村上ファンドと阪神のやり取りを見ていたら、

どう転んでも村上ファンドが利益を得そうな気がします。
そして、得た金を元手に、より大きな会社に対して、今回と同じことを行うことが出来る……
と繰り返していけば、最終的には日本財界を支配できる??ような気さえしますが、
実際はそうそううまくいくもんじゃないですよね?

村上ファンドのように、知名度も売れ、資金も潤沢にある投資団体というのは、右肩上がりのシナリオしか用意されて無いのでしょうか?
もし、村上ファンドが今後、没落していくシナリオがあるとしたら、どういうシナリオが考えられるでしょうか?
(ただし、ホリエモンみたいに電撃的にしょっ引かれるというのは無しで)

それとも、
用意周到にやっている村上ファンドには、そんなシナリオはあり得ず、
(日本経済が破綻でもしない限りは)
右肩上がりは続き、究極的には、遠い遠い未来には財界支配も可能になるんでしょうか??

回答の条件
  • 1人10回まで
  • 登録:2006/05/03 20:32:13
  • 終了:2006/05/09 02:45:56

ベストアンサー

id:aoun No.11

aoun回答回数276ベストアンサー獲得回数92006/05/07 08:31:13

ポイント38pt

以下が言えるかと思います。

1.村上ファンドが財界を支配する、ということはあり得ない。

2.ほりえもん、と、村上ファンド、とは本質的に異なる。

3.現在のマスコミのジャーナリズム報道がやや精度ダウン。

  意図せず不必要に扇動過剰な傾向が存在する。

4.村上ファンドの本当の弱みとは。

まず、

1.

あなたは仕手筋とは何かをご存知ですか?。

株を買って、値段を上げさせて、売り抜けるだけのチームです。

村上ファンドも仕手筋を同じ経営構造です。証券会社も、信託銀行や銀行の金融商品も、すべて同じような業種だと考えて良いでしょう。

ところで一方、

ここで常識的に考えますと、大規模に企業支配を行うためには、強く大きな組織力が必要なことは言うまでもありません。大きな組織でなければ、多数の組織を傘下に収めたまま、連合艦隊を維持することは出来ません。

支配には常態の「人」や「運営努力」が必要なのです。

企業維持・支配体制維持に必要なものは、人・モノ・カネというのは有名でして、組織力(経営人材・労働人材)、技術力(経営技術・通常のいわゆる技術)、も必要です。多数の企業支配を維持するということは、常時それに対する維持努力をしなくては到底出来る筈もありません。

通常誰が考えても、連合艦隊の支配と、仕手筋・証券会社・投資商品とは、まったく業種が別ということになるかと思います。よって、村上ファンドは本質的に、財界の支配を行えないのです。

まず前提として、

村上ファンドは連合艦隊企業支配を行える可能性はほぼ無いと

いうことを踏まえてください。

2.

ほりえもん、ですが、彼が行ったのは、不完全な連合艦隊支配です。彼は、証券会社や仕手筋のような業種に日々を費やしていたのではありません。連合艦隊の経営者として生きていたわけです。あとは言うまでもなく、その趣旨はお分かりかと思います。

3.

あなたが、何故今このように村上ファンドに着目しているのか?

あなたはその点に注意すべきです。つまり、マスコミ報道、特に

テレビ報道が原因ではないでしょうか?。注意すべきはマスコミ報道です。

ほりえもん逮捕を境に、「マスコミは、往年のほりえもんをちやほやしていたのに」という批判が巻き起こり、一時はマスコミ報道不信論が出ました。

今の世情をよくお考え頂けばお分かり頂けるように、企業社会です。大衆の興味は、政治になく、法律になく、企業を中心とした経済にのみあるのが実情です(娯楽は除く)。

テレビ局も、ひとつの企業ですので、大衆(企業人)と同水準の感情的衝動から、ジャーナリズム能力の不足を背景に、報道の方向性が、企業向きに振り向けすぎる傾向が最近多く見られます。

テレビ局が買収危機に陥ったことは、ジャーナリズムと自由民主主義国家との兼ね合いで問題が大きかったことは事実以外の何ものでもありませんが、やや感情的に買収関連の報道が行われすぎているのは事実です。

証券投資の世界とは、昔から投資・投機という不確定要素の多い世界であり、証券投資投機の世界がその中で加熱することが、逆に企業や経済を支えているわけです。つまり、証券投資の世界が金あまりであるということは、悪いことというわけではありません。その中で村上ファンドのような会社はいつの時代にもいます。逆に言えば、村上ファンドのような会社が出現しない社会は、貧しい社会なのです。村上ファンドを必要悪かどうかで検証するよりも、むしろ自由資本主義としては、村上ファンドのような会社がどんどん自然発生するような経済が理想かと思います。

マスコミ報道の建前は、アメリカの敵対買収の歴史を踏まえて、経済社会の荒廃を防止する、というものの筈ですが、逆に言いますと、報道精度は著しく低く、あたかも「未熟な企業人による、企業神話の崩壊へのおそれ」「敵対買収に対する必要以上の恐れ」のような感情的な側面が事実上は、多いようだなと思います。

このあたりは、マスコミ報道も制度疲弊しており、ジャーナリズムの本旨がやや崩れているように思います。

村上ファンドは、報道によって、株式操作を行えるポジションにいるのですから、それを助長しているのもマスコミでもあるでしょう。

もっと他に報道しなければならないことは多いはずです。

4.

以上を踏まえて貰って、その上で結論です。

村上ファンドの弱点とは何か?。

村上氏本人も言っていますが、それは、まさに財界のじいさん同士の協調行動によって、日本経済から排除されてしまうことです。

共謀して、日本社会から排除されてしまう、ということです。

排除する方法はいろいろとありますが、その辺は財界による

協調的作戦なわけですから、ここでの言及は必要ないかと思います。



このように、「アメリカの敵対買収の歴史のような経済の荒廃」「私企業によるマスコミ・テレビ局買収のような自由民主主義社会のジャーナリズムの危機」、こういう視点をまず据えて頂いて、

次にその逆の視点、「日本因習的な企業社会」「目立ちすぎる村上ファンド」「目立つことによって儲けている村上ファンド」「制度疲労してジャーナリズム報道能力が落ちたテレビ局」,という視点から見ると、村上ファンドの弱点とは、古い体質の日本経済界首領達からの排除を受けることによる没落、ということでしょうし、村上氏本人もそう言っているようですね?。

財界の首領達は、村上ファンドが連合艦隊の維持をする能力など全く持ち合わせてはいないことは重々承知のはずです。

id:match7

ありがとうございます。

大変分かりやすくて面白かったです。

2006/05/07 16:58:32

その他の回答(10件)

id:taka27a No.1

taka27a回答回数3149ベストアンサー獲得回数642006/05/03 20:45:26

絶対に右上がりというのは現実的にはありえないと思います。やはり、ライバルというものもたくさんいるわけですし、景気自体が悪くなってくれば、限られたパイを食い合うしかできません。結局は「モノ」を作っている(創っている)人たちが強いと私は考えています。

id:match7

そこをもっと具体的に聞きたいわけです。

例えば、どのように損することがあり得るか。等。

2006/05/03 20:54:39
id:akaneko0226 No.2

akaneko0226回答回数504ベストアンサー獲得回数22006/05/03 21:16:38

ポイント9pt

http://www.hatena.ne.jp/akaneko

村上ファンドが買収した会社の製品に不具合が発見されて、それにより売り上げが低下して、そのため株価が下がり買収した金額の半分しか回収できないということが続けば、村上ファンドに資金を提供してる人たち(もうかるから資金提供してるのでもうからなければすぐに回収します)が資金を引き上げれば、企業を買収すること自体ができなくなります。

id:match7

村上ファンドの買収先企業の業績悪化かあ。

でも、村上ファンドって、割と短期の売り買いですよね。

更に、知名度が高くなった今となっては、

業績の良し悪し以上に、村上ファンドの保有率↑が好材料になってしまうような気も……

業績が悪化することがあっても、それほど大影響にはならないと思ってるんですが、そんなことは無いかな?

2006/05/03 21:23:43
id:qjpem028 No.3

qjpem028回答回数261ベストアンサー獲得回数52006/05/03 21:21:23

ポイント19pt

村上ファンドの手口は保守的な企業経営者の弱みをついているわけで、攻撃された経営者が逆切れしたら脅しの手口はまったく通用しなくなります

たとえば阪神の現取締役が「そうですか、じゃー我々退職金をたんまりもらって経営から退きます。これから村上電鉄がんばってねー」とか言って全員辞任したら素人集団で巨大な電鉄会社が運営できるでしょうか?

デタラメな経営及びその不安で株価は暴落し、あっというまに村上ファンドは莫大な含み損をかかえ込むでしょう

id:match7

こういうのを求めていました。

それは確かに、村上ファンド没落のシナリオの一つですね。

実行する人がいるかどうかはともかく、

そうやって、なりふり構わずに、完全に敵対的に出られたら、

村上ファンドに打撃は与えられそうですね。(それに経済的な打撃もさることながら、信用面での打撃も。)

2006/05/03 21:25:56
id:threee No.4

threee回答回数196ベストアンサー獲得回数62006/05/03 21:26:59

ポイント19pt

簡単です。ホリエモンのようにという点を引用させていただきますと、例えば村上氏のM&Aコンサルティング(以下村上ファンド)がライブドアに投資をしていたとするとどうなるでしょう?

ファンドのような大口株主は株価が下がった時に簡単に売り抜けは出来ません。(なぜなら、売るかもしれないという情報自体が大幅下落に拍車を掛けるからです)

これは、ありえない話をしている訳ではありません。現に村上ファンドは、平成電電の破綻で経営の行き詰った感のあるドリームテクノロジーの株式所得という前例がありますし(この時は、結局短期で売り抜け利益を出しましたが、今回と同様に個人投資家の恨みをかいました)

実際にライブドアに対しても海外の投資ファンドは、大損をしたわけですから、村上ファンドが同じ過ちをしないという保障は無い訳です。

私は日頃、デイトレードもどきの事をしていますので村上ファンドの動きは結構気になっております。市場では村上ファンド銘柄なる言葉も生まれ、個人投資家は5%報告書(金融庁が定める大量売買に関する報告書)で情報が出た瞬間その銘柄を買い漁り、株価が上昇するといった傾向があり、村上ファンドが仮に大損をする時には多くの個人投資家が巻き込まれると思います。

id:match7

ありがとうございます。

「ライブドアに対しても海外の投資ファンドは、大損をしたわけですから」

ってところが、ああ、そんなこともあるんだあ、ってことで特に参考になりました。

僕はデイトレ嫌いなんですが、

親切に解説していただいたので、

threeeさんの今後のデイトレでのご活躍を祈っておきます!

2006/05/03 22:00:39
id:l-lol-l No.5

l-lol-l回答回数310ベストアンサー獲得回数102006/05/03 21:27:41

ポイント19pt

没落シナリオは3つあると思います。

(1) 阪神株あるいは、次に仕込む株が暴落して損を食らう。

これは、村上氏の手腕で避けるところ。というか、村上氏の存在理由ですが、もちろんこける場合もあるでしょう。

(2) 村上ファンドが大きくなりすぎて、買収対象がなくなる。資金をあつめすぎると、増やすのに適当な相手がいなくなります。大企業は、ぽいずんなんとかといって、対応策を練り始めてますし。

村上氏のやり方は、規模は大きいですが、ニッチであることには変わりなく、日本経済を支配することはできないと思います。

世界中のニッチをあつめて、日本経済と同様の規模になることはできるかもですが。

(3) 村上氏は仕手である。

訴えられると、違法かどうかは別として資金繰りとかは厳しくなると思います。また、村上メソッドが仕手であると立法する可能性もないことはないでしょう

id:match7

ありがとうございます。

僕がおぼろげながら思っていたようなことを具体的に書き表していただいて分かりやすくなったような気がします。

2006/05/03 22:02:06
id:nineinchnails No.6

nineinchnails回答回数15ベストアンサー獲得回数02006/05/03 21:29:20

ポイント19pt

残念ならが現在村上ファンドがどの程度の規模で資金を運用しているか、当方はわかりかねますが、今後、ファンドの運用規模(額)が大きくなればなるほど、より大きい企業に投資する必要があり、その対象が限られてきます。

その為、よりリスクをとる必要性が生じます。実際今回の阪神買収の件をとってみても、買収から半年が経過しており、投資額に対して、当初描いたシナリオ通りの結果が出ていないという見方もあります。

また、規模が大きくなるということは自分自身が市場に与える影響を無視できなくなり、投資には慎重にならざるをえないということです。

これは、乱暴な例えとすると、郵政民営化後の郵貯の運用先がないことに似ています。

よって、今後村上ファンドが損することがあるとすれば、その投資先が限られてきて、リスクに対してのリターンが低下する(せざるをえない)ことが考えられ、少ない利益の為に投資した、巨額な資金が思うように利益を生まず、ファンドが行き詰まってしまうことが考えられます。

但し、この数年の村上ファンドの投資先をみるに、インフレ局面においてこの心配はあまりなさそうなので、短期的にはこのシナリオでは破綻しないと思われます。

やはり、短期的には、なにかきわどい行為による背徳行為によって凋落してまうのではないでしょうか・・・。そうあってほしくはありませんが・・・。

id:match7

ありがとうございます。5さんの一部を、更に詳しく解説していただけたみたいで。

僕も最初は村上ファンド好きだったんですが、

あまりにうまく行き過ぎているので、

金持ちがより金持ちになるのを見るとムカついてきたので、

何か、こいつらが没落する可能性って無いのかなー、と思って質問しました。

2006/05/03 22:04:07
id:Kumappus No.7

くまっぷす回答回数3784ベストアンサー獲得回数1852006/05/03 22:19:01

ポイント19pt

村上ファンドのやり方は阪神の例を見てもわかるように、あまり高くない株を気づかれないうちに買い進め、一気に発表、株価が上がったところで転売、あるいは今回のように経営に口を出す(株価が上がるとよそが買い取れないから)というパターンの繰り返しです。

言い換えるとあまり企業努力していなくて(株価が目いっぱい努力した状態からすると誰もが明らかに低いと思えるような)しかもこういうファンドの戦略に対して脇の甘い会社を狙っていると言えます。

ところがライブドアのニッポン放送買収騒動のときにも一般人にも「敵対的TOB」や「ホワイトナイト」なんていう言葉が定着したぐらいで、企業の方も最近は防衛策をあれこれ考え始めています。

http://www.doblog.com/weblog/myblog/6362/1062493#1062493

結果的にだんだん世間を騒がせられるような規模の企業に対するこういう手口の戦略は通じなくなり、どこかで「平衡状態」になるでしょうね。

まあでも「振り込め詐欺」がなくならないのと同じで当分は彼らが食いっぱぐれることはないでしょうが…。

id:match7

ふむふむ。

2006/05/03 22:47:54
id:kamesannn No.8

kamesannn回答回数376ベストアンサー獲得回数12006/05/04 12:28:12

人口減少社会において、需要減になれば、株式市場自体が成り立ちません。それを大きく加味した時点で当然暴落します。

id:match7

確かにそういや、そうですが、

需要減少社会においては、他の業種も、一般的にはシェアは落ち、不況になっていくわけで…

経済が破綻、ってのは無しでお願いします。

2006/05/04 12:54:16
id:ks1106 No.9

ks1106回答回数119ベストアンサー獲得回数12006/05/04 23:54:21

ポイント19pt

今の時点で、利益は出てるはずですが、自己目標として1000円までは持って行きたいのでしょう。日本経済?日本経済に留まらず世界的に飛躍していく会社だと思います。まず第一に華僑であること。http://www.tabiken.com/history/doc/D/D094C100.HTM第二に政財界に人脈を持っていること。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E4%B8%8A%E4%B8%96%E5%BD%B...第三にお金を集める力がずば抜けている事、現に阪神の株全て売却すると3000億円になるとか。それだけの、人脈とお金を動かせる力があるということかなぁ。小学生の時父親から100万円御小遣いをやる、その代わりこれから御小遣いは一切やらないって言われ、100万円を元手に運用したって言う話も聞いた事があります。スポーツ選手は、小さい時からスポーツをやらないと一流のプロにはなれないって言いますが、M&Aも一緒だと思います、絶対に第二のホリエモンにはならないでしょう。世界的に、人脈を活用してまだまだ飛躍する会社だと思いますけど。

id:match7

まあ、それも一つの意見ではありますね。

2006/05/05 03:34:16
id:takokuro No.10

takokuro回答回数262ベストアンサー獲得回数32006/05/06 03:09:40

村上さんとホリエホンと本当に同じような思考法をお持ちとは思えないのです。。

ホリエモンは、典型的な!?営業マン気質一点張り?算術とコンピュータは上手でしょうが、彼を見てると、、経営能力、経理?事務能力は不得手で、面倒くさいことは一切!事務方にお任せタイプの方に見えるのです。時代が成功させた企業でもあり、その広告塔として営業マンらしく活き活きと実は組織の経営能力はないにもかかわらず時代が持ち上げ、こぞって、彼から経営の話として、コンピュータ取引の方法、抜け穴を教えてもらってたような気がするのです。。?

一方、村上氏って、本当の良い意味でも経営戦略家の風情が感じられます。。

本来、日本の企業とは【こうあるべき】という明確な構想があるようなタイプに見えるのです。。

その理屈を社会に訴えても、国政自体が危機状態なので、彼が日本社会を防衛しようと対大国らに睨んで、何か私のような凡人には分らないことを一つ一つ足元を固めてるのでは?って思ったりもします。。

対海外をも見据えて、現、大国の脅威が実際に振りかからないと自覚、予見、防衛対策をしない企業経営陣に対し、ある意味、予感なので口外はしないけれど、予め手を打ってる、、というような人物ではないかと見えるのは間違ってるでしょうか。。??

id:match7

いえ、そのようなことを伺ってはおりません。

村上さんがどのような人物であるかは、

(回答の補足程度にはいいとして)

僕が直接問うていることでは全くありません。

村上さん自身は、

灘高→東大法学部→通産省

という準エリート(本当は大蔵がベスト)コースを歩んでいるくらいの優秀さ(少なくとも学問においては)

なんですから、支持者も、質問を読み違えない程度にはしっかりして下さい。

2006/05/06 06:45:17
id:aoun No.11

aoun回答回数276ベストアンサー獲得回数92006/05/07 08:31:13ここでベストアンサー

ポイント38pt

以下が言えるかと思います。

1.村上ファンドが財界を支配する、ということはあり得ない。

2.ほりえもん、と、村上ファンド、とは本質的に異なる。

3.現在のマスコミのジャーナリズム報道がやや精度ダウン。

  意図せず不必要に扇動過剰な傾向が存在する。

4.村上ファンドの本当の弱みとは。

まず、

1.

あなたは仕手筋とは何かをご存知ですか?。

株を買って、値段を上げさせて、売り抜けるだけのチームです。

村上ファンドも仕手筋を同じ経営構造です。証券会社も、信託銀行や銀行の金融商品も、すべて同じような業種だと考えて良いでしょう。

ところで一方、

ここで常識的に考えますと、大規模に企業支配を行うためには、強く大きな組織力が必要なことは言うまでもありません。大きな組織でなければ、多数の組織を傘下に収めたまま、連合艦隊を維持することは出来ません。

支配には常態の「人」や「運営努力」が必要なのです。

企業維持・支配体制維持に必要なものは、人・モノ・カネというのは有名でして、組織力(経営人材・労働人材)、技術力(経営技術・通常のいわゆる技術)、も必要です。多数の企業支配を維持するということは、常時それに対する維持努力をしなくては到底出来る筈もありません。

通常誰が考えても、連合艦隊の支配と、仕手筋・証券会社・投資商品とは、まったく業種が別ということになるかと思います。よって、村上ファンドは本質的に、財界の支配を行えないのです。

まず前提として、

村上ファンドは連合艦隊企業支配を行える可能性はほぼ無いと

いうことを踏まえてください。

2.

ほりえもん、ですが、彼が行ったのは、不完全な連合艦隊支配です。彼は、証券会社や仕手筋のような業種に日々を費やしていたのではありません。連合艦隊の経営者として生きていたわけです。あとは言うまでもなく、その趣旨はお分かりかと思います。

3.

あなたが、何故今このように村上ファンドに着目しているのか?

あなたはその点に注意すべきです。つまり、マスコミ報道、特に

テレビ報道が原因ではないでしょうか?。注意すべきはマスコミ報道です。

ほりえもん逮捕を境に、「マスコミは、往年のほりえもんをちやほやしていたのに」という批判が巻き起こり、一時はマスコミ報道不信論が出ました。

今の世情をよくお考え頂けばお分かり頂けるように、企業社会です。大衆の興味は、政治になく、法律になく、企業を中心とした経済にのみあるのが実情です(娯楽は除く)。

テレビ局も、ひとつの企業ですので、大衆(企業人)と同水準の感情的衝動から、ジャーナリズム能力の不足を背景に、報道の方向性が、企業向きに振り向けすぎる傾向が最近多く見られます。

テレビ局が買収危機に陥ったことは、ジャーナリズムと自由民主主義国家との兼ね合いで問題が大きかったことは事実以外の何ものでもありませんが、やや感情的に買収関連の報道が行われすぎているのは事実です。

証券投資の世界とは、昔から投資・投機という不確定要素の多い世界であり、証券投資投機の世界がその中で加熱することが、逆に企業や経済を支えているわけです。つまり、証券投資の世界が金あまりであるということは、悪いことというわけではありません。その中で村上ファンドのような会社はいつの時代にもいます。逆に言えば、村上ファンドのような会社が出現しない社会は、貧しい社会なのです。村上ファンドを必要悪かどうかで検証するよりも、むしろ自由資本主義としては、村上ファンドのような会社がどんどん自然発生するような経済が理想かと思います。

マスコミ報道の建前は、アメリカの敵対買収の歴史を踏まえて、経済社会の荒廃を防止する、というものの筈ですが、逆に言いますと、報道精度は著しく低く、あたかも「未熟な企業人による、企業神話の崩壊へのおそれ」「敵対買収に対する必要以上の恐れ」のような感情的な側面が事実上は、多いようだなと思います。

このあたりは、マスコミ報道も制度疲弊しており、ジャーナリズムの本旨がやや崩れているように思います。

村上ファンドは、報道によって、株式操作を行えるポジションにいるのですから、それを助長しているのもマスコミでもあるでしょう。

もっと他に報道しなければならないことは多いはずです。

4.

以上を踏まえて貰って、その上で結論です。

村上ファンドの弱点とは何か?。

村上氏本人も言っていますが、それは、まさに財界のじいさん同士の協調行動によって、日本経済から排除されてしまうことです。

共謀して、日本社会から排除されてしまう、ということです。

排除する方法はいろいろとありますが、その辺は財界による

協調的作戦なわけですから、ここでの言及は必要ないかと思います。



このように、「アメリカの敵対買収の歴史のような経済の荒廃」「私企業によるマスコミ・テレビ局買収のような自由民主主義社会のジャーナリズムの危機」、こういう視点をまず据えて頂いて、

次にその逆の視点、「日本因習的な企業社会」「目立ちすぎる村上ファンド」「目立つことによって儲けている村上ファンド」「制度疲労してジャーナリズム報道能力が落ちたテレビ局」,という視点から見ると、村上ファンドの弱点とは、古い体質の日本経済界首領達からの排除を受けることによる没落、ということでしょうし、村上氏本人もそう言っているようですね?。

財界の首領達は、村上ファンドが連合艦隊の維持をする能力など全く持ち合わせてはいないことは重々承知のはずです。

id:match7

ありがとうございます。

大変分かりやすくて面白かったです。

2006/05/07 16:58:32
  • id:takokuro
    aounさん、整理してお答え頂き有難うございます。

    【よって、村上ファンドは本質的に、企業の支配を行うだけの(実際に実業する現場に即した具体的な人事や営業企画、労務管理など)のこれまでの日本企業の得意技(ただ、これが小泉竹中政権でアメリカの一方的なかつての“総会屋的“資本に晒され、危機に瀕してはいるものの)においては対抗するだけの能力はない。】
    その上に!小泉竹中政権下で、村上氏にあこがれる人が増え、主婦も子供も日本総ディトレーダー化現象が起こることの日本経済?(きっと!竹中氏の【数字】で経済は表せるのなら、経済は好調?!)or企業・産業の危険性を思ってしまいます。。
    まさしく!ヒトのいない日本企業!!
    かつて中曽根政権下であらゆる業界で世界を冠していた日本の秘密は【ヒト】と【企業の雇用形態】にあったと分析されたものです。。
    その後、プラザ合意らとともに、日本【ヒト】の改造計画もアメリカの経済、金融政策の政府の受け入れとともに進められていったというのは勘繰りすぎでしょうか?
    労働者を外国人でまかなうと言う発想も働けない日本人がいる一方で外人が潤うことになって日本人にとっては不幸な感がしますね。
    株式とは究極のところ、大資本が圧倒的に有利ということは、つまりは、大多数が淘汰されるシステムではないのでしょうか。。
    また、株投資の普及により、企業の力つまりは技術力などと無関係ではないように思えます。
    確かに!ひたいに汗することなく、エアコンの効いた快適な部屋でパソに向かうだけですが、かつてネットが普及していないときは証券会社の掲示に【一日中!】気にしていなければならない!人を見たとき、人間社会として【癌】のような悪影響を及ぼす存在に感じたことがあります。。
    家庭も仕事も社会生活も有機的な関連があるから、無駄な汗が無かったのが、株という無機質がそれらのリンクをたちきるのではと心配だったのです。
    汗した大発明家とは無関係、顔も知らない、株主に利益が流れるシステムですよね!(お金を投資したと言うだけで!)。。、日本企業のこれまでの反省点は、大発明をした人への十分な対応、、これまではその発明家自身が社長となってたので矛盾は起こらなかったのでしょうが。。
    さらに、海外への技術の流失が続いている。
    本来の株式投資が持っていた企業への意義とは別に、日本人総株式投資化現象の流動性を利用して利鞘を稼ぐ小まめな隙間をぬってる人も多いでしょう。??
    しかも!これら多くの隙間投資家がいなければ膠着して、企業側は株式発行による資金調達【=返済が必要のない借金】が出来ず、銀行の金融独裁社会になるかもしれませんが、、でも、、その方が、日本社会としては安定していたのように思えるのですが。。??
    でも、小泉竹中政権でこれら安定の為の日本経済の対外国資本防波堤はすでに取り壊されてしまって、いつ何時!襲撃されるか分らないゲリラに用心しなくては毎日を過ごせない!!
    村上氏はこれらゲリラへの軍配ができる人物ではないでしょうか??
    希望的観測過ぎるでしょうか・・・

    それにしても、次なる心配は、竹中氏の建前【マスコミ改革】で実態はより、米国支配・・結局は属国化での情報・思想操作がされるのではないか、、昨日はニュースで自衛隊の米軍合同練習ということで、アメリカの軍産複合体に組み込まれないか、、ってこと、あと、、前住友銀行(本当に!質実剛健企業体質でした!のに)の西川社長が三菱統合でも、何やら、、政府に疎まれてるように感じるのです。。
    小泉竹中政権下で、私の身近な上司でもやり手、リーダーシップのある上司がどんどん【5時から男】の曰き有り気な役職者らに上に居ながらにして排斥されたのを見聞きしたのは複数あります。。で息つく暇の無い空襲警報が鳴り響く毎日です。。
  • id:match7
    いや、考え方そのものはとても面白いと思いますよ。
    今回は、僕の質問への回答にはなっていなくて残念でしたし、
    村上氏に対する見方自体も、僕とは少々異なりますが、
    その他に関しては面白い考え方だなと思って拝見させて頂きました。
    またいつの日か、経済的な質問をした際には、その辣腕を振るって下さい。

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