街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!“イエ・ルポ”とは、実際に見た家、聞いた話、または自分の家の、ユニークな住まいの工夫やアイデア、習慣や出来事などのエピソードをミニルポ感覚で書き込んでもらう家ルポタージュ・コーナーです。
〈今週のお題〉を見て、みなさんが知っている面白いイエの話を教えて下さい。
※〈今週のお題〉以外の話題のイエ・ルポも常時自由に投稿して下さいね!
※ルポのタイトルをタイトル欄に、ルポ文をコメント本文欄に書いて投稿して下さいね!
イエ・ルポ #001 お題「家の中でのユニークなオキテ」を教えて下さい
→ルポ例はコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20061110
とても頷かされる高尚なオキテ、お爺様の代からの家訓とはおうちに格式を感じます!今では書物もそんなに有難がられない存在になりつつある気がしますが、「人類の叡智を記した尊い物」として大事にされるべきものです。書物を床に置いてはいけない、これは世界共通のオキテにしたいですね。本好きを自称する私ももっと大切に手にしたいと思います!お爺様、ありがとうございます!
-ハザマ-
父の実家は田舎ですから、祖父はただの農家の人だったのだろうと思うんですが、それだけに本の大切さはひとしおだったんだろうと思います。父も学生時代はいわゆる苦学生だったんでしょうね。古本屋出身の本を大切に持っていて、後にそれを私が受け継いで読みました。父の世代の古本ですから、もう活字なんか旧字体だったりするんですけどね。
今の時代は本は娯楽で、流行の本をどんどん読み捨てていくみたいな感じもありますが、こうやって子供の世代に受け継いでいくような読み方をしていったら、今の作品からも、将来古典と呼ばれるような名作がたくさん生まれていきますよね。
書物を大切にする心が文化を育てる。そんな気がします。私も一層、書物を大切にしていきたいと思います。
特に古本、知的にも美的にも貴重なものとして残ってきた本などを見ると、本当に文化の宝物だと思います。残る本は何百年も残りますもんね。
私も本はうちの中でもとりわけ大切なものなので、買ってくると必ずグラシン紙(硫酸紙)気持ちを込められる気がして、儀礼のようにしてます。
〈ハザマ〉
グラシン紙。むかーしの岩波文庫を思い出しますね。父の蔵書にもたくさんありました。心を込めてかけられたグラシン紙は、本への感謝のあらわれですね。私もそれ、儀礼にしたいと思います。
ところで私は、児玉清さんの著書の「寝ても覚めても本の虫」っていうフレーズが大好きなんです。そして、その対極にある寺山修司さんの「書を捨て、町へ出よう」というフレーズ。この間で揺れていた時、ある人がうまいことを言ってくれました。
「本ばかり読んでたらだめだろうけど、本も読めないような人間はもっとだめだよ」
書を読み、町に出る。これからも、そんな毎日を楽しみたいと思います(^-^)
そのお知り合いはいいことおっしゃいましたね。ストンと合点できます。「書を読み、町に出る」、これが正しい人間のあり方だと思います!私の場合「書を求めて町に出る」ことも多いのですが(各所古書店や神保町!)、これも大いにアリですよね!
〈ハザマ〉
これは祖父の代からのオキテらしいのですが、書物は人類の叡智を記した尊い物なので、足のつく所に置いたらバチが当たる、床の上に置く時にはせめて紙の一枚でも敷いてその上に置け、というのがわが家の家訓になっています。
さすがに幼児の時はそんなことは言われなかったので、読んだ絵本はいつも床の上にポイでしたが、考えてみるといつも母が丁寧に本棚などに納めてくれていたように思います。