ハードベンダーはもう開発に力をいれていないんでしょうか?
#a2で回答した者です。#a1の回答と私宛コメントに回答致します。
まず、富士通オフコンの歴史を基に#a1の誤解を指摘致します。
Kシリーズの時代の中旬まではパソコン連携はWSCケーブルというケーブルしか接続できず、FM-RというパソコンとWSC接続カードでしか接続できませんでした。NetWareが上陸し、パソコンLANが広まると、オフコンのデータをパソコンに転送し、Excelで加工したいというニーズが高まりました。
これは従来のCOBOLプログラミングでは必要な情報をタイムリーに得られないという経営問題に発展したからです。それに追い打ちを掛けたのが富士通自身がFM-VというDOS/V仕様のパソコンを出荷したことです。ウチの会社にはコンパックがある。それも繋ぎたい。そういったニーズが出てきたのです。最終的にKシリーズはLANでプロトコルもTCP/IPでの接続が可能となりました。これはWindowsNTの出現も大きく影響しています。NetWareではTCP/IPをサポートしていませんでしたから。
それがGRANPOWERと名前を変えると同時にCPUはIntelにするは、逆にWSCの接続は無くなるは。で、OSだけがASPという独自OSのままという製品を出荷しています。
#a1の回答でも誤解されていますが、CPUをIntelにしたからオープン系だと間違えられる方は多いです。
CPUをIntelにする理由は、従来とは違ってメモリが安価になったことから巨大メモリ空間を使った高速で動作するプログラムへのニーズが高まったこと、Oracleなどの有力アプリが開発しやすいといった理由です。
メインフレーム・メーカーにすればUnix機やPCとの連携を強化すればある程度のニーズは吸収できますから。
私宛コメントへの回答です。銀行のオンラインシステムで必要なのはオンラインでのリカバリ機能です。つまり、オンラインシステムがダウンして再起動した際にトランザクションの処理漏れは許されません。機能的にOracleなどはそこら辺が弱いんです。だから、
>古くからあって安定して動いていたものを
>オープン化するには抵抗があるってことですよね?
ではなくて、オープン化できない業務はまだまだ存在しているということです。
東邦銀行の事例もそうですが、自営(オンラインを自前のホストで運用)なら、勘定系は汎用機を使わざるを得ないということになります。
三井住友銀行事例は通信部においてWindowsを使っていますが、勘定系は汎用機を使っています。
昔の汎用機と言う意味では減少。
ただし違う用途では可能性は限りなくゼロです。
IBMを除いては実質独自路線からは撤退したと
思います。 IBMだけは売り上げを伸ばしています。
=== 以下主観 ===
IBM zSeries
汎用機のハード開発を継続
http://www-06.ibm.com/jp/domino01/mkt/eserver.nsf/z/top/
富士通 PRIMEQUEST (intel系)
http://primeserver.fujitsu.com/primequest/
汎用機独自ハードから撤退
日立 HP OEM(HP-UX),IBM OEM(AIX)
実質撤退
NEC -> ACOS はインテル系CPUベース
i-PX7300
http://www.sw.nec.co.jp/acosclub/
汎用機独自ハードから撤退
貴重な情報ありがとうございます!!!
実質IBMだけになってしまったんですね…
縮小傾向にやはりあるんですね。
少なくとも大企業などで無くなりません。
理由は幾つかあります。
★情報が非公開のため
・ウィルスが開発できない
・システム的な外部侵入を許さない
・サードパーティ製アプリケーションがなく、安定性が高い
★オンラインリカバリが優れている
★継承資産がそのまま使える
等々
特に、金融のオンラインでは無くならないでしょう。
ただし、OSがUnixに近くなっているなどオープンシステムライクにはなっています。
[追加]
メインフレームだから売れると言う時代ではなく
付加価値をつけたり、エミュレーションで互換性を
取ったりして、Linux,Java、ERPを
動かしたりと頑張っていますが、多勢に無勢で
結果的には縮小傾向にはかわりありません。
メインフレームがある既存の基幹系では優位ですが
"富士通のやめられないコメント"のように機械は
ソフト・ハードが対応年数を迎えると使いなく
なってきます。 来年あたりから人の問題もあり、
あまり明るい未来にはみえません。
メインフレームは形を変えて残ってゆくと思います。
IBMに関しては、既にメインフレームと言ってよいのか
疑問がありますが。
http://ma.nikkeibp.co.jp/MA/guests/release/0504_06/050511pan...
http://www.atmarkit.co.jp/fsys/it_market/it_market014/it_mar...
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20065344,0...
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/topic/2004/06/22/2...
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20050912Apr.html
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/foreign/2005/08/29...
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/topic/2004/05/17/2...
http://allabout.co.jp/career/corporateit/closeup/CU20040920A...
=============================
富士通 PRIMEFORCE(Sparc系)
http://globalserver.fujitsu.com/jp/
こんにちは。
御返信ありがとうございます。
URLの記事読まさせていただきました。
メインフレームの安定性はやはりオープン系では
実現しがたいものがあるんですね…
#a2で回答した者です。#a1の回答と私宛コメントに回答致します。
まず、富士通オフコンの歴史を基に#a1の誤解を指摘致します。
Kシリーズの時代の中旬まではパソコン連携はWSCケーブルというケーブルしか接続できず、FM-RというパソコンとWSC接続カードでしか接続できませんでした。NetWareが上陸し、パソコンLANが広まると、オフコンのデータをパソコンに転送し、Excelで加工したいというニーズが高まりました。
これは従来のCOBOLプログラミングでは必要な情報をタイムリーに得られないという経営問題に発展したからです。それに追い打ちを掛けたのが富士通自身がFM-VというDOS/V仕様のパソコンを出荷したことです。ウチの会社にはコンパックがある。それも繋ぎたい。そういったニーズが出てきたのです。最終的にKシリーズはLANでプロトコルもTCP/IPでの接続が可能となりました。これはWindowsNTの出現も大きく影響しています。NetWareではTCP/IPをサポートしていませんでしたから。
それがGRANPOWERと名前を変えると同時にCPUはIntelにするは、逆にWSCの接続は無くなるは。で、OSだけがASPという独自OSのままという製品を出荷しています。
#a1の回答でも誤解されていますが、CPUをIntelにしたからオープン系だと間違えられる方は多いです。
CPUをIntelにする理由は、従来とは違ってメモリが安価になったことから巨大メモリ空間を使った高速で動作するプログラムへのニーズが高まったこと、Oracleなどの有力アプリが開発しやすいといった理由です。
メインフレーム・メーカーにすればUnix機やPCとの連携を強化すればある程度のニーズは吸収できますから。
私宛コメントへの回答です。銀行のオンラインシステムで必要なのはオンラインでのリカバリ機能です。つまり、オンラインシステムがダウンして再起動した際にトランザクションの処理漏れは許されません。機能的にOracleなどはそこら辺が弱いんです。だから、
>古くからあって安定して動いていたものを
>オープン化するには抵抗があるってことですよね?
ではなくて、オープン化できない業務はまだまだ存在しているということです。
東邦銀行の事例もそうですが、自営(オンラインを自前のホストで運用)なら、勘定系は汎用機を使わざるを得ないということになります。
三井住友銀行事例は通信部においてWindowsを使っていますが、勘定系は汎用機を使っています。
こんにちは!
ご丁寧な解説ありがとうございます。
なるほどです。私も大きく誤解しておりました。
またリカバリー機能の重要性もすごく納得出来ました。
本当にとても勉強になりました。
ありがとうございました!
こんにちは!
ご丁寧な解説ありがとうございます。
なるほどです。私も大きく誤解しておりました。
またリカバリー機能の重要性もすごく納得出来ました。
本当にとても勉強になりました。
ありがとうございました!