自民や民主って「自分の党から、できるだけ多くの国会議員を出す」ことが最大の目的のはず。
知事や地方議員を自分の党から出したって国会における党のシェア拡大には寄与しないはず。
どんなメリットを期待して知事を自分の党から出したがるんですか?
いや、特に今年は統一地方選と参院選が重なる12年に一度の年ですから、地方選の結果が参院選に直結していく年なんです。
もちろん単独の知事選であっても、選挙の中で党への支持を広げていくことはできますし、それが大切な選挙戦術になってくるわけですが、とりわけそれが今年は大切、ということです。
重要な選挙で公認も推薦も立てないと、ちょうど舞台などでは活躍していてもテレビに出ない芸人さん達が「あの人は今」状態になってしまうのと同じで、あの党はどうしたんだ、ということになってしまいます。
また、一回公認や支持を立てずに選挙をやり過ごしてしまうと、その時、自分の党の支持者の人たちは、他の政党の候補に票を投じることになるわけですよね。するとそこから他党の支持者に寝返られてしまうこともあるわけです。
また、頻繁に選挙戦を戦うことは、支部や支持団体の活動を活発にすることにつながりますから、候補を立てなければ、そういう党の足腰を強くするチャンスも失うことになります。
そうした様々な点から、政党というものは、地方であっても重要な選挙を「欠席」できないんです。
地方選の結果が国会議員の選挙にも大きな影響を与えます。有権者のわれわれとしても、地方だから国とは関係ないと考えず、自分の春の一票が夏の参院選を左右する結果につながるかもしれないという気持ちで、未来への責任を持った適切な選択をしていきましょう。
>自民や民主って「自分の党から、できるだけ多くの国会議員を出す」ことが最大の目的のはず
この前提自体が間違ってませんか?
(俺はどっちの党にも所属した事ないからしらんけどさ)
地方政治はどうでもいいの?
そんな事考えられないけど・・・
TomCat様がおっしゃるとおり、春の統一地方選挙から今夏の参議院選挙につながるので、主要政党は面子をかけて戦うと言う事と、東京都という大都市での選挙なので
無党派層を早くから取り込んでおきたいという事もあるでしょう。
もうひとつの観点で見ると東京は首都という側面があるからです。
国の治安維持を保つためには特に東京都の協力が不可欠です。もし、有事や大災害が東京に発生すれば、内閣総理大臣といえども、東京都知事の協力がないと首都を
守る事ができません。
つまりは自民党にとって、東京都知事を自党の推薦で出すのと出さないのでは、今後の有事に対する行動が変わってくるのです。
ですから、他の46都道府県よりも東京都知事を味方につけるかつけないかで首都を守る上で大きく戦略が変わると思います。
なんたって、石原都知事は銀座に自衛隊の戦車を走らせる人ですからねえ…
政党が地方自治体の首長候補を推薦したり支援したりするのは、当選後に自分たちに有利な資源配分をしてもらうことを期待しているからでもあります。
当選後、知事は支持の見返りに支持者たちの望む政策を立案したり、税金の使い道を決めたりします。支持政党はこの際、政策の内容や資源配分の方法に口を出すことができます。知事が言うことを聞かなければ、議会で反発したり、次回の選挙で対立候補を出すなどの脅しという手段が考えられます。
このようにして自分の党に有利な政策を作らせれば、その党に対する国民の評価が上がり、最終的には国政に影響を与えると考えられます。
それから、国会議員の選挙運動で活躍するのは地方議員たちです。日頃地元で活動することの少ない国会議員に代わって、地道な票の掘り起こしをするのも地方議員の大切な役割の一つといってもいいでしょう。ですから、知事や地方議員を自分の党から出すというのは、国会議員の選挙で勝利するために必要なことと考えられます。
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