北朝鮮が核実験に成功したようです。そこである閣僚が「核を持つ議論はあるべき」なる発言がありました。

　非核三原則があるからという以前に、敗戦国である日本には核兵器をもつ権利がないはずです。もしもてば、核拡散防止条約からは脱退することになり、北朝鮮、イラン、イラク、パキスタンなどの悪の国家の仲間入りと世界から見なされます（ちなみにイスラエルの疑惑だけはなぜかオッケーにされていますね・・・・・）。

　ただし、日本は今、隣国に核爆弾の銃口を突きつけられており、下手をすれば史上3発目の被害に遭う危険な状態にあります。この状況を旧連合国が火急の事態であると認め、日本が核兵器を保有することを許可したならば、もつということも選択肢になるかと思います。

　繰り返し述べますが、非核三原則も平和憲法も、もともとそれほどの意味はなく、敗戦国だというところが重要なのです。平和憲法をどう解釈しようと構わないでしょうが、軍備の拡張が許されるかどうか、その事実上の最終決定権は、憲法ではなく、旧連合国、もっといえばアメリカにあるのです。アメリカが「おい、日本調子乗り過ぎてないか」と一言いえば、たちまち日本は悪の枢軸国と世界から位置づけられるのです。