナシは聞かなかったです。

ボクシング業界そのものが、紙一重のようで、ギリギリ一線を画した業界だと思うのと、社長も権力キライっぽいかたなので（闇権力でも）、あまり怖いかたがたとはつるんでいないのではないかと思います。

個人的記憶だけで申し訳ありません。

他になんか思い出したらいわしに書きますね。