特に大きな問題はないと思います。
コリジョンは、複数のネットワークアドレスが共存することで増えるものではなく、OSIの低位階層でのパケット数に依存するものです。
http://e-words.jp/w/E382B3E383AAE382B8E383A7E383B3.html
私のところでも、DMZのセグメント等では、社内のプライベートアドレスと、インターネットのグローバルアドレスが混在していますが、問題は起こっていません。
問題なさそうに見えても、いざ、問題が発生した場合にどこが問題箇所か?、原因は何か? 判断つきにくくないですか?
物理的なひとつのネットワーク上に二つ以上のセグメントを同居させるのであれば、VLAN機能など使って、論理的にセグメントを分割しておくのが定石だと思います。
>ルーター直下のハブには50本接続されており、
>全ての末端にはPCが1台接続されます。
>LANの中で起こりうるべき重大問題はありますか。
1. DHCP等のサービスの設定面倒になる。
2. 2つのLAN間の通信によるルータの無用な
ルーティング
3. 接続台数が多いことによる通信速度低下
4. ブロードキャストによる名前解決による
意図しない名前解決。
>素人考えではコリジョンが大量発生しそうな気がするのですが。
UDPを多量に利用する場合、そうなりますね。
さらにセグメント間で通信すると2倍以上になります。
結果としてLANの帯域が減少
理論的には問題なく動作すると思いますが、経験上同様の環境下
で原因不明の(私には原因が追求できなかった)問題、不定期・
断続的に通信が出来なくなる、が発生して困ったことがあります。
その後、2つのLANを物理的にも分離して沈静化しています。
理論的な背景が確認出来ないままで消化不良でしたが、スイッチ
の再起動で問題が解消したりしてましたので、特定のスイッチの
内部処理のバグで不具合が発生するのではないかと推察しています。
以上、論理的に説明できずに申し訳ありませんが、トラブルが
発生した際の原因特定の阻害要因になるかと思いますので経験的
に私はお勧めしません。
似たような環境で動作させていますが私のところでは特に問題は発生していません。
ただ数台程度ですので、台数が増えた場合の保証はしかねますが。
問題といえば両方のネットワークアドレスを判っている人が居た場合、
特に制限する仕組みが無いとどっちのネットワークにも自由に切り替えて接続できてしまうのが
問題といえば問題です。
ブロードキャスト系の通信を除いて、違うネットワークが相乗りしていること自体は特に問題ないと思います。
逆に言うと、DHCP や NetBIOS 系(Windows なファイル共有) あたりのサービスをもし利用されている場合は、いろいろと問題が発生するはず、です。
ただ、問題ない場合であってもトラブルシュートなどの運用上の利便性を考えて、物理的 or 論理的(VLAN)に分割しておくことをお勧めします。
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ハブがスイッチングハブであればコリジョンは原理的に発生しません。
ダムハブだと50台ものネットワークはそもそも遅すぎて使い物にならないでしょうね。
あとはブロードキャスト名通信をできるだけ避けること。
Windows のPCの名前解決なんかがそうですね。WINS を使わないと双方のネットワークがブロードキャストパケットで埋まってしまいかねません。
そのあたりに気をつければ理論上は問題ないですが、個人的な意見としてはある程度の台数になっているので、できればVLAN等でネットワークを分けた方が良いように思います。
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