思考回路や、解決に至る流れを教えて下さい。
自分は自分が知らないことに関するレポートをまとめる際は、wikipediaで概要把握→方向性に当たりをつけてデータ収集(必要ならば書籍購読)→レポートをまとめるという方法で当たっていました。
ITコンサルタントであれば、知らないことを常に身に着けるのが常識であり、それが当然と思う覚悟が必要です。
IT分野であれば、何かひとつを深堀りすれば他のものも、大体わかるようになります。
業務分野であれば、業務知識で勝負をしようと思わないこと。
ただ、本質的な問題が何かを考える事が重要です。
なぜ、そうするのか。
なぜ、その指標を使ってマネージメントしているのか。
などです。
コンサルタントの本質は考える事なので、知っている、知らないというのは本質的な問題ではないので、自信を持ってとことん、考えてください。
ITコンサルでもたぶん分野がある程度決まっていると思うのですが…。
まずはそのあたりの基礎知識はいくらでも勉強できます。サーバとかネットワークとか。
http://www.atmarkit.co.jp/index.html
あたりが無料のサイトとしてはよくまとまっている方です。
とにかく用語だけは頭に入れましょう。少なくとも後から調べられるように記憶できるだけの用語に関する知識は必須です。
次にコンサルは基本的にはクライアントの本当にやりたいことを引き出して自分の知識や与えられた条件を元にいくつかの最適(に近いと思われる)回答を出すのが仕事と考えて差し支えありません。
ですから実は知らないことがあったら、それはどういうことですかと素直に聞ける(でも相手に何にも知らない馬鹿かこいつは、と思わせない程度に)のが優れたコンサルタントの第一歩です。相手の仕事の中身なんかわからなくて当たり前なのでそこはいかにうまく相手の潜在的な悩みを引き出すかがポイントになります。
逆に妙に知識をひけらかしてクライアントが言ってることを曲解するのが最悪ですね。
考える部分に欠かせないのは論理的な思考力ですね。簡単なところではきちんと5W1Hを押さえて三段論法で組み立てていくとでも言えばいいのか。
意外にそういう当たり前のことができない人が多いんですよ。これはもう訓練あるのみ、例えば新聞記事を読んでもテレビを見てもこれはどういうことなんだろうと論理的に解釈する習慣をつけることです。
回答ありがとうございます。
基礎知識を仕入れ、それにクライアントから頂いた情報を組み合わせて自身で筋道を立てて行くということですね。
論理的思考力についても鍛錬を続けたいと思います。
ITの場合は「知っている」「知らない」が重要でしょうが、戦略やビジネスコンサルティングになると問題解決が仕事になるので、「知っている」「知らない」はその知識によって時間的に効率化できる(かも)と言う程度にしか役立たないと考えたほうがいいと思います。
「自分たちが取り組む事柄に対して必要なことを考える」
それをひたすら続けることがことが肝になります。
思考としては、ベタですが、"So What?""So Why"を常に考える習慣を身に着けておくことが必要でしょう。
加えてそのときそのとき必要な知識を効率よく身につける技術や、(詳しい人とのコネクションも含めた)データベースアクセスも確立しておくといいかもしれません。
回答ありがとうございます。
So What?、So Why?で考えを深めていくのは自分が英語討論で議論を深めて行く際にも良く利用しました。
コネクションを含めたデータベースアクセスを確立するということにも注力したいと思います。
とあるITメーカ系コンサルタント会社のコンサルタントに聞いた話しです。
特に地方のお客様の仕事を請け負う時は必ず地元の図書館で調べ物をするんだそうです。とくにその地方の地方史、地元出身の方に関する書籍、役場の作った統計資料が揃っているからで、IT技術だけでコンサルティングを進めると必ず失敗するからと言っていました。
同じ会社で高度情報化戦略を得意とする方も一般企業を担当する方も同じことを言っていました。地域特性と住民の特性や産業特性が解らないとコンサルタントはできないって。
もっともその後にオチがあって、SEや営業の提案はできるけどって私への皮肉を付けられてしまいましたが。
回答ありがとうございます。
バックグラウンドの情報を集めることも重要ということですね。
1年目であろうが、10年選手であろうが、あらゆる分野にたけている人はいません
またその分野のトップであったとしても、トップだからこそ見落とすことはよくあります
さらに、知らないことは実は武器になります
新たな視点で見ることができます
知らないより、知っている、わかったふりをされる方が、企業としては困ります
何を知っていて、何を知らないかを把握していることが、非常に重要です
ただ、知らないより、知っている方が話が進みやすいのは事実です
ネットである程度の情報は得られますが、全ての鵜呑みにすることは間違いです
ネットや本だけでなく、リアルな声に耳を傾けること、きっちりと話をしてもらうことが、何よりも重要です
クライアントの声を聞き出す、表面上ではなく、本質を聞き出すことができれば、解決方法はおのずと見えてきます
頑張ってください
回答ありがとうございます。
皆さんの助言をまとめると、深くヒアリングして、考えるしかないという方向に向かって行きそうですね。
考える手法とかテクニックは上で皆さんが解説されているし、その手の本もいくつかあるので、ここでは私が今まで何人かの後輩に話した訓練法の一つを初回します。
コンサルタントに求められる資質のひとつに「答えを出す」というのがあります。顧客から何かを聞かれて「わかりません」とか「いろいろあります」ではダメで「答え」を言ってこそ付加価値がでます。
ここでいう「答え」は別に絶対に正しい答えである必要はなく、その場面および回答者にとって論理立てて説明できる答えであれば良いようなものです。「答え」というよりは「返事」に近いものと考えて下さい。
で訓練法というのは、常日頃から自分自身でいろんな問いを設定し答えを出す訓練をするというものです。例えば、今日の昼飯は和食か洋食かという問いを設定して、それに自分で和食という答えを考え、なぜ和食なのかというその説明を論理的に整理する。朝新聞で某会社が経営危機で大企業に支援を頼んだというような記事を読んだら、その場で自分ならばこの支援にYesかNoかを考えて、その理由を筋道たてて文章化します。
これろ繰り返していくと、いざというときにでもとっさに答えが出せるようになりますし、またその根拠を論理的に示すための論理的思考力がつくようになります。
たぶん、最初のうちはまともな問い(現実にありそうな問い)を設定することすら出来ないと思いますが、これも慣れです。慣れてくると仮説設定力がついてきますので、より現実的なあなたが担当する分野で実際に直面するような問いを設定出来るようになるはずです。
文章だとわかりにくいですがご参考までに。
回答ありがとうございます。
ナレッジマネージメントの質問ではお世話になりました。
論理的な「答え」を出すこと、その論理を鍛える為には練習を積むことが大切だということですね。
日経の一面から問題を作ってみるようにしようと思います。
業務知識を鵜呑みにするのではなく自分で考えるということですね。
回答ありがとうございます。
その自分で考えるの中身が難しかったりする訳ですが・・・上で自分のパターンを示しましたが、最初に取り入れた知識でその後の思考の幅が影響を受けることが多々あるもので(影響を受けることとそれを自覚して修正を加えることはまた別ですが)