「帯久」で、

帯久さん、100両パクって、それを元手に呉服問屋大成功。後で200両払わされるハメになるが、その頃には200両そこまで痛い金じゃなし、ボロ儲け。善人の和泉屋与兵衛さん、100両パクられてそれがケチのつき始め。ボロボロになって、10年後ようやく200両。100両ポンと貸してた頃と比べて、見る影もなし。
悪意でパクった帯久さんの方が得して、善意でお金を貸した与兵衛さんの方が損しているようにしか見えない、評判の悪い帯久さんのところでも安ければ、そんなことは関係なしで安ければお客は集まる。見る人は見ててもトータルで考えて意味があまりない。
情けは「己」のためならず。善意で人にお金を貸すなんて馬鹿を見るだけ。世の中に人情も情けも意味がない、役に立たないという話に見えるのですが、いい話に思われますか?

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  • 終了:2006/06/28 05:00:20
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回答5件)

id:jame2 No.1

回答回数270ベストアンサー獲得回数3

ポイント20pt

あまり良い話に思えません、、、

やはり、善人はバカを見たくないものです、、、

ダミーhttp://www.msn.co.jp/home.armx

id:anisalass

ありがとうございます。

2006/06/27 15:49:09
id:uni90210 No.2

回答回数301ベストアンサー獲得回数5

ポイント20pt

http://www.web-nihongo.com/back_no/column_03b/040511/index1.html

上記のHPにもあるように「誰かがどこかで見ている」「最後は正義が勝つ(HAPPY END)」ということではないでしょうか。

>世の中に人情も情けも意味がない、役に立たないという

考え方で生きるのって寂しくないですかね。

id:anisalass

最後に正義が勝つといいのですが、せいぜい一矢むくいた程度であまり勝ってないような感じがするのですが。

世の中に人情も情けもない方がいいと言っているのではなくて、

この噺が、どこそかの政治家よろしく「記憶にございません」と言って、金せしめた方が得じゃねえか。人情噺、名裁きというよりも、現実の厳しさを説いた噺に見えるような気がしませんか。

2006/06/27 15:54:25
id:jijisui No.3

回答回数56ベストアンサー獲得回数3

ポイント20pt

http://www.

単純に見ようとすると、おっしゃるとおり「善意で人にお金を貸すなんて馬鹿を見るだけ。世の中に人情も情けも意味がない、役に立たない」と思わせようとしている感じもしますが・・・

これは、個々の資本の増え方/増やし方と、個々人の善意の持ち具合は全く関係がないということをよく表している事例です。「人生に法則なんかないぞ」というのをよーくわからせてくれます。

だいたい、与兵衛さんはお金や商売では失敗しましたが、人に親切にするのは皆に喜ばれますし良い気分で、最終的には満足した人生かもしれません。それは本人にしかわかりません。

まあ、ハタから見ると、ああはなりたくないなあ〜と思わせる感じは否めません。しかし誰でも、なりたくないと思っても貧乏になるときはなりますし、お金持ちになってしまうこともあります。彼らのその後、残りの人生がどうなったのかもわかりませんが、どこかのタイミングで人生が終わったか、終わることだけは確実で平等です。現実はそんなもんです。・・・というのを、しみじみ思わせるためのお話と考えれば、良い話です(笑)

id:anisalass

>与兵衛さんはお金や商売では失敗しましたが、人に親切にするのは皆に喜ばれますし良い気分で、最終的には満足した人生かもしれません。それは本人にしかわかりません。

最終的にはわかりませんが、首吊ったると言ってたくらいですから、人に親切にして満足していたようには、あまり感じなかったのですが。

2006/06/27 15:58:42
id:DANDB No.4

回答回数55ベストアンサー獲得回数0

ポイント20pt

結論は「良い話」です。

和泉屋さんが受け取る補償金額が、少ないか多いか又は

帯久屋、和泉屋が受けた罰が、重いか軽いかは人それぞれ違うと思いますが

奉行の裁定はそれなりに補償しそれなりに罰を受けていると思います。

和泉屋さん側から見ますと「火付け」の重罪がが実質無罪になり、余生はお金の心配が不要になる。


帯久屋側から見ますと「窃盗」の罪により、信用が落ちたなか年一両の利子を払い続けなければならなくなる。


要点は下記の通り。

http://www6.plala.or.jp/kmgt/uda/uda-025.htm

落語全文は下記の通り。

http://www6.plala.or.jp/kmgt/uda/uda-026.htm

id:anisalass

この後、武兵衛さんの呉服屋が繁盛して、帯久さんは信用なくして没落してしまったかもしれません。その後はわかりません。

それにしても、将来町役間違いなかろうと言われた和泉屋さんが、火付けを許されて余生を静かに送れたくらいではわりがあわないような気がしませんか。元々火付けをするような人ではなかったでしょうし。

一方の帯久屋さんも、火炙りになるというと、「それなら今すぐ残りの50両持ってきますさかい」というくらいですから、そんなに悔しがるほどの痛手ではないような気がしませんか。

2006/06/27 16:05:20
id:tehi No.5

回答回数423ベストアンサー獲得回数5

ポイント20pt

あまり良い話には思えませんが、二人が死んだあとにわかるんじゃないですかね。たぶん和泉屋与兵衛さんの葬式にはたくさんの人がくるとおもう。帯久さんみたいな生き方してたらいくら儲かっても人望がないと思うんですけどね。まあ、死んでからじゃ意味ないのかもしれませんが。

http://q.hatena.ne.jp/1151323699

id:anisalass

ありがとうございます。

>人望がない。

その通りだと思います。和泉屋与兵衛さんだったからこそ、没落してしまっても、無償で10年も面倒見てくれる人がいたでしょうし、帯久さんが没落したところで、ざまあみろ、天罰だ。と誰も面倒見てくれないだろうと思います。それでも、帯久さんみたいな人はうまいこと立ち回っていくんじゃないかという気がしますが…。

ただ、和泉屋与兵衛さん、いい人だったのに踏んだり蹴ったり、最後に100両もらってもこりゃあんまりじゃねえか、ひでぇ噺だ。と、すっきりしないわけなんですが、ここらへんどうでしょうか。

2006/06/27 22:31:32
  • id:anisalass
    >何としてでも「帯久」は良い噺ではない、と主張しようとしてる。

    ではなくて、自分はこう感じたし、他の人はどう感じるだろうかと思っただけなんですけどね…。

    回答者の皆さん、ありがとうございました。
  • id:yokikotokiku
    いい人である
    人生の成功者である
    犯罪に関して法的に優遇される
    この3つをいっしょくたに考えるから釈然としなくなるのだと思います。
    江戸時代、まして上方の人生観だと、商売がうまくいくかどうかは完全に「時の運」だと思います。いいときも悪いときもあるのがふつう、というか。
    人間性のよしあしは商売の成功とは関係ない。
    和泉屋さんが没落したのは直接は百両取られたせいではないですから、帯屋さんのせいで和泉屋さんが没落したわけではないですし。

    そして、悪い品物を売ったりさえしなければ、つまり消費者にたいして誠実であれば、店のオーナーの性格のよしあしを客は気にしないと思います。実際直接接客する番頭さんはいい人みたいですし(笑)。

    この、商売に成功したか、という部分を切り離して考えると、
    これは百両横領と火付けという犯罪に関するそれぞれの因果応報話になります。
    未遂とはいえ、あんまりな扱いが原にすえかねたとはいえ、火付けはシャレにならない犯罪ですから、
    実際風向きが悪かったら大阪全部燃えますよ、
    だからあんなもんでゆるしてもらってお金までもらえたのだから、ものすごく和泉屋さんは得をしたと思います。
    逆に、おっしゃる通り当時の大店の主人にとってはたかだか百両(数百万円)です。
    そんなもんのために数百人の従業員を抱える大企業をつぶしてしまうのはちょっとやりすぎです。
    なので双方に、その徳に応じた逃げ道のある、このお裁きになったのだと思います。

    ていうかこの質問を見ずに先にアンケートを見たので、
    「火付けまでした和泉屋さんが無罪放免なんて納得できない」という趣旨の質問なのかと思いました(笑)。

    江戸の世界観はわりとシビアです。
    「いい人」ならば「商売成功する」とまで、おとぎ話のように優しくない、という点を押さえればそれほど理不尽な話ではないと思います。
    って「江戸の」と言っても落語ですから、実際に(江戸時代に原型はあったかもしれませんが)これが完成したのは明治以降だと思いますが(笑)。

    http://yokikotokiku.hp.infoseek.co.jp/
  • id:marinelake
    marinelake 2006/06/28 15:14:39
    身近な例でいうと
    盗品の出品を事実上黙認しているyahooが儲かって
    出品の監視の厳しいbiddersが儲からない 

    みたいに必ずしも善人が成功するわけではないという事なのでしょう。
  • id:anisalass
    >「火付けまでした和泉屋さんが無罪放免なんて納得できない」という趣旨の質問なのかと思いました(笑)。

    あー、そういう解釈もできますね。

    全体的に、商売や和泉屋さんかわいそうを、ごっちゃにしてるからですね。アンケートで「その他」が多いのも、あんさんちょっとピントがずれてまっせ。だろうなー、というのは、なんとなく承知してます、はい。

    >そんなもんのために数百人の従業員を抱える大企業をつぶしてしまうのはちょっとやりすぎです。

    これは頭になかったです。そう言われるとそうですね。
    大打撃で店つぶれるくらいだと、従業員路頭に迷いますね。だとすると、そこまでの痛手ではないくらいで妥当ということでしょうか。

    ただ「芝浜」なんかと比べて、最後ハッピーエンド?と言われると、やっぱりちょっとむむむ…、となってしまいます(笑)。

    しつこいですね。色々とありがとうございました。


    >盗品の出品を事実上黙認しているyahooが儲かって、出品の監視の厳しいbiddersが儲からない。

    biddersは厳しいんですね。Yahooは通報しても、あまり対処してくれないみたいですね。
    いつか、Yahooにも名裁きが下ってくれるといいですね。


  • id:yokikotokiku
    「芝浜」は江戸落語ですが
    上方落語は理不尽というか、ミもフタもねえようなの多いですよね(笑)。土地柄でしょうか。
    「らくだ」もすごいし。
    落語に限らず、近松の心中ものも、お芝居になっているのは脚色してオブラートかかっていますが、原作で読むとかなり「ここまで言う」ってかんじです。
    あと、舞台(歌舞伎)の衣装なんかも同じお芝居でも上方風の演出だとリアリティー重視で汚かったりします(笑)。
    上方文化は、「絵に描いたようなキレイごと」が好きじゃないんじゃないのかもしれません。
  • id:anisalass
    「らくだ」はすごいですね。というか全然その「いい」噺じゃない(笑)。

    上方文化の方が台所で、商売は商売でシビアで部分があるのかもしれませんね。あ、でも「黄金餅」なんかも汚さというか、すごいですね。

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