鋳物7種A
AC7A Al-Mg系
耐食性が優れ、じん性がよく、陽極酸化性がよい。
青銅鋳物6種
CAC406
(BC6)
Cu-Sn-Zn-Pb系
耐圧性、耐摩耗性、被削性、鋳造性がよい。
アルミニウム合金鋳物
7種A AC7A Al-Mg系 3.5~5.5Mg 耐食性、じん性、陽極酸化性良、鋳造性劣 架線金具、船舶用部品、彫刻素材、事務機器、電装品
青銅鋳物6種 CAC406(BC6) Cu-Sn-Zn-Pb系 耐圧性、耐摩耗性、被削性、鋳造性がよい。 JIS H5120
アルミニウム合金鋳物7Aは、Al-Mg系の合金で、
青銅鋳物CAC406は、Cu-Sn-Zn-Pb系の合金です。
含んでいる成分が違うということです。
http://www.chuokai.or.jp/kumiai/jcifa/
社団法人 日本鋳物工業会
それぞれの一番の違いは母材がアルミニウムと銅であることですが、
それ以外の組成や性質、用途も異なります。
AC7A合金はアルミニウムに主にマグネシウムを添加した合金です。
性質としては耐食性(特に耐海水性)が最高であり、
ケイ素を含有しない(ごく僅かしか含まない)ため表面処理が美しくなります。
これが陽極酸化性が良いということです。
ただしマグネシウムが酸化しやすいために鋳造性はあまり良くありません。
架線用金具や船舶用部品に使われます。
CAC406(BC6)合金は銅に亜鉛、錫、鉛を添加したものです。
こちらは亜鉛が含まれるため鋳造性が良くなります。
さらに鉛によって切削性が改善されているものです。
銅像や建築物などに使われることが多い合金です。
こんな感じでいかがでしょうか。
もう少し、分かり易いのはないですか?