なぜタバコの煙がこんなにも眼の敵にされますか？

煙害は確かに問題です。

個人の嗜好で他者に危害を与える。いわば反論しようもない一方的な暴力行為に他なりません。

健康を損ない、場合によっては死に繋がる事を考えれば、文字通り「傷害罪」といえるかもしれません。

しかし、「煙草の煙」だけが問題でしょうか。

例えば車の排気ガス。

車社会という便利さ、快適さを優先する余り、他人や環境＝地球という大きな物に対してそれは一方的な暴力を与えているのです。それも何人もの人間が、途切れなく…

では、地球にダメージを与えるくらいなら、見知らぬ他人に暴力を与えても良い？

あるいは他人に暴力を与えるくらいなら…

こうした問題は、「自分の快適さ」と「他人の迷惑」が対を成すため、人それぞれの価値観で比重が異なってきます。

「ＸＸに比べたらＸＸはマシ、許される」

そう思っているのは自分だけかもしれないのです。

目の前に、マナーの心得のない喫煙者がいるとします。

煙を吐きかけながら「お前だって車に乗って、地球に煙を吐きかけているんだぞ」と言われたらムっとしますよね？

でも、それは事実なのです。

だからといって、その喫煙者があなたに煙を吐きかける事は認められる物ではないですよね。

同じように、煙草の害を問題視することで、他の問題行為が認められる事もないのです。

…ってこんな感じで。