朝の散歩をする時、林道や田んぼのあぜ、農家の庭先や畑など、いたるところでコガネグモを見かけます。コガネグモは別名を「女郎グモ」と言うようですが、なぜそんな呼び名が付いたのでしょうか？？

http://rating4.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/rating?userID=mirukashihime
>蜘蛛の習性★細野善煕著　日新書院　昭和18年
>本書はジョロウグモ（女郎蜘蛛）を「上臈蜘蛛」と記している興味深い文献です



http://homepage2.nifty.com/suzuki-kunie/diary0302.html
>女郎と上臈はどういう関係かというと、どうやら「上臈が転位して女郎」になったみたい。
>「身分が高かった」平家の女官が春をひさいだことから「上臈が転じて女郎」という説があるらしい。


↓


http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_1161540741/content.html
>ジョロウグモ(上臈蜘蛛)　Golden Silk Spider
MSN エンカルタの該当箇所

上臈蜘蛛と呼ばれたのは随分昔のことだったようですね。それがいつか女郎蜘蛛と呼ばれるようになり、今ではコガネグモが広辞苑で言う正式名称のようですね。
コガネグモを正式とし、女郎グモを誤称と決めるのはどんな機関なのでしょうね。
上臈蜘蛛ですか、女郎とはえらい違いのようですが、女郎が上臈から派生したのなら物語にはなっていますね。
僕はこれから、この蜘蛛を上臈蜘蛛と呼ぶことにします。人がなぜかと訪ねたら、この短い物語を話して得意がります。
ありがとうございました。

もともと「女郎」という単語は売春婦を指したわけではなく、ふつうに「女の子、女の人」を指したのです。
「そちらの女郎はどちらのかたでござるな？」みたいに。
「女を買う」＝「女郎を買う」という言い方から、だんだん「女郎」が遊郭の女性のみを表す単語に変化していったのだと思われます。

平家の女官に限らず、中世の没落貴族の妻女や女房がいわゆる高級遊女になったのは間違いのない史実ですが、
当時の高級遊女は今のイメージの「売春婦」とはかなり違いますよ、
社会的ステイタスのある人しか客になれませんし、これは江戸に入ってからもですが、遊女のほうから客を断ることもできたのです。
そもそも宴席で楽しく遊ぶ、のが料金のメインで、「お泊まり」は名目上はオマケです。
「売春婦」というより、今もタレントさんや女優さんは状況次第でスポンサーとかと寝るんじゃないかと思いますが、ああいう立場の存在だったと思った方が近いと思います。
（実際のタレントさんがどうかは知りませんが、一般に思われているそういう職業のイメージ、という意味で）。

少なくとも、金持ちの娘が破産したあげくソープ嬢になった、みたいな現代的な感覚でとらえるのは、まったく違うと思いますよ。

ってこのへん蜘蛛とはあんまり関係ないですね、申し訳ありません。