子供の頃憧れていた無駄な物を書いてください。

ドラマとかで雨のシーンとかあるじゃないですか。

雨の中をずぶ濡れになって走っていくような、ちょっと感動的なシーンってあるじゃないですか。

幼少の頃私はそれをなぜか、“いいこと”だと思い込んでいました。

そしてとうとうある雨の日、私はそれを実行することにしました。

自転車に乗って家の前の道路をグルグル周り続けました。もちろん傘も差さずに。

やがてすっかりずぶ濡れになって私は満足し、玄関を開けるとすぐに母親が出てきたので、早速、今自分がした“いいこと”について聞いてもらおうとしました。

ス：『母さん！僕ね、びしょびしょなのにね、自転車で…

母：『何やってんの！服脱いで早くこっちに来なさい！！

その後、私は風呂場に引っ張られていき、服を脱がされ体を拭かれ着替えさせられました。

『何バカなことやってんの！？』『風邪ひいたらどうすんの！？』と母親に叱られ続けながら、着替えの間ずっと私はきょとんとしてました。

『なんで母さんは怒ってるんだろう？』って…（実話です）

今はもう大丈夫です。

『おいおい、傘くらい持ってるだろう～』って突っ込むくらい、真っ当に育ちました。