プラスチックによります。
・水溶性プラスチックの代表はPVA(ポリビニルアルコール)です。洗濯洗剤の個別包装などに使われます。また、ポリエチレングリコール(潤滑剤などに使われます)も水溶性です。分解というより、ほとんど溶解です。
・ガムにつかわれる酢酸ビニルは分解性が高いです。また、脂肪族ポリエステル(ポリ乳酸など)も分解性が高いです。これらは胃液や消化酵素により、条件にもよりますが、ある程度分解を受けます。
なお、生分解性のポリマーにはほかに、たんぱく質(ゼラチンカプセル)などもあります。
普通のプラスチックとして知られている、
ポリスチレン、ポリエチレンなどは生分解は難しいです。熱分解のほうが楽で、エネルギー回収性もいいと思います。
ポリウレタン(合成皮革など)は微妙に分解をうけそうな気がします。
キーボードはポリスチレン系のABSだと思われます。
歯ブラシは・・ポリプロピレンかな?
まず、歯ブラシが外側に曲がるのは寿命ですね。
なんて一般論でごまかさずに
もうちょっとまじめに考えると、
練りこまれている添加剤(可塑剤など)があるとしたら、
水に少しずつとけて細くなったりするかもしれません。
というよりまずPPは、歯磨き粉や歯よりもやわらかいので、
歯磨き粉の研磨粒子などで削られている可能性があります。
ABSは、とても硬いポリスチレン(カセットテープの
透明な容器を考えてください)にゴムの性質を入れて、
触った感じつまり「あたり」がやわらかくなるものなので、
車のダッシュボードなどにも使用されます。
ゴムは消しゴムを考えればわかるとおり
(実際はあれほどではないですが)、
手や爪で磨耗を受けます。
また、ご友人が脂症の場合、おっしゃるとおり皮脂で
膨潤して磨耗が早くなる可能性も否めません。
(いわゆる皮脂の成分は水分、塩分、たんぱく質、脂肪、コレステロールなどでしょうか?こちらは専門ではありませんのであやふや・・)
でもやはり、タッチタイピングの速度が非常に速いなど、
使用頻度が高いことがもっとも大きい問題だと考えられれます。
リモネンの出ている植物性のお友達がいらしたら
とてもさわやかな香りがしそうで会って見たいものですが、
残念ながらホモサピエンスにおいて
体からリモネンが出る可能性は、低いです
(ご本人がまず溶媒中毒になっちゃいますから)。
ご回答ありがとうございます。
やはり磨耗していると見たほうがいいのかもしれませんね。
その知人の食生活を見ると、脂っこいものやジャンクフードを好んで食べるので多少脂性の可能性はあるかもしれません。
しかも人よりも多く仕事をする立場なので使用頻度も高いと思います。
回答ありがとうございます。
なぜこんな質問をしたかと言うと、先日知人が「パソコンを使っているとキーボードやマウスが溶ける」と言うのです。
最初は磨耗によって塗装が禿げてきているのかと思いましたが、明らかにノートパソコンの手を置く所が薄くなっていました。
またその人曰く、「歯ブラシも使っているとだんだん柔らかくなって曲がる」らしいのです。
で、色々調べて、植物性の物質でプラスチックを溶かすリモネンのような物が、人体からも出ているのかと思い、気になって質問してみました。