溶解度の温度依存性は、基本的には、溶解エンタルピー(溶解時に放出、吸収される熱量)によって決まります。
溶解が吸熱反応の(とかすと冷える)ときは、温度が上がると溶けやすくなり、発熱反応のときは、その逆です。
そして、吸熱、発熱の量(絶対値)が大きいものほど、溶解度は温度によって大きく左右されます。
食塩の溶解はわずかな吸熱反応であり、よって溶解度は温度が上がるにつれ、わずかに増えていきます。
ミョウバンの溶解エンタルピーは調べられなかったのですが、
もしミョウバンを溶かした時に溶液の温度が大きく下がるようなら、ミョウバンの溶解は大きな吸熱反応であり、この説明が妥当であるといえます。ぜひ確かめてみてください。
ただし、焼きミョウバンを溶かした場合、まず水和物ができる発熱反応が起きてしまうため、全体としては発熱反応になってしまうようです。水和物のミョウバンを使ってください。
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