サーキットブレーカ(電流検出リレー)は過電流時に自動的に電路をリレーで切断します。
ナイフスイッチは手動で切断することになりますからアーキングを避けるため、基本的には電流が流れていないこと、もしくは交流であることが前提となります。
直流の場合ですと電流が電流が大きい(数十A)ですとアーキングの火花が飛んだり、アーキングが持続する恐れがあり、接点の開く速度を工夫するしかけや磁力によってアーキングを切る仕組みが必要です。
http://www.naisweb.com/j/relayj/denji_jpn/pdf/denj_jpn_43.pdf
ご質問は漏電に対して漏電ブレーカ、サーキットブレーカ、ナイフスイッチの有効性ということですので、添付URLにもありますように、通常漏電ブレーカ、サーキットブレーカは直列接続されています。
サーキットブレーカの有無にかかわらず、漏電ブレーカがついていれば漏電時に漏電ブレーカが正常動作し安全が保たれ。
漏電ブレーカがついていない場合には漏電時に電線(もしくは導電体)に触れればその電圧・電流の関係によって人体に流れる電流が決まり、場合によっては感電状態になります。
http://www.r-sibata.com/link/kandensaigai.pdf
感電するのは人体に電流が流れるかどうかです。10mA程度流れると感電状態になります。人体の抵抗は普通500オームと言われているので、一般に42V程度までが大丈夫の目安です。
ご参考:小鳥はなぜ感電しないの
漏電ブレーカー(ZCB)ではないもので漏電の遮断はできませんから、サーキットブレーカー(CB)で漏電対策と思うのは危険です。
http://www.tempearl.co.jp/support/learn/cb/002.htm
CBはノーヒューズブレーカー(NFB)などと呼ばれるように、ヒューズの代わりに過大な電流が流れたときに電路を遮断する装置であり、ZCBは途中で電流がもれたことを検知し電路を遮断する装置です。
実際、「電路に触れる可能性があるのでCBを使ってはいけない」と内規で規定している工場などはいくらでもあります。
この回答で参考になるでしょうか?
通常は主幹用ブレーカという大きなブレーカが付いていて、その先に枝分かれしてサーキットブレーカ等が付いていると思います。
この主幹用ブレーカが漏電ブレーカを兼用しているので、サーキットブレーカ等の先で漏電が起こった場合には主幹用ブレーカが遮断されるようになっている場合が殆どです。この場合、サーキットブレーカ等は遮断されませんが、主幹のところで電路は遮断されます。
この主幹用ブレーカの先(配電盤等)にも更に漏電ブレーカが付いていることがよくあります。
例えば単相交流の電線が一対あるとして。
普通、この2本の電線は電源と負荷の間を行き帰りする電流が通る道なので、向きが反対で同じ大きさの電流が流れているはずですよね。
http://homepage3.nifty.com/tsato/terms/gfci.html
漏電により電線以外の経路を通る電流が存在すると、行きと帰りの電線を通る電流に差が生じるわけで、この差(10mAオーダ)を検出してトリップするのが漏電ブレーカです。
サーキットブレーカは電流の大きさを検出するもので、働きとしては別物ですね。サーキットブレーカが作動するほどの大電流といえば、発火するレベルかと思います。
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