よしながふみの「フラワー・オブ・ライフ」、
藍川さとるの「晴天なり」、
海野つなみの「回転銀河」など。
オムニバスモノというか…
ある話で脇役だったキャラが、次の話では主役であったりするような。そんなタイプの漫画。
(うまく説明できないのですが…
上にあげた漫画を読んだことがある方には
わかるでしょうか?)
こういうタイプの「少女漫画」で、ご存知のものがあったら、教えてください。
(外伝というのはナシで)
「っポイ」や「秋吉家シリーズ」なんかもイメージ近いでしょうか。
わかりづらい質問でごめんなさい。
既にご存知のものもあるかもしれませんが、3作ご紹介します。
緑川ゆきさんの『アツイヒビ』
「アツイヒビ」「花の跡」「寒い日も。」が同じ高校を舞台にした連作です。
「花の跡」に「アツイヒビ」のキャラは殆どでてきませんが、
「寒い日も。」は「アツイヒビ」のメインキャラクターに新キャラの後輩の女の子を加えて、主にその子の視点で話が進んでいきます。
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志村志保子さんの『女の子の食卓』1巻
こちらはそれぞれの話のキャラ同士のつながりはちょっとした裏設定程度のものが多いです。
(2巻まで出ていますが、2巻ではテーマは同じでも完璧に独立した短編集になっています)
けれどもんじゃ焼きの回といちごの回のつながりがとっても良かったのでお勧めします。
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石田拓実さんの『色恋寓話』
同じ大学に通う4人(女3、男1)が代わる代わる主人公を務めます。全4話です。
タイトル通り、グリムとアンデルセンの童話をベースに4人の恋愛模様が描かれています。
上に紹介した2作に比べ、少し見つけにくいかもしれません。
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いくえみ綾の潔く柔く。オムニバスで4巻まで出ています。視点が変わることであたらしいように作品が見えてきてすごいです。大プッシュ。
『かの人や月』は家族のオムニバスもので主人公も代わります。3巻完結。
同じ作者の『バラ色の明日』もオムニバスで、こちらも最高です。いくえみ綾を読んではまったきっかけ。文庫4巻。
田村由美の7 SEEDS。チームが5チームあるサバイバルもので、主人公がいろいろといれかわります。ちょっと少年漫画っぽいかも。暴力描写、虫とか病気とかいろいろあります。が、死ぬほど面白い。
吉村朔実の恋愛的瞬間。文庫3巻。恋愛心理学者の元を訪れる人々のお話で、メインキャラクターはいますがオムニバスです。彼女の作品の中で一番好きです。
萩尾望都の一角獣種シリーズ3篇を収録。どれも秀作です。
うーん、以外と少ないものですねえ。私も全く同じ嗜好を持ってます(よかったらダイアリーものぞいてみてください、恥ずかしいのでリンクはしませんが)。なんか、脇役キャラから見るとこうなっちゃうのかー!みたいなのがすごく好きです。
あと、青年漫画では黒田硫黄の茄子全3巻がダントツにオススメです。参考になれば。
回答ありがとうございました。
また、どれも未読だったもので、うれしいです。どうも、集英社の漫画はほとんど読んだことがないみたいです(マーガレットとか)。
いくえみ綾は、だいぶ昔の短編を読んだっきりなので楽しみです。
ダイアリー楽しく拝見しました。あんてなに追加させていただきました(別のidですが)。
そう、脇役キャラから見ると~っていうのがいいですよね!
『ケータイ電話が人格を持ち、人間のように動きだす』という共通の設定を持つ、短編集です。
全ての話に共通して登場する人物や、微妙にリンクした人間関係が出てきます。(男の子が主役だったら、後の話でその恋人が主役になったり、女の子が主役になると、後の話でその父親や祖父や主役になったり…という感じです)
最終話まで読むと、あるキャラクターの捉え方がまったく変わる点がとても面白かったのでお薦めです。
有名な少女漫画なのでご存知かもしれません。
長編漫画(コミックで21巻、文庫で12巻のはずです)で、主役が入れ替わるということはないので、厳密には質問の回答にあっていないのかもしれませんが、
途中で語り手が変わる場面があります。
同じ場面なのに、それぞれ考えていることがまったく違った…ということもたくさんあります。
「フラワー・オブ・ライフ」「晴天なり」「回転銀河」を未読なので、ピントのずれた回答をしてしまっているかもしれません。ごめんなさい。
でも、秋吉家シリーズのような、多視点のお話は大好きなので、回答させていただきました。
漫画ではなく、小説でも多視点ものはおおいですよね。
回答ありがとうございます。
ケータイくん…も未読でした。試してみたいと思います。
そういう基準だと、僕の…はちょっと違うんです(ごめんなさい)。でも、これはおもしろいですよね、私も昔コミックスを持っていました。
そもそも、秋吉家シリーズを読んだときに、
「話でちらっと出てきた万葉ってこんなんだったんだ~」「あのちっちゃい子がこんなに大きく!」と嬉しかったのが、このテの漫画好きになったきっかけだったんだと思います。
(秋吉家がお好きなら,晴天なりもおすすめです)
質問にあげた漫画を未読と書いてくださったのも、ありがとうございます。
これ以降の回答者さまも、未読か既読かかいていただけるとうれしいです。
>よしながふみの「フラワー・オブ・ライフ」
>藍川さとるの「晴天なり」
>海野つなみの「回転銀河」
全て大好きです!
・「ひみつの階段」(紺野キタ・偕成社ポプラコミックス)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%B2%E3%81%BF%E3%81%A4%E3%81%AE%E9%...
女子校の女子寮におこる、不思議なやさしいものたちの話です。すこしさみしいけどあたたかいお話たちが心地よいです。全て一回完結のオムニバスストーリーとなっています。全てが同じ世代の話ではなく、いきなり違う世代の話がでてきたりもして、それをつなげる先生たちの話もあり、その「つなぎ」を見つけるのも楽しいシリーズです。続編が「乙女は祈る ひみつのドミトリー」として出ています。これが一番おすすめです。
・「Papa told me」(榛野なな恵・集英社ヤングユーコミックス)
かしこい小学生の知世ちゃんとパパは、都会の中古のマンションに住んでいる。ふたりでいることをたまに他の人からなにか言われたりするけど、ふたりはうまくやっている。知世ちゃんとパパの話だけではなく、他の都会で生きるひとたちの話がほとんど一回完結でかかれています。かしこい女の子、大人の女の子(笑)がお好きな人ならおすすめです。
・「デイジー・ラック」(海野つなみ・講談社コミックスKiss)
30になっても、「女の子」である幼なじみ「ひなぎく会」の四人のそれぞれの生活の話です。
・「うるわしの英国シリーズ」(波津彬子・小学館)
少し昔の英国貴族たちの話。前に登場した人物が脇役で出てきたりします。
・「Kissの事情」(海野つなみ・講談社コミックスAmie)
「回転銀河」の元となったシリーズ。ちょっと入手困難ですが、「回転銀河」が好きならぜひとも読んでいただきたいです。
・「バラエティー」(ささだあすか・白泉社花とゆめコミックス)
女友達のそれぞれの話。
以上、楽しんでいただければ幸いです。
回答ありがとうございました!
幸い、どれも知らないものでした。
三冊とも、丁寧に説明もつけていただいて、よみたいなって気持ちがますます…です。
早速読んでみようかと思います。