「中国秦朝の時代に、童という字は子供を意味していた」と思われます。典拠は、史記の次の文章です。
既巳 斎人徐市等上書 言海中有三神山 各曰蓬莱 方丈 えい瀛洲 僊人居之。
請得斎戒 与【童男女】求之。於是遺徐市発童男女数千人 入海求僊人
参照:
網野善彦著『異形の王権』の「童形・鹿杖・門前」のなかで、
聖なるものをさしていた「童」が、
その性格を失って次第に「子供」そのものになっていったのは
室町期以降ではないかと述べています。
あからさまな差別民を生み出した時期と重なっています。
ありがとうございます。
技能者をマージナルの者として、非人化したという話はよくあります。
仏教経典では、人と非人と、という表現で人間以外の生物全体、という抽象的な集合語としてだけで使われているようです。
ありがとうございます。
単純な語源的疑問に過ぎませんでした。