「事典」と「図鑑」の違いを辞書で調べても、いまいち理解できないので

http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%BF%DE%B4%D5&searc...

goo辞書(三省堂提供「大辞林 第二版」)によると、図鑑とは、

図や写真を中心にして事物を系統的に解説した書物。

と説明されています。

これに対して、事典とは、

(1)事物や事柄を表す言葉を集めて一定の順序に配列し、解説を施した書物。「百科事典」や「人名事典」などのように用いられる。

(2)〔周礼〕国家の諸種の事務を規定した法典。

と説明されています。

どちらも「事物を解説する書物」であることに変わりはありませんが、

• 図鑑は
  • 図や写真が解説の中心をなす
  • 事物そのものが解説の対象
  • 編集は対象事物に対して系統的
• 事典は
  • 図や写真が解説の中心をなすとは限らない
  • 事物を表す言葉が解説の対象
  • 編集は事物を表す言葉の配列に対して系統的

といった違いがあるものと考えられます。

したがって、「歴代の車やバイクなどを詳しく写真入りで解説したものをまとめたもの」なら、

• 車やバイクそのものを開発製造年代順などに並べて、写真を中心として解説するものなら「図鑑」
• 歴代の車名や車種、車格、構造などを表す「言葉」について、その言葉の配列順に解説されるものなら「事典」

ということになるでしょう。

ちょっとややこしいですが、要は、

• 車やバイクそのものを写真や図版で説明する書物なら「図鑑」
• 車やバイクにまつわる言葉を解説する書物なら「事典」

ということです。

「図鑑」は、学研や小学館が出していた小学生のためになる本と言えば、分かりやすいでしょうか。当然、図、写真で分かりやすく理解できるようになっています。

「事典」は必ずしも子供向けになっているとは限りません。

他にも、辞典という表現も字典という表現もありますけどね。

質問文の要旨から僕が抱くイメージは、

事典と言ったら言葉の説明をしてるんだろうなぁ、それに対して図鑑と言ったら、図・絵・写真が沢山載ってるんだろうなぁ、ということです。

事典

百科事典や専門語辞典など、語を手がかりとして、それを名目とする事柄の内容を知らせる辞書。ことてん。

図鑑

絵や写真を中心にしてその事物の実際の形などを示しながら解説した書物。「植物―」

簡単に言えば「語」と「絵」の違いですね！http://q.hatena.ne.jp/1156615361