この傾向はいつ(だれ)から始まったのでしょうか。また、いったいどういう意味があるのでしょうか。
http://homepage3.nifty.com/playstyle/sff/ff7/weapon_cloud.html
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●『るろうに剣心』に登場する元・赤報隊準隊士、相楽左之助が使った「斬馬刀」。
●ファイナルファンタジー7のクラウド。
のふたりで「巨大武器を持ったキャラ」というイメージが広まったように感じています。
登場当時は、「こんな武器持てるわけねー!」と思いながらも、ビジュアル的な格好良さはインパクトがでかかったです。
ありえない巨大さからの斬新さと、武器の大きさに比例して予感させる秘められたパワーが魅力を生んでいたんでしょうね。と今から思い返すにそんな気分です。
るろうに剣心で斬馬刀が出たあたりが最初だと思います。
意味はキャラクターというのを印象付け易いからでしょうね。
大きな武器を持っているというだけで、そのキャラクターがどんなキャラでどんな攻撃が得意なのかという個性を読む人に分かりやすく伝える効果です。
このURLの一覧を眺めていてふと思ったのですが、北斗の拳に巨大な武器ってなかったでしたっけ。
松本零時原作のアニメ「宇宙戦艦ヤマト」(70年代)の波動砲は超ド級の巨大武器の走りでしょう。
続いて「伝説巨神イデオン」(80年代)の波動ガンに止めを討ちます。
その意味は科学技術が進歩しすぎて、それを制御する人間の成熟が必要とのメッセージだと思います。
波動砲。確かにでかいです。
武器に振り回される存在としての人間という描写なのでしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%A...
ピグマリオ - Wikipedia
巨大な武器を振り回す漫画といえば、和田慎二氏の漫画「ピグマリオ」の大地の剣が一番古い気がします。
また三浦健太郎氏の漫画「ベルセルク」にも大地の剣をモデルにした剣がありますが、それも大変巨大な剣です。
スケバン刑事でしたっけ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E5%B7%A8%E7%A5%9...
伝説巨神イデオン - Wikipedia
「伝説巨神イデオン」で出てきた「イデオンガン」(波動ガン)が始まりではないでしょうか。
それに続くのが「重戦機エルガイム」でバッシュやエルガイムMarkⅡ等が操る「バスターランチャー」。
刀剣類に限定していうと、CLAMPのマンガあたりが始まりのように思われます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E6%88%A6%E6%A9%9F%E3%82%A...
重戦機エルガイム - Wikipedia
いかがでしょうか。
イデオン放映が1980年。だいぶ遡りました。
ロボットの武器ですが、たしかに不自然にでかいという特徴を備えています。
http://www.younganimal.com/berserk/
Berserk Official Corner
最近の巨大武器ブームの先駆けは、ヤングアニマルで連載されている「ベルセルク」ではないでしょうか。主人公ガッツの扱う武器は、「それは剣というにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに鉄塊だった。」と作中で表現されているほど大きな剣を操り、強敵と戦います。その剣を振り回し、強敵を相手に暴れまわる様は爽快です。
本格派ファンタジーで画力もありストーリーも伏線があって面白いのでオススメです。
意味が特にあるかどうかはわかりませんが、常人ではとても扱えないような武器を自由自在に扱う超人的な主人公が物語を盛り上げる要因であることは間違いないと思います。
ベルセルク(1989年)。
超人であることを視覚的に、分かりやすく訴えやすいということ。ですね。
最近じゃないですけど、白土三平の漫画には、よく巨大な手裏剣が出てきます。
見た目で威力が(現実的であるかどうかはさておき)伝えられる、というのが巨大な武器を利用する最大の利点ではないでしょうか。
最近だと、漫画なら、やはりベルセルク。ゲームなら、FF7で巨大な武器というものが広まっているんじゃないでしょうか。
「巨大な手裏剣」が見たいです。
http://www.doublenuts.com/gundampic/hgunicen/hyaku_bazooka/hyaku...
��HGUC 1/144 MSN-00100 �S���{���K�o�Y�[�J�����`���[��
Zガンダムでメガバズーカランチャーという武器が登場します。
MSよりも大きな武器というのは
ガンダムのなかでは革新的でした^^
デカっ!
ロボットが扱う武器がデカイのは許されるし、犬夜叉(妖怪ね)の武器が変化(へんげ)してでかくなるのもまあ許すとしましょう。
しかし普通の人間の武器がデカすぎると一瞬冷めてしまうときがありませんか。
http://www.lares.dti.ne.jp/~nakoruru/cos/25/
�����E���L���[�� with ���c�O���X�|���i�[
『サイレントメビウス』に出てくる剣皇グロスポリナーはどうでしょう
ベルセルクのドラゴン殺しほどの大胆さはありませんが;;
大きければ大きいほど武器使用時のダイナミックさがあるように思います。
また、小型の武器よりも(仮に切ったりなどした時に)爽快感があるのではないでしょうか。
ただ、この剣に限って言えば、デザインと敵の大きさの都合上、これほどの大きさになったようにも思いますが・・・
これはまた携帯に不便そうな。
敵の大きさにマッチした武器の大きさということですね。
4でスルーしてましたが、ピグマリオは1978年でした。今のところ最古です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E9%A3%9B
張飛 - Wikipedia
まず、一騎当千な武将の特別さを描写する方法として、一般人には振り回せない大きさ,重さの武器がトレードマークになる事は珍しくありません。
詳しい方が補足して下さると思いますが、武器の大きさと言うだけなら、講談師の武勇伝や、演義にまで遡る事が出来るはずです。
演義を原作にした横山光輝のコミック版三国志で、張飛のポールウェポン「蛇矛」を運ぶのに一般兵士が難儀する場面があったはずです。
【巨大な武器で近接戦闘するキャラクター】
まず既出の話題について幾つか情報を付加して整理。
年月は単行本の発売日であるため、目安です。
ベルセルク (1) 1991/09
ハーメルンのバイオリン弾き 1 (1) 1991/09
るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 (巻之5)(相楽左之助) 1995/06
Final Fantasy VII 1997/01
トライガンマキシマム (1)(ニコラス・D・ウルフウッドの十字架の中身) 1998/07
ただし。
「人気作品が爆発的な模倣を生み出し、振り返ると起源の様に見える」事もあります。
単に小道具を巨大化して描くというだけでしたら、下記もあります。
『東京BABYLON』第7巻 1994/03
定量的な証明方法は思いつかないのですが、90年代以降の腐女子受けの良い作品に多い様な気がします。
【巨大な武器が登場しやすい事情】
巨大さと威力の相関を簡単に想像出来る。
拙い3Dでも大きく大雑把な構造をした武器なら不自然さが出ない。
巨大な武器を同時に複数扱うキャラクターは少なく、その巨大な武器は、そのままトレードマークとなる。よって説明書を読まないプレイヤーにもキャラクターのメインウェポンが分かりやすい。
奇妙な髪型にするよりも遙かに簡単にキャラクターを「特徴的なシルエット」に出来る。
巨大な武器は、もう一本目の「脚」になる為、フィギュアを作りやすい。
ナイフの様にリアルな武器では、それを使った青少年の犯罪が起きた時、漫画やゲームを快く思わない人々の非難が殺到して煩わしい。下手をすれば打ち切りや販売規制のリスクになりうる。よって、どうかんがえても模倣しようのない馬鹿げた武器で戦う。
細かく無いのでトーンを貼りやすい。
【巨大な武器が退場しにくい事情】
読者層の中に、現実世界で武道を嗜む人が少なく、よって優男が巨大な武器を振り回す事に「萎える」人が少ない。
重たい荷物を背負って旅する苦労を想像する力が弱い引き籠もりな読者が増えて「萎える」人が少ない。
武器をオモチャにして幼児に売るビジネスモデルを選ぶ作品が減ってきている。(このビジネスモデルを今でも選んでいる仮面ライダーシリーズで、巨大な武器の登場は少なかったはず)
【補足】
ピグマリオの「大地の剣」やドラゴンボールの「如意棒」等、普段は常識的なサイズだけれど巨大化する武器については別の考察が必要だと思います。
宇宙戦艦ヤマトの波動砲や、手裏剣を背中に背負った魔神英雄伝ワタルの幻神丸など、人が乗り込むマシンについては別の考察が必要だと思います。
張飛の蛇矛が一丈八尺(5.45m)。実在の武器(?)としては巨大です。
> 巨大な武器は、もう一本目の「脚」になる為、フィギュアを作りやすい。
まったく思いもしない理由でした。なるほど。
まとめありがとうございます。わかりやすかったです。
私的まとめとしては「ベルセルク(1989年)」を巨大武器流行の始祖とし、「ピグマリオ(1978年)」をルーツとしてみたいと思います。
ありがとうございました。
「るろうに剣心」は連載当初読んでいたような気がします。今、画像を探したら記憶がよみがえりました。とすると、1994年ごろに起源があるのでしょうか。
http://www.saiyaman.info/gallery/displayimage.php?&pos=-543